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広報に聞く『開館10周年記念 画家が見たこども展』親子で見るべき絵画3選

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下の活動自粛で、臨時休館が続いていた三菱一号館美術館では、開館10周年を記念した『画家が見たこども展』を6/9から再開します。19世紀末、印象派以降フランス・パリで活躍した芸術家集団『ナビ派』たちが描く子どもたちにスポットを当てた展示会です。今回は『画家が見たこども展』を開催することになったきっかけやオススメの作品を、三菱一号館美術館の展覧会広報担当者の酒井英恵さんにお聞きしました。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催期間・開館時間が変わっております。
会期:6月9日(火)~ 6月21日(日)
開館時間:10:00~18:00 ※日時指定予約制

>詳しくはこちら

昔も今も変わらない子どもたちの姿がそこにある

『画家が見たこども展』では、ボナール、ヴァロットン、ドニ、ヴュイヤールらナビ派を中心とした、油彩・版画・素描・挿絵本・写真等約100点を展覧しています。そして彼ら『ナビ派』の画家たちが描く子どもたちを通して、都市生活や近代芸術と“子ども”との関係を紐解く展覧会になっています。

三菱一号館美術館の館長・高橋明也さんの「とりわけ親密さや素朴さを追求したナビ派の画家たちにとって『子ども』は最も身近かつ深遠な芸術のインスピレーション源のひとつとなった(公式HP抜粋)」というコメントにあるとおり『ナビ派』の画家たちは日常の子どもを描くことを好んだと考えられています。

―今回『画家が見たこども展』を三菱一号館美術館で開催するきっかけはなんですか?

酒井さん「開催するきっかけは、まず『三菱一号館美術館 開館10周年記念の展覧会』ということでした。これまで19世紀近代美術を中心に企画展を開催してきた中でも、積極的に『ナビ派』の画家や彼らの活動に注目してオルセー美術館やゴッホ美術館と展覧会を作ってきました。今回はその集大成と考えながら、南仏ル・カネのボナール美術館とともに企画しました。

『印象派』は屋外に出て目の前の風景や風俗を主題に選び、自然の光や光の移り変わりを素早いタッチで描きました。それに対して『ナビ派』は基本的には屋内で描くことが多く、主題も親密なものを選び、奥行きのないフラットな画面構成が特徴です。『ナビ派』の作品は、小部屋が連なる三菱一号館美術館の親密な空間に彼らの描く愛情に満ちた世界はとてもよく合い、特に子どもが主題の絵画は、より一層アートを身近に感じていただける機会になると思います」

なるほど、ナビ派の絵画を積極的に展示してきた『三菱一号館美術館』だからこそ、今回の展示が実現したのですね。またナビ派の画家たちが描く子どもたちの姿は、私たちがイメージする子どもの姿とほとんど変わらず、親近感を持って展覧会を楽しむことができそうです。

――小学生や中学生の子どもたちには、今回の展示をどのように楽しんでもらいたいですか?

酒井さん「例えば、フェリックス・ヴァロットンの《可愛い天使たち》は今から120年以上前の1894年に制作されました。1894年は旧三菱一号館が建てられた年でもあります。今の三菱一号館美術館は、旧三菱一号館の原設計に基づいて復元した建物ですが、ほぼ同じ建て方で作り直しました。この場所が今通っている学校やお家とは随分違うと思います。

一方、絵の中の子どもたちはどうでしょう。ちょっとした事件にドキドキして、おまわりさんが悪い人を連行していたら野次馬で見に行きたくなってしまう気持ちが自分にもありませんか? すごく昔の絵でも子どもは純粋で、ときには天邪鬼な顔を出すところまで、いつの時代も、そして国境を越えても同じなのだということを、絵の中の子どもが気づかせてくれると思います」

フェリックス・ヴァロットン《可愛い天使たち》

1894年 木版/紙 三菱一号館美術館
Mitsubishi Ichigokan Museum, Tokyo

小・中学生は入場無料!親子で観たい絵画3選

『画家が見たこども展』は小学生・中学生は入場無料。気軽に親子で楽しめる展示会になっています。そこで酒井さんにぜひ親子で観てほしい作品を3つピックアップしていただきました。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《マルセル・ルーランの肖像》

1888年 油彩/カンヴァス ファン・ゴッホ美術館蔵
Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

ピエール・ボナール 《乳母たちの散歩、辻馬車の列》

1897年 リトグラフ/紙 ボナール美術館蔵
Acquis avec l’aide du Fram © Yves Inchierman

モーリス・ドニ 《子ども部屋(二つの揺りかご)》

1899年 油彩/カンヴァス 個人蔵(モーリス・ドニ遺族)
Catalogue raisonné Maurice Denis, photo Olivier Goulet

展示会の顔にもなっている「フィンセント・ファン・ゴッホ 《マルセル・ルーランの肖像》」。ゴッホらしい筆のタッチと鮮やかな色づかいで、ふっくらとした赤ちゃんが描かれています。「ピエール・ボナール《乳母たちの散歩、辻馬車の列》」や「モーリス・ドニ《子ども部屋(二つの揺りかご)》」にも子どもの姿が描かれており、それぞれの画家がどのように子どもを表現しているのか、じっくりと堪能できます。

酒井さん「およそ1世紀以上前に描かれた絵画の中の子どもたちのようすは、今と大きく変わることなく、大人は子どものころを思い出し、子どもは年齢が近い自分たちと共感できる内容の展覧会です。小学生・中学生は入場無料となっておりますので、ぜひご家族やお友だちとお誘い合わせのうえ、お越しいただけたら幸いです」

「シュールでかわいい」と話題のガチャガチャ

三菱一号館美術館内にあるミュージアムショップ『Store 1894』ではオリジナルグッズも多数販売しています。なかでもおすすめなのが大人も子どもも楽しめるガチャガチャシリーズ。

こども展ピンズ 300 円ガチャ

絵の中から飛び出した子どものピンバッヂ。特殊な樹脂で印刷面をコーティングするポッティングという技法を使って仕上げています。全8種。ちょっとシュールでかわいい!

こども展ミニタオル 300 円ガチャ

ヴァロットンの版画作品を大胆に切り抜いて、4色でプリントしたタオルハンカチ。こどものポケットにも収まる、ミニサイズがうれしいですね。全8種。

こども展サコッシュ 500 円ガチャ

肩から掛けられて、子どもも大人も使えるサコッシュ。5種類のうち4種類は、1枚ずつ、職人が丁寧にシルクスクリーンでハンドプリント、残りの1種類は、国内有数の最先端技術をつかったフルカラープリントです。

ガチャガチャのほかにもオリジナルのTシャツやポストカード、刺繍ブローチなどもあるので、ミュージアムショップもぜひチェックしてください。

ゴッホやボナールなどの有名画家の視点を体感できる『画家が見たこども展』。画家たちの絵画を実際に見ることによって、子どもの感性を磨くチャンスにもなります。『三菱一号館美術館』は東京駅からもアクセスしやすい場所にあるので、ぜひ親子で足を運んでみてくださいね。
(文・清川優美)

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