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離乳食の卵の与え始めが離乳 初期 (5〜6カ月ごろ)からに。国の指針が変わった件について、育児雑誌「ひよこクラブ」はどうするか?

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日本の赤ちゃん女の子ベビーフード食事
ziggy_mars/gettyimages

厚生労働省が策定し、各自治体が授乳・離乳食指導の指針にする「授乳・離乳の支援ガイド」。2019年春に12年ぶりに改定され、卵アレルギー予防の観点から卵を与え始める時期が従来の7〜8カ月ごろから、5〜6カ月ごろと前倒しになりました。
実は「ひよこクラブ」では、小児アレルギー専門医・大矢先生指導のもと、数年前より卵の与え始めを5〜6カ月ごろとしてきました。今回の改定について、大矢先生にお話を伺いました。

関連:離乳食を始める前に、知っておきたい「アレルギー表示制度」のこと

卵アレルギーの最新研究で予防の観点から前倒しに

「2016年に私たちは、アトピー性皮膚炎(アトピーせいひふえん)の赤ちゃんは6カ月から卵を食べさせたほうが、1才の時点で約8割も卵アレルギーの発症を抑えられるという研究結果を発表しました。皮膚に炎症が起こっていると経皮感作(けいひかんさ)が起こり、卵を食べるのを遅らせれば遅らせるほど、卵アレルギーのリスクが高くなるのです。今回の国の指針の改定は、予防の観点から意義があると考えます」(大矢先生)

経皮感作が起きないよう皮膚を清潔に保つことが大切

経皮感作とは、炎症が起きた皮膚から食物アレルゲンが入り、Ig E抗体をつくるしくみのこと。今年3月には大矢先生の研究グループが「100%の子どもの寝具から卵のアレルゲンが検出」という発表をしました。
「卵のアレルゲンは子どもの寝具から高濃度に検出されました。卵のアレルゲンは家庭内のどこにでも漂っていると思ってください。卵アレルギーを防ぐには、赤ちゃんの皮膚を健康に保ち、新しい『授乳・離乳の支援ガイド』に沿って離乳食を進めることが近道になります」

関連:アトピー性皮膚炎がある赤ちゃんの、卵スタートの考え方が180度変わります!

「ひよこクラブ」では大矢先生はじめ複数の先生方の指導のもと、卵に関しては、親が一刻も早く知りたい情報と判断して、新情報を逐一誌面で紹介してきました。また、離乳食特集ではすでに数年前より卵の開始時期は「5〜6カ月ごろ」としてあります。
皮膚があれている、両親にアレルギーがあるなどの赤ちゃんの場合は医師との相談が必要となりますが、なにもない赤ちゃんの場合は「遅らせる」必用はありません。

ママたちの間で話題になっていることから時事ネタまで、子育てに関するニュースを掘り下げる、ひよこクラブ人気連載「子育てトピックス」。読者に人気のテーマを、毎月ネットでも紹介します。6月号では、「授乳・離乳の支援ガイド」の改定ポイントを詳しく解説しています。(取材・文/ひよこクラブ編集部)

監修/大矢幸弘先生
国立成育医療研究センターアレルギーセンター長。名古屋大学医学部卒業。同大学医学部小児科などを経て、現職。小児アレルギー学、小児科学が専門。

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