私のまわりの「働き方改革」ー現実は迷惑してるママも?
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【3月6日は36(サブロク)の日】法律を違反した長時間労働をなくそう!
日本労働組合総連合会によって3月6日が「36(サブロク)の日」に制定されました。記念日として認められたのは2018年末。2019年が初となる記念日です。
法律で定められた労働時間である原則1日8時間、1週40時間を超えて従業員に残業や休日出勤をさせるには「36協定」を締結しなくてはいけません。2019年4月1日から改正労働基準法が施行されることもあり、この「36協定」をより広く知ってもらい、長時間労働をなくしていくのが「36(サブロク)の日」の目的です。
会社は有給取らせたいのに、取れない現実が!
今まで当たり前のようになっていた残業や休日出勤などの長時間労働をなくす「働き方改革」がいろいろな形で進んでいます。
ママの中にも「働き方改革」の浸透を感じる瞬間があるはずです。一方で「働き方改革」が進められているはずなのに、全く変わらない労働環境にモヤモヤしていることも?
『ウィメンズパーク』のママたちがリアルに感じる「働き方改革」の現状とは?
「働き方改革により会議やオフィス出勤が必須な時間以外はずーっと家にいる夫。私は朝6時に起きて子どものお弁当作りだのバタバタしているのに、夫はゆっくり起きてきて、朝ごはんは?ジャケットは?アイロンは?食器洗いやってないね、洗濯機回せ、などずっと話しかけてきます。夜も帰宅後ごはんを食べるだけ。
暇なもんだから子どもにグチグチ言って喧嘩になったり、険悪になったりして、ロクなことがありません。口うるさくて役に立たない男が家にいても家族が大迷惑なだけ!」
「残業しちゃいけないと言われ、18時半に帰られても…
主婦業に働き方改革はないわけで…
夫婦でも、離れてる時間は必要(ハート)ってことですよ。
会えない時間に愛を育てるタイプなんで(笑)」
「働き方改革」により夫が家にいる時間が増えたものの、ただ面倒が増えるだけ?
確かに家にいても家事育児を手伝ってもらえないのは困りますね。
でも改革が行き届いていないところもまだまだ多数。
「妻子がインフルエンザで寝込んでいるときくらい、休ませてくれとまでは言わないけど、せめて残業無しで定時で帰らせてよ…むしろこんな日に2日連続飲み会とか、嫌がらせ?」
「男性も女性ももう少し気軽に休みをとれるような環境にならないと、子どももおちおち産んでいられない…」
「うちの夫は飲み会には行かないけれど、出張が多すぎです。
働き方改革で若い人は残業減っていいだろうけど、とばっちりが中堅にきている気がします」
若手は残業ナシ、有休もとれるけど、減らない仕事のしわ寄せがマネジメントの管理職にきているだけという話も……。
「4月から有給休暇義務化が始まりますよね。私の会社では10月から今年度中に2回有休消化しなくてはなりません。しかしなかなか休みが取れません!
希望を出した日もインフルエンザで休みの人がいたり、他の人の有休や研修などと被ったり健康診断の再検査の人たちがいたりで、休めません!今年度中に2回取得が不可能です」
「私の部署は有休取りづらいです。上司を筆頭にみんな取ろうとしません。がむしゃらに働くのが美徳のようになっています。私も何度も、急な業務の依頼で有休を潰されてきましたが、あるときキレて、私にもプライベートがある!計画的に仕事せい!!とハッキリ言いました」
制度だけは決まったものの、組織が追い付くのはこれからでしょうか。
またこれも「働き方改革」のひとつ?
コンビニやファミレスの24時間・年中無休も見直されてきていますよね。
「コンビニは24時間営業が当たり前の日本だけど、この先も日本がその経営で安全安心とは限らないし、働き方改革とか言われている今の時代に、オーナーが休みがとれない働き方って何気にブラックだなという印象も…」
「私の地域のコンビニは22時に閉まりますーーー涙。そして朝は6時から。地域の条例で深夜営業はしてはいけないのです。
今の地域に引っ越してきて、最初はコンビニが夜閉まるなんて不便なと思いましたが、今では全く問題ありませんでした…
若者がたまる事もないし、子どもの育成にも健全でいいですよ。
学生の街だったら必要なのかもしれないですが、どこもかしこも24時間の必要はないかなと思います」
オフィスワーカーだけでなく、接客業にも、医療職にも、そしてママにも! 日本全体に「働き方改革」が広まるといいのですが。
(文・古川はる香)
■文中のコメントは口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。