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「育児ストレスで甘いものがやめられない…」それ実は依存かも。私が“お菓子のプチ依存”から抜け出せたワケ

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『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』(汐街コナ/サンマーク出版)より

「やめたいのに、やめられない――」そんな自分から抜け出す方法をわかりやすく教えてくれる、脱・プチ依存コミックエッセイ『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』(サンマーク出版)が書店で話題になっています。

掲載されている事例は、身近なプチ依存から依存の沼までさまざま。「これ、もしかして私のこと?」と思える話をわかりやすく紹介しています。事例のなかには、育児ストレスで甘いものがやめらない“お菓子のプチ依存”になってしまった話も……。どのように克服したのか、気になる結末をたまひよオンライン限定で公開します!

きっかけは「産後うつ」母乳のために食べ始めたら……

『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』(汐街コナ/サンマーク出版)より

Yさんが糖質のプチ依存に陥ってしまったきっかけは、産後うつでした。常に一緒にいないと泣いてしまう長男。自分の食事をとる暇もないなか、「何か食べないと母乳に影響が出てしまう……」と片手で食べられるものを手にしたのがはじまりでした。

最初の頃は栄養バランスを考え、バータイプの栄養補助食品や、おにぎり、和菓子などを食べていたYさん。しかし日が経つにつれて、お菓子が主食になってしまったのです。

「仕方なかった」私が甘いものに依存していくまで

『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』(汐街コナ/サンマーク出版)より

「家に閉じこもっていると気持ちがふさいでしまう」と思ったYさんは、自宅近くのスーパーやコンビニに出かけてお菓子を買うようになりました。そしてハッと気づいたら、朝食と昼食が和菓子や菓子パンに。周りに聞いてみると、ママ友も同じ状況でした。「お菓子を食べ続けてしまうのは仕方ないこと」だと思っていたそうです。

いま振り返ると、「ちゃんとした食事を食べないと」という意識はあったとのこと。しかし、重いストレスに耐えながら育児をするより、甘い物でメンタル面をコントロールしたほうがいいと考えてお菓子を食べていました。育児が大変な今だけと、自分に言い聞かせて……。

脱プチ依存のきっかけは「お菓子作り」!?

『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』(汐街コナ/サンマーク出版)より

そんなYさんが「プチ依存」に気づいたのは、お菓子作りを始めた頃。節約のために自分でクッキーを作ろうと材料を準備していたときのことです。クッキングスケール(料理用はかり)に乗った大量の砂糖を見て、「私、今までこんなに食べていたの!?」と驚き、思わずゾッとしてしまいました。

その後、お菓子作りをやめ、甘くない炭酸水で空腹感を紛らわせるようになりました。さらに仕事を始めたことで人目も意識するようになり、ダイエットにも成功。Yさんの場合は、人前に出ることで見た目を気にするようになったのが、脱プチ依存のキーポイントとなりました。


ついつい食べてしまう甘いもの・・。まさかその行為がプチ依存だとは。同コミックでは、重篤なアルコール依存症で入院までして治療しているママや、買い物依存で膨れ上がった借金が500万円にものぼり離婚を余儀なくされた女性など、「依存の沼」からなんとか抜け出した人の壮絶なエピソードも描かれています。

「今年こそ!」と決めた目標を達成するコツ

書籍『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』では、依存症専門クリニックの医院長 大石雅之先生が、依存の仕組みについてわかりやすく解説をしています。なぜ人は、育児ストレスで甘い物がやめられなくなってしまうのでしょうか? 書籍に掲載されている「おしえて!大石先生②」のなかから、気になる答えを抜粋してお届けします。

●「人間脳」VS「動物脳」

人間の脳には「人間脳」と「動物脳」があります。「人間脳」というのは前頭葉と呼ばれる場所で、考える脳です。「今日は東京駅に行こう」と思って電車に乗って移動できるのはこの前頭葉の働きです。

一方、「動物脳」は旧皮質と呼ばれる場所で、生存の欲求に関わる部分です。「食べたい」「眠い」というのもこの旧皮質の働きによるものです。

依存症というのは、この「動物脳」が「人間脳」に常に勝ってしまう状態です。「やめたい」と思っているということは、「何かをやめて、こうなりたい」と人間脳が考えている状態。これが動物系の欲求に勝てずに「またやっちゃった……」となってしまうのです。

●依存症の治療はダイエットと似ている

常に「動物脳」が勝っている状態の依存症をどのように治療していくのでしょうか。依存症には、他の病気のように、「手術」や「薬」といった手段がありません。太っている人がやせたいからといって、手術や薬ですぐにやせられないのと同じです。

まず皆さんに知ってほしいことは、人間の脳は忘れるようにできているということです。依存症患者で「今日からやめます!」と決意して、すぐにやめられた人は私の知る限りほとんどいません。まずプチ依存に気づいて「やめる!」とどれだけ固く決意しても、その気持ちは放っておくとどんどん薄れていきます。「今年こそはやせる!」と決意したのに、いつのまにか、誘惑に負けてしまって、体重はほとんど変わらず……という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

当院では週1回や月1回の頻度で依存症の患者に定期的に通院してもらいますが、それはその気持ちを忘れないようにするためでもあります。

自分が依存していることに気づき「やめたい」と思ったら、人間脳が強く働いている状態なので、その気持ちを忘れないためにも病院に来てもらいます。病院に来れば、他の依存から抜け出そうとしている人に会いますし、「自分もがんばろう」という気持ちになります。

たとえば、「ダイエットしたいのに、甘いものをつい食べてしまう(プチ糖質依存)」という人は、部屋の見える場所に自分の理想の体型の写真を貼って忘れないようにしておくのもいいでしょう。一時期「レコーディングダイエット」が流行りましたが、これは毎日体重計に乗ることで「やせなきゃ」という気持ちを「忘れずにいる」ダイエット法と言えます。

歯磨き・運動・歌など みんなの「糖質依存」対策は?

ベネッセコーポレーションが運営するの口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、「甘いものをやめたいけどやめられない」という声があがっていました。お菓子のプチ依存を克服したママたちは、どんな方法を使ったのでしょうか?

【お悩み①】 子どもが寝たあとのお菓子タイムがやめられない

18時以降は食べないようにしたいのですが、子どもを寝かしつけて夫が帰って来るまでにお菓子を食べてしまいます。最近は子ども用に用意しておいたちょっとしたお菓子にも手をつけてしまうほど……。昼間に食べたくなることはないので、基本的にお菓子はあまり買わないのですが、子どもが寝るとスイッチが入ってしまいます。皆さんはどうやって夜の間食対策をしていますか?

【『ウィメンズパーク』のママたちの意見とアドバイス】
●子どもと一緒に歯磨きをする
子どもと一緒に歯磨きをして、その後はお茶か水しか飲まないようにしています。食べるとまた歯磨きをしないといけなくなるので。

●子どもと寝て早起きをする
何か食べたくなったらストレッチをしています。運動すると気が紛れますよ。それでもだめなときは水を飲んでいます。でも私が1番いいと思うのは、子どもと一緒に寝てしまうこと。朝早く起きて、家事を済ませるようにしています。

【お悩み②】やめようとするとイライラ 砂糖断ちしたい

暇さえあれば甘い物を食べてしまいます。毎日のカフェラテもやめられません。何度も「もうやめよう」と思いましたが、お菓子のない生活が辛くて辛くて……。甘い物でストレスを発散しているので、やめようとすると余計にイライラしてしまいます。でも肌荒れがひどくなってしまったので、今度こそ砂糖断ちをしたいです。間食をやめた経験のある方、アドバイスをください。

【『ウィメンズパーク』のママたちの意見とアドバイス】
●別のストレス発散方法を考える
お菓子以外に目を向けて、自宅にいてもできるストレス発散方法を考えていました。歌をうたう、奮発していいボディソープや紅茶を買う、などなど。

●週に一回おいしいスイーツを食べる
コンビニやスーパーで使ってしまうお菓子代を貯めておいて、週に1回デパ地下やケーキ屋さんのスイーツを1つだけ買うようにしたら、1ヶ月半ほぼ間食なしで過ごせるようになりました。スイーツ代を浮かせることもできるのでオススメです。

関連:「ー20キロ以上」の強者も!ママたちのダイエット参戦記まとめ


やめたいのに、やめられない。そう思っているうちにハマってしまう「プチ依存」。お菓子だけでなく、スマホや買い物、お酒など、さまざまな種類の症状があります。もしかして私もプチ依存かも……と思ったときこそ、変わるチャンス! まずは気軽に読めるコミックエッセイ『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』で、自分に合った簡単な対処法を探してみてくださいね。
(文/華井由利奈・たまひよONLINE編集部)

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