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誰にも褒めてもらえない「名もなき家事」に、編集部が名前をつけてみた

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(c)ヤマサキミノリ

いつまでたっても終わらない、頑張っても褒められない、何度やっても達成感がない、ないない尽くしの「名もなき家事」。そんな家事にスポットライトを当てた本『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(サンマーク出版)が発売2週間で6万部と、とても話題になっています。

関連記事:「名もなき家事」にコピーライターが名前をつけた!共感の嵐

家に帰るとごはんができているのは「奇跡」!

『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』は、コピーライターの梅田悟司さんが妻の出産をきっかけに育休を取得したことがきっかけで生まれた本です。

4ヶ月の育休中、「家に帰るとごはんができている、部屋が片付いている。お風呂やパジャマとともに、寝る準備が整っている。これって実は、奇跡だったんだ!」と気づいた梅田さん。さらに、炊事洗濯といった名前がすでにある家事のほかに、なんとも言いようのないマイナーな家事が無数にあることにも気づき、名もなき家事をこなすママたちに圧倒的なリスペクトを抱くようになり、家事に名前をつけ始めました。

例えば「1桁カウントダウン」は、電動自転車に乗った瞬間にバッテリー残量が10%以下で、エコモードでなんとか乗り切れるよう念じながらペダルをこぐ家事。「ぷちウィリー」は、ベビーカーで子どもが寝たとき、道路の段差で起きないように前輪を上げながら慎重に進む家事。

本のなかでは、マンガや梅田さんのコメント、ワンポイントアドバイスとともに、約70の家事が紹介されています。

「名もなき家事」はネット上でも話題に

口コミサイト「ウィメンズパーク」でも、名もなき家事が話題になっています。気分がいいときや体調に問題のないときは何とも思わなくても、その日、その時の自分のコンディションによって、同じ家事でも嫌になったりイライラしたりすること、ありますよね。ウィメンズパークに寄せられたコメントを紹介します。

◆家族は見て見ぬ振り?

麦茶のパックを出したとき、「名もなき家事」をふと思い出しました。気づいた人が作ればいいのに、誰も作らない。玄関の靴も揃えるか横のラックに置いてと言っているのに脱ぎっぱなし。食器洗いもしたくないから、週に何回かは食器にラップか紙皿にしようかと思ったり……。イライラが積もり積もって、自暴自棄になりそうです(泣)

◆家がキレイなのは私のおかげ!

家事の役割分担は特になく、私が全部やっています。例えば、交換した後のトイレットペーパーの芯。我が家ではトイレの棚や床に放置されています。それを毎回私が雑紙袋に捨てに行く。これも「名もなき家事」ですよね。簡単な事なのでやって欲しいとは思いませんが勝手に芯がなくなると思っていそう(笑)

編集部が「名もなき家事」に名前をつけたら……

口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた「名もなき家事」に、たまひよONLINE編集部でも名前をつけてみました。
著者のコピーライター・梅田さんからのコメントと合わせてご紹介します

【名もなき家事①】

トイレに置きっぱなしになっている、トイレットペーパーの芯を捨てる家事


命名)一人バトンパス

トイレットペーパーがなくなっていたら新しいのを出して、”交換はせず”床に新しいトイレットペーパー(1回使用済み)のロールを置くの、一体誰!? 最後にほんの数センチ残して放置するのもやめてほしいですよね。トイレからゴミ箱へ、このバトンをいつも一人で繋いでいる、というイメージでの命名です。(編集部員Y)。

◆梅田さんコメント

哀愁が漂ってくる素晴らしいネーミングですね。過去の自分から繋がれたバトンに見立てたトイレットペーパーの芯を、怒りに任せて握りつぶして捨てる光景まで見えてくるようです(笑)本当は家族の愛で繋ぎたいところではありますが……。
ちょこっと残しておく問題でよく起こるのが、冷蔵庫の麦茶ですね。ちょこっと残ってるから洗わなくていいか、と問題を先送りしているだけという。どちらにしても、やはり、バトンは家族で繋ぎましょう!

【名もなき家事②】

ダイニングテーブルの椅子につけているキズ防止カバー(くつ下みたいなやつ)がずれたときに着けなおす家事


命名)赤ちゃんのファーストシューズ

赤ちゃんが初めて履く靴「ファーストシューズ」。靴に慣れるため、そして大事な足をやさしく包んで守るためのもの。わが家は賃貸、敷金がこわくて床の傷には敏感です。大事な床をキズから守るため、今日もそっとやさしく、ファーストシューズを履かせるようにダイニングテーブルの椅子を包みます。(編集部員N)

◆梅田さんコメント

我が家では椅子の足の裏にフェルト生地のシールを貼っています。ただ、市販のシールでちょうどいい大きさのものがあるわけではなく、ちょっとはみ出していたり、シール部分に髪の毛が絡みついていて毎日のように気になります。
それはさておき、今回の傷防止カバーでは「カバーをつけている」よりも「カバーがズレている」ところに焦点を当てた方が、やれやれ感が伝わると感じました。僕なら「食い込む椅子くつ下」のようにするかもしれません。「ズレる」を「食い込む」と言い換えることで、下着の食い込みが思い出されて、より不快感を表現できるかなと(笑)

【名もなき家事③】

ゴミ箱にビニール袋がセットされていないのに家族の誰かが捨ててしまうので、それを拾って、ゴミ箱に袋をセットして、拾ったゴミをまたゴミ箱に戻す家事


命名)拾って捨てる神

本当にやめてほしい行為の一つです。捨てられているものによっては、ゴミ箱を洗わなければいけないときもありますよね。捨てる神あれば拾う神あり。私はどちらもやります、ということで「拾って捨てる神」。たのむから、無駄な手間を増やさないでほしい……。(編集部員N)

◆梅田さんコメント

このシチュエーションも目に浮かびますね。そして、自分がその張本人で、胸が苦しくなるひとも多いのではないでしょうか。「拾って捨てる神」もいいですが「拾って捨てる女神」とした方が、より誰が見えざる手を動かしているのかイメージしやすいかもしれませんね。
また、他の角度から考えてみると、ゴミ袋がセットされていないゴミ箱は、もはやゴミ箱とは呼べないのではないか、という発見があります(笑)ゴミ箱って一体何なんでしょうね。本当はゴミ袋セット箱と呼んだ方が正しい気がしてきた……。

【名もなき家事④】

台所に出された「食べ終わったお弁当箱」の中にあるアルミカップやトマトのへたや骨などをひろって捨てる家事


命名)落穂ひろい

「落穂拾い」は、フランスの画家・ミレーの作品。刈り入れが終わった後の畑に残った麦の穂を拾い集める3人の貧しい農婦が描かれていると言われています。食べ終わった後のお弁当箱に残った残りカスを拾い集める私の姿も、いつかオルセー美術館に飾ってもらえるのでしょうか……(笑)(編集部員I)

◆梅田さんコメント

お弁当を完食してくれた喜びと、お弁当箱を洗うまでにひと手間こなさないとならない徒労感……。いやはや、非常によく分かります。そして、こうした非常に小さな行為に知的なネーミングを当ててくるセンス、僕は好きですね。
こういう誰しもが経験のある状況(事件?)を描写する時には、超具体的に書いた方が伝わることがあります。たとえばシンプルに「骨拾い」とか(笑)「そう、手羽先の骨、拾ってる!!」と絶叫したくなりますよね。あと純粋に笑える、というのも、悲壮感漂う家事だからこそ大事だと思います。

「名もなき家事」のネーミングは意外に難しい!

(c)ヤマサキミノリ

今回編集部が名前をつけてみて実感したのは、「改めて名もなき家事を探してみると予想以上に数が多く、名前をつけるのは本当に難しい!」ということ。しかし本書には、「あーーそれそれ、すごくわかる!ナイス!!」と思えるネーミングが満載。そこで最後に1つ、クイズです。本の中でも紹介されている次の家事、みなさんならどんな名前をつけますか?

「ロボット掃除機を書けるまえに、床に置いてある荷物をテーブルなどの上に避難させる家事」

ちなみに梅田さんがつけた名前は、「道◯◯◯」。答えが気になる方は、ぜひ本を読んでみてくださいね!

(文・華井由利奈/構成・たまひよONLINE編集部)

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