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昭和の実家は共通点が多い? 笑える“実家あるある”

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kanonsky/gettyimages

自分の実家と夫の実家の常識の違いを痛感する帰省シーズン。義両親の好意はわかるけれど、「なぜ?」と思うような習慣に出くわすことも。
今回はそんな“実家あるある”を、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた声に加え、ママを応援するエッセイスト・鳥居りんこさんの笑える実話を紹介します。

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「田舎」で「広い」実家には共通点がいっぱい!

“実家あるある”で想定以上に多く聞かれたのが「冷蔵庫ネタ」。しかも不思議と同じような傾向があるようで…。

なぜ田舎ではたくさんの冷蔵庫を持ってるんだろう

「義実家はずっと共働きで、まとめ買いをしていた習慣が抜けず、夫婦2人なのに冷蔵庫がいつもパンパンです。しかも冷凍用と野菜用など、2人家族なのに冷蔵庫は5台持ち…なぜ???」

「何もないから買ってきて」と言われても冷蔵庫は満杯

「帰省のたびに、夫の実家へ向かう途中『何か必要な物はありますか』と電話すると『家に何もないから、好きな物を買ってきて』と言われ、あれこれ買っていくのですが…。いつも冷蔵庫は食材でパンパン。古い物も新しい物もいっぱい詰まっていて、買ってきた物を入れるスペースがない!これももう風物詩?」

5年前の賞味期限なんて当たり前

「調味料は大体5年くらい前の物で、冷蔵庫の奥に何があるのか、いつもわからない状態。賞味期限が10年前に切れたパインの缶詰を処分しようとよけておいたら、翌日の食卓に登場してビックリ!!!」

帰省するたびに、こっそり冷蔵庫の掃除

「帰省のたびに冷蔵庫を掃除してます! 『半額』と貼られたお惣菜やパンをつい買ってしまうようですが、夫婦2人なので食べきれず、冷蔵庫に入れっぱなしになるようです…」

田舎ならではのエピソードや歓待ぶりがうかがえるエピソードも。

毎回食べきれないほど、食事が出される

「夫の若い頃のイメージなのか、歓迎の気持ちなのか、いつも絶対食べ切れないほどの量の食事が出てきます。さらに、間食もちょこちょこ出てくるので、義実家にいる間、ずっと食べ続けている感じです。ありがたいけど、帰省するといつも家族全員、太るーーー」

夏は虫が、冬はすきま風が…

「夏は虫がイヤなので、蚊帳を買って私たち家族はその中で寝ています。冬は冬で、すきま風でむちゃくちゃ家の中が寒い! 冬は、必ず帰ってから誰かが風邪をひいています」

布団を出すとカメムシが現れる

「義実家は年中カメムシが飛び回っていて、気持ち悪いです。義父母は虫が食卓にいても気にしない様子。お布団を出してもカメムシが…。義母が家に来る時も、服に何かしらの虫がついています」

せっかくの手土産、隣の頂き物のお返しに変身

「帰省のたびに、それなりに気を使ってお土産を買っていくのですが…。義両親が食べているところを見たことがありません。渡すと大抵、『仏さんにお供えしといて〜』と言われ、たまに近所の頂き物のお返しになってしまうことも(笑)」

孫へのプレゼント攻勢がすごい!

「我が息子の初節句前。突然、義母から『兜を買ったけど、いつ持っていけばいい?』との連絡。いやいやいやいや、勝手に買わないでよ。そういえば、娘の雛人形もこっちで用意したと言ったのに、大きめの親王飾り送ってきたし。誕生日プレゼントも的外れだったり、かぶったり。気持ちはとてもありがたいのですが、もったいなくて」

異文化体験を楽しむべし!

受験から就活、介護まで、家族の悩みの相談に応じているエッセイストの鳥居りんこさんにも、お話しを伺ってみました。


「盆暮れの帰省シーズンに気が沈みがちな皆さん、お察しいたします。夫が生まれ育った家とはいえ、自分には馴染みがない家です。まずはイロハのイに『居場所がない!』ってのがありますわね。雰囲気を察して、手伝いたくても、何が何処にあるのかもわからない状態。

そんなとき、今どきのお姑(トメ)は優しいですから、こう言います。
『いいのよ、嫁子さんは日頃、疲れてるんだからゴロゴロしてなさい』
『じゃ、お言葉に甘えて…』
なんて言えたらいいですけど、ゴロゴロしているダンナの横で、オロオロするのが関の山ですわね~(遠い目)。そして、動かずに大量のごはんを摂取するので、太って帰るというのがデフォルト。いいんです、そういうものなんです、義実家帰省は!

また、そういうものだという『義実家あるある』は自分が培ってきた『常識』というものを根底から覆されがちなので、軽いめまい症状を感じるものです。これはもう仕方ない。特に、最初は方言の洗礼を受けるでしょうから、同郷でもない限りは『ここは外国? あなたは何人?』という気持ちになる“新米お嫁”もたくさん、出るでしょう。

「いいんです。そのうち慣れます。何を隠そう私も経験者。同じ日本なのに、方言がきつくて慣習どころか、全く義実家の言葉が理解できなかったのです。そう義実家にとっては、私こそが外国人。結果、伝わらないものは仕方ないと何をしても許されるという、大変ありがたい嫁歴34年目を迎えています。」

さあ、帰省のシーズン開幕です。この夏も『異文化体験』をぜひ、楽しんで来てください!」(鳥居りんこさん)

“違う”ことを受け入れられれば楽しみも見つかる?

異文化とは言い得て妙! 違う環境、違う常識なのだから、驚いたり違和感を感じるのは当たり前なのかもしれませんね!

鳥居りんこさん
2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。最新作は『親の介護をはじめたら、お金の話で泣き見てばかり』(ダイヤモンド社)。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。ブログ「湘南オバちゃんクラブ」https://note.mu/torinko

(文・橋本真理子)

■文中のコメントは取材及び、「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です。

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