【医師監修】赤ちゃんの症状で緊急度がわかる!予防接種の副反応が出たらすべきこと
予防接種後の赤ちゃんの様子を見て「これって、副反応?」と思っても、その見極めはとても難しいもの。ここでは、副反応の症状とその緊急性、対処のしかたについて、小児科医の山中龍宏先生に解説していただきました。
この症状はどうすべき? 緊急度別チェックリスト
夜間でも救急車などを呼んで受診すべき症状か、経過観察をして診察時間内に病院に行けばいいかなど、緊急度別に副反応の症状をまとめました。受診の参考にしてください。
□救急外来を至急受診するべき症状
以下の症状がある場合は、緊急を要します。診療時間外でも救急車などを呼んで、夜間救急へ。
☑39度以上の高熱でぐったりしている
☑呼吸困難、けいれんを起こしている
☑意識がもうろうとしている
☑吐きけがある、苦しがる
など、様子がおかしい
□診察時間内なら受診したい症状
軽い症状でも、数日続くなら診療時間内に受診を。
☑発疹(ほっしん)や水疱が出ている。38度以上の熱が2日以上続く
☑接種した腕がひじを越えて腫(は)れた
☑わきのしたや首の後ろが腫れた
☑いつもとは違う、気になる症状がある
☑機嫌が悪い
□自宅で様子を見てもいい症状
赤ちゃんの症状は、急変することがあります。気になったらすぐに受診を。
☑接種部位が赤く腫れた
※BCG接種後、1週間以内に腫れた場合は受診を。
☑発疹が出た
☑発熱した
☑下痢をした
※上記はあくまで目安です。心配なときは自己判断せず、受診してください。
万が一、赤ちゃんが緊急を要する症状になってしまった場合のために、救急車の呼び方などもチェックしておきましょう。何もないに越したことはありませんが、接種による副反応に限らず、赤ちゃんはいつ具合が悪くなるかわかりません。不測の事態になったときに、どう行動すべきか確認しておくと、冷静に対処できて心強いでしょう。(文・ひよこクラブ編集部)
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初回公開日 2018/09/20
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