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イラストエッセイスト・犬山紙子×作家・柴崎竜人が保育園“愛”を語る「預ける罪悪感はすぐなくなった」

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来春の保育園入園を考えるなら、そろそろ本格的に保活を始めたいころ。でも、実際に子育てが始まってみると、子どもを保育園に預けて働くことに躊躇するママやパパも…。
そこで、お子さんが保育園生活3年目のイラストエッセイスト・犬山紙子さんと、2019年春に入園したばかりの作家・柴崎竜人さんに、保活や入園してからの気づき、保育園が自分の生活にとってどんな存在かを対談で語っていただきました。

関連:保育園1歳児入園で苦戦!その後の学童も調べておくべきだった!【私の保活】

預ける罪悪感を乗り越えられたのは先生方の“愛”

犬山紙子さん(以下、犬山)—私、妊娠中からさまざまな本を読んで、保育園に入れることが子どもの発達に問題ないことは、頭ではきちんと理解していたんです。それでも生後3カ月で預けるときは罪悪感が襲ってきました。赤ちゃん、私といたいのかなとか勝手に想像してしまって。赤字覚悟でシッターさんに頼むべき?とか。
でも、園に迎えに行くと、先生方がプロの目線で情報を教えてくださる。何より、うちの子のことをこんなに愛情をかけて見てくれる大人が増えた!という喜びがありました。保育士の先生と接しているうちに、これでいいんだなっていう気持ちになって、罪悪感はすぐになくなりました。

柴崎竜人さん(以下、柴崎)―夫婦で自営業のわが家は、保活の点数が低くて、区役所の方にも入園は絶対に無理ですと言われました。産後1カ月で妻も仕事復帰したので、シッターさんを雇ったのですが、周囲からはそこまでして預けなくても…と言われることも。まあ「黙ってろ」って聞き流してましたけど(笑)。

犬山―「こんな小さいのに保育園に預けるなんて」「2人目は?」とか、人の生き方に他人がずかずかと入ってくるような言葉を、私は“クソバイス”って呼んでるんです(笑)。クソバイスに傷つかないための支えになるのが本。教育学など、エビデンスに基づいた知識で自分を守っています。クソバイスを言われたときは、やんわりと否定して肯定しないように気をつけています。

園舎がきれいでおしゃれな保育園に申し込まなかった理由は…

犬山―自営業って保活がすごく大変ですよね! 私は認可保育園はとても無理そうだったので、認可外を中心に見学しました。自宅から近くて通いやすいこと、子どもたちが笑顔でいるか、先生がいきいきと働いているかを、とくに重要視しました。

柴崎―僕もまったく同じです。実は区でいちばんの人気園に見学に行ったとき、園舎もおしゃれで、プレゼンも立派。でも、園児のいない週末しか見学会がなくて、園で過ごす子どもの様子がリアルに想像できないのがひっかかって…。申し込みは見送りました。

親が育児のプレッシャーから解放される時間を

柴崎―妻も僕も、子どもも大切だけど仕事も大切。自分が何に熱中して、どういう仕事をしているのか。そして楽しく生きている姿を見せて、これが君の親だよって伝えたいんです。だれもが子育てで何かをあきらめたりせず、楽しんでいる姿を子どもにちゃんと見せられる社会になってほしいと思います。

犬山―子どもはかわいいけど、イヤイヤ期の子とずっと一緒にいると疲れますよね。ワーママでも専業主婦であっても、親がすべてを担うというプレッシャーから解放される時間は、本当に大切。
仕事への集中力もめっちゃ上がりますし、夜は少し趣味の時間も持てる。私はそのおかげで心が死ぬことなく、いきいきと生活できるんです。

柴崎―保育園に入る前は、まさに『救命病棟24時』状態!育児ってどこにも休みがないですよね。息子が入園してからは、何時に何をやるというルーティンをつくれるようになって、精神的に安定しました。ちょっと仕事で無理をしても、そのおかげで、生活の軸をすぐ元に戻せるようになりました。

犬山―ネットで育児情報を調べると、うちの子大丈夫?と不安になって、必要以上に悩んでしまうこと、ありますよね?保育園で相談すると、いろいろな子どもを見ている先生に「大丈夫よ!」という言葉をかけてもらえて。私は狭くなっていた視野が元に戻って、子育ての悩みが軽くなりました。

保育士の働きやすい環境づくりや待遇改善を

犬山―保育園のよさを実感する中で、私は無償化よりも全入化を望んでいます。そのためにも保育士さんを増やさないといけない。保育士さんは、命を預かる緊張感の中で、とてつもない仕事量をこなしています。働きやすい環境づくり、業務の効率化、待遇改善はどう考えてもやらなくちゃいけない!

柴崎―息子はフルタイムの登園をし始めて3週目なんですけど、朝先生にぱっと手を伸ばしていくんです。先生がちゃんと関係性を築いてくれているからなんですよね。あらためて子どもに大きな影響を与える、すごい仕事だなと感じます。そこに国がお金をかけるって、日本の未来への大事な投資ですよね。

関連:我が家が「保活」に成功したヒケツはこれ!~やっておいてよかったこと8選~

今春からお子さんが保育園に入園した柴崎さんは、ブログでも保活やお子さんの様子を発信中。「毎日保育のエキスパートに会える安心感がすごい!」と熱く語ってくれました。
ひよこクラブ2019年8月号では、「保活のこと総まとめ」として、2020年の入園を目指すママ・パパに向けて、保活の基礎から園生活の様子、実際に保育園にお子さんを預けて働くファミリーの様子を特集中。


イラストエッセイスト・犬山紙子さん
1981年生まれ。テレビ番組のコメンテーターやラジオ番組『ホメラニアン』のパーソナリティとしても活躍中。社会的養護を必要とする子どもたちにクラウド
ファンディングで支援を届けるプログラム「こどもギフト」のメンバー。


作家・柴崎竜人さん
1976年生まれ。デビュー作『シャンペイン・キャデラック』で第11回三田文
学新人賞を受賞。代表作に『三軒茶屋星座館』シリーズや『オワ婚』など。ブログでは保活や子育てについても発信中。


出典/ひよこクラブ2019年8月号「保活のこと総まとめ」
取材・文/大武美緒子
撮影/アベユキヘ

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