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【専業ママの再就職】面接のときに言ってしまいがちなNGワードとは?

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インタビューアの雇用テスト
TAGSTOCK1/gettyimages

結婚や出産などで一度仕事を辞めたママが再就職を目指すときの最後の難関が面接ですね。
面接を受ける心構えや受け答えのポイント、NGワードなどについてキャリアコンサルタントの上田晶美さんにアドバイスいただきました。

マニュアル通りではなく自分の言葉でしっかりと答えよう

面接まできたら、再就職まであと一歩。面接では、どんな質問をされるのでしょうか。

「まずは新卒でもされたような、一般的な質問がされると思います。

『自己紹介をしてください』
『なぜ、当社を応募したのですか?』
『前のお仕事の内容を教えてください』
『前職を辞めた理由はなんですか?』
『当社でやりたいことはなんですか?』

などが一般的な質問です。
こうした質問の想定問答集のようなものも、ネット上や本などで紹介されていますが、そうした答えを丸暗記するのは、おすすめしません。
なぜなら、採用担当は答えを聞きたいのではなく、質問にどう対応しているかを見ているからです。上のような質問は、履歴書や職務経歴書を書くときに、自分の経験や長所、武器などを整理していれば答えられる問いなので、落ち着いて自分の言葉で答えるようにするといいですね。

応募した会社なり、お店なり、施設なりで、自分ならどんなことができるかは、事前によく調べて考えておき、しっかりとアピールをしてください。採用側が一番見たいと思っているのは、この部分です。
ただ、長々と答えるのはNG。話をまとめる力がないと思われてしまいます。結論から先に、コンパクトに答えましょう」

子育てしながら働く上での工夫を伝えて

子どもがいることが、再就職や転職ではハンデになるという話はよく聞きます。採用担当は、ママのどんなところを見るのでしょうか。

前回の記事『【専業ママの再就職】履歴書・職務経歴書には何をどう書けばいい?』で、子どもがいることを履歴書に書く必要はないとをお伝えしました。しかし、採用後に『えっ、子どもがいたの?』などと驚かれるような事態を避けるために、面接では子どもがいることを伝えておきましょう。前職を出産を機に辞めたのなら、『前職を辞めた理由はなんですか?』という質問に答えるときなどだとスムーズでしょう。

採用側としては、家庭環境のことは気にかけることの1つ。子どもが何歳で、どのくらい働けるのか、リスクマネジメントはできているのかは質問されるでしょう。そのため事前に、子どもの病気のときや急な残業への対応について家族と話しあっておき、『病気のときの預け先を見つけてあります』『両親に預かってもらうように相談してあります』など、具体的に答えられるようにしておくといいでしょう」

合格を逃さないためのNGワードを知っておこう

最後に、上田先生に、面接でつい再就職ママが言ってしまいそうな受け答えについてお聞きします。
よかれと思って使ってしまいがちな表現の中にも、採用面接ではNGとされるワードがあるのだそう。

「キャリアブランクの長いママは自信がない人が多いようで、『自信がないけれど頑張ります』『未経験ではありますが頑張ります』などと言ってしまう人が多いようです。でもこれでは、採用されません。
仕事なのですから、『しっかりと取り組みます』『未経験なら補完できることを考えて取り組む』という姿勢でいて欲しいと思います。自慢話になってはいけませんが、再就職ママは全体的に控えめな人が多いので、もっと自分をアピールして欲しいと思います」

ママ社会の中で、長年、出過ぎずに過ごしていたとしたら、そこは切り替えなければいけないことのようです。
代表的なNGワードを挙げますので、参考にしてください。

★再就職ママが言いがちなNGワード★

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「自信がないけれど頑張ります」
→謙虚さは美徳ではありません。自信がないことを伝える必要もないので、「しっかりと取り組みます」などと答えて。

「未経験ではありますが頑張ります」
→未経験を伝えるのなら、役に立ちそうなこれまでの経験を伝えて、それを役立てながら頑張りますと答えましょう。

「一から学びたいと思っています」
→職場で学ばれても困るでしょう。学ぶ姿勢を伝えたいと思っているでしょうが、「学ぶ」ではなく、職場で貢献することを伝えましょう。

「昔から興味があって応募しました」
→新卒なら学生時代から興味があって、という答え方になると思いますが、再就職の場合だと、なぜ何十年も経ってからという風に受け取られてしまいます。「ずっと興味があったところ、御社のこの業務が〜〜」など、興味があったものとのつながりを伝えましょう。

「仕事は何でもやらせていただきます」
→言われたことをこなすような姿勢に取られかねません。「新たな業務も積極的に取り組みたい」など、主体的な答え方に変えましょう。
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謙虚さや柔軟な姿勢を伝えるつもりが、採用側にとっては、自信のなさや主体性のなさに受け取られてしまうようですね。
子育て経験は尊いものですが、社会に出てお金を稼ぐということは、また違った経験。
みなさんの再就職成功を応援しています!


上田晶美さん
株式会社ハナマルキャリアコンサルタント総合研究所代表。財団法人女性労働協会理事。日本初のキャリアコンサルタントとして、1993年から就職、転職、再就職など多くの女性の仕事の相談にのってきた。現在は、大妻女子大学、日本女子大学の非常勤講師を務めながら、全国の大学や自治体で年間に100講演。また、自身のサイトやYouTube#ハナマルチャンネルで面接指導などを行う。著書21冊。日本経済新聞夕刊に「就活のリアル」を連載中。http://hanamaru-souken.com

(橋本真理子/bizmom編集部)

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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