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親の就寝時間が夜泣きに影響?赤ちゃんの「眠り」を医師が解説

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生まれたばかりの赤ちゃんと美しい若いアジアの母の肖像画を間近します。
paulaphoto/gettyimages

2019年11月に開催された、たまひよのオンラインサロン会員限定イベントにて、乳幼児の「眠り」をテーマに小児神経科医星野恭子先生の講演会が行われました。星野先生は「子どもの早起きをすすめる会」の発起人でもあります。参加者は、生後9カ月ごろまでの赤ちゃんを連れたママたち。講演会後の相談会では、具体的な質問もいっぱい…。その内容を前後編でお伝えします。この後編では参加者から出た具体な質問と星野先生の回答を紹介します。

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睡眠リズムがずれてきたらどうする!?

講演会「夜泣きのメカニズムから小学生入学までの睡眠の変化について」のあとは、小児神経科医の星野先生を囲んで座談会形式での質疑応答が行われました。
参加したママたちはあらかじめ赤ちゃんの数日間の睡眠を記録した「睡眠表」を持参し、その「睡眠表」をもとに星野先生からアドバイスがありました。
実際に会場で上がった質問の一部を紹介します。

Q:睡眠リズムが心配

Q:赤ちゃんの7時起床19時就寝のリズムを守っていたけれど、最近4時~6時に目覚めるようになりました。睡眠リズムが崩れないかと心配です。(5カ月・男の子のママ)

星野先生:19時前に寝ているのなら、1~2時間のズレは心配しなくても大丈夫です。早く起きるようになったのは、明け方に眠りが浅くなるからかもしれません。はいはいが始まって運動量が増えたらまた元のリズムに戻る可能性もあります。一方で、はいはいと夜泣きは関連があるという考え方もあるので、今度は夜泣きが始まるかも。赤ちゃんの眠りは成長に合わせて変わるもの。いずれにしろ今まで通り、早起き・早寝を習慣にしていればほとんどの場合心配ありませんよ。

Q:夜中の頻回授乳はどうすれば?

Q:早起き・早寝ができているのですが0時に目を覚まし授乳。明け方もたびたび泣くので頻回に授乳しています。(9カ月・女の子のママ)

星野先生:9カ月で離乳食をしっかり食べているのなら、夜間の授乳は必ず必要というわけではありません。
明け方はおそらく眠りが浅いせいで泣いているので、あえて何もせずほうっておくと自然と寝てくれると思います。ママは何時に寝ていますか? 0時? それならきっとママの気配で起きているのかもしれませんね。子どもの睡眠時間は親に影響されやすいので、赤ちゃんと一緒にママやパパも早寝してみてはどうでしょうか。

Q:赤ちゃんの睡眠にコアタイムはある?

Q:成長ホルモンは深夜22時~2時に分泌されると聞いたことがあります。赤ちゃんも同じようにコアタイムはありますか?(3カ月・女の子のママ)

星野先生:睡眠中は一定の間隔でレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が交互に訪れます。成長ホルモンの分泌は最初のノンレム睡眠のときがピークで、21時~24時ごろだといわれています。ただ、大人と同じようなホルモンのリズムが整うのは幼児期ごろといわれています。夜泣きすることもあるし、赤ちゃんのうちはあまり気にしないでいいですよ。今は早起き・早寝を教えてあげてくださいね。

Q:保育園通いスタート、就寝時間どうすれば?

Q:4月から保育園に通う予定です。通園したら、今よりも就寝時間が遅くなることは確実。今のうちから寝る時間をずらしたほうがいいですか?(5カ月・男の子のママ)

星野先生:寝つきというのは「一日の結果」で、その日の活動量や昼寝の時間によって決まります。保育園に通い始めたら自然と通園ペースに合わせた睡眠リズムに移行するので、あえて今から遅く寝ることはしなくてもいいでしょう。復職後もできるだけ早寝をするのが理想的。おふろから上がってそのまま布団に連れていく流れができると、ラクかもしれませんね。

質問タイムは星野先生を囲んで

ママたちの記した睡眠表を確認しながら、明るい語り口調で質問に解答する星野先生。講演会に参加していたほとんどのママが早起き・早寝を実践していて、それゆえに睡眠リズムが乱れることを心配する声が目立ちました。星野先生は「睡眠リズムはざっくりと考えていい、成長によってどんどん変化するので、早起き・早寝きができていれば必要以上の心配はしないで」と的確にアドバイス。相談会のあとも星野先生に質問をしたり参加者同士で記念撮影をしたりと、和やかなムードでイベントは終了しました。

関連:ブーム到来!?今話題のオンラインサロンは子育てにも役立つ?

赤ちゃんの良質な睡眠は脳の発達にも関係すると考えているママ・パパたちは「睡眠」についても関心が高いことでしょう。赤ちゃんが夜ぐっすり眠ると、ママやパパの睡眠も確保されます。なお、全米睡眠財団によると、0~3カ月の赤ちゃんの睡眠時間は14~17時間、4~11カ月では12~15時間、1~2才では11~14時間、そして大人は7~9時間が理想的だそう。親子で「快適な眠り」を味方につけて、家族みんなで元気に毎日を過ごしたいですね。

(取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部)

■お話/星野恭子先生
(小児神経科医)
昌仁醫修会 瀬川記念小児神経学クリニック理事長。医学博士。子どもの早起きをすすめる会発起人。2017年より現職、医学的根拠に基づき子どもの睡眠啓発を行う。専門は脳の発達、睡眠障害、チック症など。


記事の内容は11月8日に行われた動画サロン「たまひよのオンラインサロン 夜泣きのメカニズムから小学校入学までの睡眠の変化について」の会員限定イベント講演会からの抜粋です。
「たまひよのオンラインサロン」では、「眠り」「おっぱい・ミルク」の2大テーマを中心に、育児を一緒に学び、解決し、楽しむあたらしいオンラインコミュニティです。

興味のある人はぜひチェックしてください。
たまひよのオンラインサロン 公式サイト

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