子どもと笑顔でいるために!外勤から在宅へと模索した、私の働き方改革と保活
3歳育児中、ライターの宮本真知です。出産後は企業に勤めていましたが、体が追いつかなくなり退職。今はライティングをメインに活動しています。そんな私の保活・仕事復帰は、ともかく「やればどうにかなる!」の“ごり押し”でした。
子どもと離れたくて就活開始 派遣会社でなるはや就業
私が仕事復帰したきっかけは、育児疲れ。しかも、生後4ヶ月でギブアップです。「このままだと、子どもに八つ当たりしてしまいそうな自分が怖い」と思いました。
そこで、以前から登録してあった派遣会社に、お仕事の紹介をお願いしました。以前お世話になった派遣会社の営業の方は、とても親身になってくれて、育児との両立に理解のある会社を紹介してもらい、1社目の面接でお仕事が決まりました。
その上、お仕事開始まで1ヶ月の準備期間をいただけました。この点は、派遣会社の方々、就業することになった会社の方々に本当にご配慮頂いた結果でした。
就業までに、まずは保育園申し込みの必要書類を提出しました。そしてすぐに自治体のホームページで認可外保育施設をチェックし、見学の申し込みをしました。
認可外は“月7万円” はやく認可保育決まってくれ!
認可外保育施設は、以前は保育園として運営していたところでした。先生もベテランの方がそろっており、施設に安全対策がされていましたので、実際に目で見た上で、安心して預けることができました。
その認可外保育施設は調理場がなく、ミルクや離乳食が持ち込みになること、荷物を置いておけないことがあり、毎日パンパンのトートバッグを2つぶら下げて、子どもを抱っこして通っていました。
保育園が駅前だったこともあり、毎日通勤時間帯のバスで子どもと荷物をぶら下げて通うのは、周りにも気を遣いますし非常に疲れました。しかし一番びっくりしたのは保育料です。月7万円超え。認可外保育施設の利用証明書を提出していたので、認可保育園に入れる日を毎日待ち望んでいました。
自分の時間がまったくない毎日の末、“本末転倒”に
認可外保育に預けて3ヶ月。やっと認可保育から声が掛かり、転園ができました。広い教室と園庭を見て、「さらに良い環境を子どもに与えられる」と安堵しました。
しかし、認可保育でも問題が。施設が家に近くなったぶん、会社から保育園の距離は遠くなりました。朝は、預け時間のスタートと同時に預けて会社にギリギリ間に合う、夜は会社を飛び出してギリギリお迎え時間に間に合うという毎日でした。常に時間に追われているため、時間を理由に子どもをしかりつけることも増えました。
子どもと笑顔で接したくて仕事を始めたのに、仕事に行くために子どもをしかる生活になっていたのです。これに気付いたとき、就業が問題の解決になっていないことに気付いて仕事を辞めました。
時間を理由に、毎日子どもを怒りたくない。その一心で、今は家でできるライティングの仕事に就いています。全くの初心者だったので、完全に手探りの状態から自宅仕事を始めました。約1年経った今、どうにか仕事になっていますし、子どもと毎日ごっこ遊びをしながら、散歩のように送り迎えできています。仕事を変えても、どうにか保育園の審査には通り、認可保育を継続してもらっています。試行錯誤の中で、やっと子どもと仕事のバランスが取れてきました。
[ 宮本真知 * プロフィール]
一児の母。妊娠による退職、妊娠糖尿病、20時間の出産、母乳ノイローゼ、保活に失敗と、つまずきだらけの育児を経験。今は子育てと仕事の両立に悩む日々です。悩んだからこそ、失敗したからこそ学べたことをお伝えします。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。