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今から始めよう!子どもが独立した将来に備えた整理術

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kazoka30/gettyimages

子育てのお話しから少し遠くなりますが、ぜひママ達に知っていただきたいことがあります。今まさに実家の片付けが問題になっているのはご存知ですか?少し重い話になるかもしれませんが、遠い将来ママ達も同じ経験をする可能性があります。今回は、そんな実家のお片付け問題から考えられるこれからの整理術について、収納コンサルタントの有賀照枝さんにご紹介いただきました。今起こっている現実に少し耳を傾けていただければ幸いです。

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有賀 照枝
収納コンサルタント・ライフアレンジニスト
株式会社ハート・コード代表取締役。部屋磨きは自分磨きをモットーに家事代行サービス・整理収納事業を展開。著書に「片付けが苦手な子が驚くほど変わる本」(青春出版)
HP URL:https://www.heartscode.com/

なぜ実家の片付けが問題なの?

今のママ達の世代でもなかなかモノを手放せない方は多いかもしれませんが、ご両親の多くは、それ以上にモノを手放すのが苦手な方がたくさんいらっしゃいます。そして、モノを手放せないことで、実家の片付けが問題になっているのです。その理由を2つの視点から見ていきたいと思います。

育ってきた社会的背景

小さい頃は今の時代のようにモノに溢れていた幼少期を過ごしていないので、社会人になってモノを購入することがある意味“ステータス”だったという時代背景もあります。バブル景気という言葉を聞いたことはあるかと思いますが、車や洋服、バッグや時計など比較的高価なモノを買い、「捨てる・手放す」という言葉が今のようにあまり世間にはありませんでした。高かったから、「いつか使うかも」などという心理的ハードルが邪魔をして、自分のモノだけではなくて子どものモノも手放すことが苦手な方も多くいます。

“子ども可愛さ”からくる親心

「子どもが進学や就職、結婚などで実家から独立したら部屋も狭く荷物の置き場所も少ないだろう」「子どもの荷物を実家においておけばまた取りに帰ってくるだろうから子どもの顔も時々見られるだろう」という子ども思いの優しい親心がアダになってしまうケースも多いのです。ですが、「子どもは予想に反して日々の暮らしに忙しがってなかなか実家には顔を出さない」「それならばセカンドライフを楽しむために子どもが使っていた部屋を趣味の部屋、書斎にしようと思ったけれども、子どもが置いていった荷物が邪魔で夢叶わず…」そんな悪循環に陥っている現実があるのも事実です。そして、もう少し時が先に進むと、離れて暮らすご両親が亡くなった後の実家の荷物整理が時間的、金銭的、労力的等の理由からなかなか進まないことが原因で、実家の活用や売却等をすることができずに放置され、行く果てには空き家問題等に発展します。実家に残した自分の荷物の整理も、巡りめぐっていずれ対処しなければならない現実が待っています。

今の子育てが将来自分の首を絞めないように

社会的背景は今のママ達とご両親とは大きく異なりますが、後者の「親心」については、今のママ達にも大いに当てはまる可能性大です。“子ども可愛さ”から、子どものモノ、例えば子どもが描いた絵や作品などが手放せないママもたくさんいらっしゃるのも現実です。もう少し子どもが大きくなると、ランドセルや体操着、制服が手放せない、なんてことも。今のママも将来、ご両親と同じ対応をとれば、同じ実家の片付け問題の道をたどる可能性も無きにしもあらず、です。決してすべての人に当てはまるわけではありませんが、いつまでも子どものモノが手放せないママの多くは、将来子離れが出来ない、空の巣症候群に陥りやすくなる可能性もあると考えてください。手放せないモノには手放せない方の感情がくっついていて、その感情が邪魔をしているのです。子どものモノなのに手放せないのは、子育てを終了したことを認めたくない、手放したら寂しい、不安などというママ自身の気持ちが手放せないのかもしれませんね。

将来に備えた整理術

そういう状況に陥らないようにするためにも、今からできる心の準備と対策を少しずつ始めておくと良いのではないかと思います。モノの整理をしながら心の整理も一緒に訓練していってくださいね。

ママが大事にしたいと思う子どものモノを「宝箱」へ

ある女優さんが、子どもの結婚を機に“子育て終了宣言”をされたそうです。その宣言と同時に、ママが大切にしてきた子どもとの思い出グッズを「宝箱」に入れて手渡ししました。その宝箱には「初めて歩いた時の靴」「初めて子どもに編んだ手袋」など、子どもとの大切な思い出を何年も見直しつつ、厳選したモノ数点を納めたそうです。遠い将来、この日が来たら子どもに愛情をたっぷり与えて育てた証を手渡して子育てに一区切りをつけ、自分自身のセカンドライフを歩むためのきっかけとした旨の話をされていました。大変ステキなエピソードだと思いますが、ほかのママ達にも大いに参考になるのではないでしょうか。もちろん、モノではなくて日記や写真などでも良いでしょう。子どもの成人式、学校卒業、就職等、ママの心の中で区切りとなる日をひっそりと決めておくと良いと思います。ママのお気に入りのボックスに子どもへの愛情をたっぷり込めて宝物を収めましょう。

子どもが独立する時には実家に荷物を残さない

先にも書きましたが、子どもが進学や就職、結婚などで家を出る時には、極力子どもの荷物を実家に残さないようにするのがおすすめです。自分のモノは自分で管理をするのは大人としてもちろんのこと、ママ達にとっても次の人生を考えたり行動に移したりする上でも身軽になれます。もし荷物を預かることになっても、期限を決めて預かることが大切だと思います。「実家にまだ自分の荷物を残している」と、心当たりのあるママはぜひご両親と相談してみてくださいね。ちなみに私の場合は、結婚を機に自分の荷物をすべて実家から引き上げたり処分したりしましたので、実家に自分のモノは何ひとつありません。

エンディングノート・マイノートを書いておく

「え?もうエンディングノート?早いんじゃないの?」とビックリされるかもしれませんが、早すぎることは何ひとつありません。身近な人が何を考えていたか、どう思っていたか、ということは、分かっているようで意外と理解していないものです。頭の中のことは書き出しておくのが一番。客観的にご自身のことも見つめることができる方法でもあります。市販のエンディングノートを使う場合は、全部の項目を埋めなくていいので、書けるところだけでも書いてみてください。また、お気に入りのノートなどに、うれしかった出来事や我が家のレシピを書き留めておいたり、好きなファッションやアーティストの切り抜きをスクラップしたりしておいても良いと思います。ぜひ「あなた」が垣間見られるノートを作ってみてください。

関連:もし、余命宣告されたら…。あなたなら何をしますか?

日々の子育てに一生懸命なママ達にはまだまだ現実味を帯びて考えてみることが難しいかもしれませんが、頭の隅にでも置いておいて頂けると嬉しいです。想定外の出来事が想定内になって心のゆとりが多少違うのではないかと思います。片付けに関する問題は、一生にわたってあらゆるシーンで付きまとってきます。もし少しでも今日から始められることがあれば、取り掛かってみてくださいね。

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