1. トップ
  2. 赤ちゃんの子育て・育児
  3. ママ友づきあいで赤字。どん底で気づいた、貯まるマインドとは[ピンチは貯まる分かれ道#1]

ママ友づきあいで赤字。どん底で気づいた、貯まるマインドとは[ピンチは貯まる分かれ道#1]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

GF days/gettyimages

マネーライター・FPの大上です。
仕事柄、毎日のように貯まる人を取材していますが、いつも驚くのは貯めている人ほど過去に家計の大ピンチを体験しているということ。苦しい状況でも逃げずに、お金と真剣に向きあったことが、その後の貯蓄を大きく伸ばす力につながっているケースが非常に多いのです。

このシリーズでは、そんなピンチをチャンスに変えた達人を紹介。普段の生活に潜むリスクや、貯まる暮らしを支える“根っこ”は何かを探ります。

今回登場するのは、埼玉県で暮らすパート主婦のUさん。
Uさんは幼稚園のママ友づきあいに悩み、そのストレスで、家計だけでなく体調も大きく崩すピンチに陥りました。心の悲鳴がUさんにもたらした悲劇。そして、そこから貯蓄を5倍に回復させたある覚悟とは。

「子どものために」で交際費がノンストップ!

「娘が幼稚園に入ると、ママ友ができて交友関係が一気に広がりました。子育ての情報も交換できるし、おしゃべりすること自体が最初は楽しくて。特に、子どもの仲がいいママとは自然に仲良くなり、子どものためにもなるべくいい関係でいるのも私の役目と思い、せっせと付き合いに応じていました。

次第に固定メンバーのグループができ、ランチやイベント、買い物に『みんなで一緒にいかない?』と誘われる機会が増加。うちだけ断るのも子どもがかわいそうだし、最初は楽しく参加していました。が、付き合ううちにわかったのですが、みんな我が家よりお金にゆとりがある人ばかり。ランチもワンコインとはいかないし、“あのパン屋さん、寄ってみない?”と言われれば、流れで付き合うことになる。みんなが買うのに、自分だけ買わないのもなんだかその場の空気を壊しそうだし、ケチケチしていると思われるのも嫌だったので、欲しくなくても買ってしまう。そんなことがどんどん増えていきました。

我が家は当時収入が少なく、1000円のランチでも高すぎるぐらいだったので、だんだん誘いそのものが負担に。それでも『これも子どものため』と言い聞かせて付き合う日々。交際費が増えた分、食費や日用品を削ろうとしてイライラし、さらにストレスが重なっていきました」

家計がついに赤字に。原因不明の吐き気と腹痛も

「やがて、自分や子どもの服や持ち物のレベルも、周囲に合わせるようになり、交際費以外の出費もどんどん増加。

ついに貯蓄ができなくなり、赤字をボーナスで補填するようになってしまいました。明らかに私の出費が原因なので、夫に申し訳なく、罪悪感で通帳を開くのも辛かったです。残高が減っていくのが不安で、その頃から体調も崩してしまって……。原因不明の吐き気と腹痛に悩まされるようになりました。

食事があまり取れなくなり、体重も10kg以上ダウン。病院でいろんな検査を受けましたが、結局病名はつかず。多分、ストレスでしょうということでした」

「自分と家族のためにお金を使おう」と決めたら、すべてがうまくいくように!

「体は辛かったのですが、体調不良を理由にママ友と距離をおけるようになれたのは幸いだったかもしれません。精神的な負担がなくなり、交際費もなくなったことで家計と気持ちにゆとりを取り戻せたからです。

元気のない私を夫や子どもが優しく励ましてくれたり、あれこれ手伝ってくれるのも、申し訳ないのと同時に嬉しくて。家族のありがたみをしみじみ感じました。

もう、無理や背伸びをするのはやめよう。お金と時間は誰かに合わせて使うのではなく、家族や自分が幸せになるために使っていこうと、かたく決心しました。
そうしたらすごく楽になって、体調も徐々に回復。自分が納得できるお金の使い方を真剣に考えることで、無駄な出費が激減し、赤字もすぐに解消しました。貯蓄も0円から1万円、2万円と徐々にアップ。今では毎月5万円の先取り貯蓄ができるまでに! 出費は減ったのに、暮らしの満足度は上がり、やりくりにも前向きになれたのです!

子どものためにと思っていたけれど、ママ友と疎遠になっても子ども同士は仲良く遊んでいたし、困ることは何もなかった。結局、子どものためと言いながら、自分が周りからよく思われたかっただけだったような気がします。

娘も小学校に上がった今、当時のママ友とはクラスも離れ、会っても挨拶する程度に。一体、なんのために無理していたんだろうって思います(笑)」

関連:節約より絶対貯まる! ムダを減らしてお金を増やす、毎日の小さな習慣

「人は人」と思えたことが、突破口に

体調を崩してしまったものの、心のゆとりは取り戻せたUさん。そこで、「自分が本当に優先したいお金の使い道は何か」を考えたことが、家計回復を支える柱になりました。

ママ友づきあいに限らず、「モヤモヤする出費」「ストレスを感じるお金の使い方」は家計も、自分自身もむしばむ原因に。たとえ少額の出費でも、心のノイズが聞こえたらうやむやにせず、早めに取り除くことが、見えないリスクやムダを防ぐことにつながります。

■監修・文:大上ミカ
マネーライター・FP。(株)カクワーズ代表。生活情報誌を中心に、家計管理やお金に関する情報を取材・執筆。これまでに取材した貯まる人は延べ1000人以上。数々の貯まる人の共通点を発見し、雑誌や書籍、セミナー等で貯まる暮らしを作るアドバイスも。最新著書に「収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法」(リベラル社)。

■おすすめ記事
子どもの医療保険は必要? FPが答えます

子育て・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃんの子育て・育児の人気記事ランキング

関連記事