2人目はどうする?しばらくは子ども優先?働くママの「キャリアアップ」の悩み
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子どもが生まれる前と後ではキャリアへの考え方は変わった?今後の目標は?2人目はどうする? など、先輩ママ4人が現在の仕事と今後のキャリアについての考え方を率直に話し合いました。
今は子ども優先!でも、キャリアは諦めない!
5歳と1歳のママKさんは、小さいうちは子どもが最優先と語ります。
「仕事も、母としても、生涯現役でいきたい。ただ、キャリアアップすると仕事量が増えて子どもとの時間が取れなくなるので、手がかからなくなった段階で今の仕事の認定資格を取ることを考えています」。
1歳の女の子のママSさんは、
「子どもがいなかったらもっとたくさんの仕事ができていたのに…と思うこともありますが、子どもがいるからこそ感じられる喜びはかけがえのないもの。
これからキャリアで悩むこともあるかもしれませんが、最終的に“子どもがいるから楽しい”と思えるなら、どの道を選んでもいいと感じています」語っていました。
2人目の可能性は早めに伝えたほうが◎
育休を経て復帰したものの、2人目のタイミングに悩むママも多くいます。
1歳の女の子のママIさんは、4月に職場復帰して年末に第2子の妊娠が判明。約1年の勤務を経て2回目の産休に入ることになりました。
「1人目の育休中に上司が変わったこともあって、職場復帰の2ヵ月前に面談をお願いしました。
上司にとって一番不安なのは、私がどういう人物で何ができるのか、家族のサポート体制はどうなっているのか分からないことです。私の情報を率直に伝え、その時に『第2子の妊娠も考えています』と言いました。全てオープンに伝えていたおかげで、1年しないうちに第2子の妊娠が分かった時も、スムーズに報告できました」。
子育てを機にキャリアチェンジする道も!
出産を機に、新しいキャリアを切り拓いたママもいます。8歳と4歳のママSさんは、子どもが生まれたことで価値観が変わり、社会に関する新たな問題意識が生まれたそう。そして下の子が3歳になったタイミングで、その問題を解決できる外資系企業に転職しました。
「今の会社はとてもフレキシブルで、iPadとiPhoneさえあればどこで働いてもいいという環境です。とてもオープンな職場なので、長男はうちのオフィスに遊びに来て、アイスを食べながら『ママ遊んでいるのか働いているのか分からないね』と言って私の仕事ぶりを見ていたこともあります(笑)。
外資系は特に、子どもが病気になった時なども柔軟に対応してくれたり、子育て中の女性への理解があるところが多いので、そういう会社を見つけて転職するのも一つの方法だと思います」。
ライフステージの変化に応じてキャリアをうまく作っていくことは、日本の競争力を維持する上でも大事なことだと語るSさん。ママたちに心強いエールを送ってくれました。
この記事では、2018年3月に開催された「たまひよカレッジ 育休復帰準備1Day講座」にて行われた「先輩ママトークセッション」から、役立つ内容をピックアップしてご紹介しました。
「たまひよカレッジ」は、「ママになっても・パパになっても学びたい!」を実現する学びの場です。
今年も3月2日(土)に立教大学 池袋キャンパスで開催決定!
午前は育休復帰準備講座、午後は絵本を通して自己肯定感について考える子育て講座です。ママとパパが赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。興味のある方は、ぜひチェックしてください。
(文・たまひよカレッジ運営事務局)
※先輩ママの子ども年齢は、イベントが開催された2018年3月時点のものです。