【保健師監修】春から初夏は、寒暖差が激しい季節、赤ちゃんのベビー服の着せ方は?
サイズやアイテムの種類が豊富なベビー服。初めて育児をするママ・パパにとって、赤ちゃんに何をどう着せたらいいのかわからない…という声をよく聞きます。「汗ばむくらい暑い日でも、肌着を着せたほうがいい?」「帽子を嫌がるときは、かぶせなくてもOK?」など、ママ・パパたちの素朴なギモンを、保健師・助産師・看護師であり2児の子育てをしている、中村真奈美先生に聞きました。
春夏ベビー服の着せ方 ママ・パパが迷いがちなポイントはこれ!
0カ月~2才6カ月までのお子さんがいるマたちに、「4月~6月の赤ちゃんに着せる服やアイテムなどについて、専門家に聞いてみたいことは?」というアンケートを取りました(※)。
アンケート結果をもとに、多くのママが迷ったり、気になったりしていることについて、中村先生に聞きました。一問一答で紹介します。
※0カ月~2才6カ月までのお子さんがいるママ139人のアンケート集計結果をまとめたもの(2019年12月実施)。
Q 赤ちゃんの暑い・寒いの見分け方が知りたい!
A 体幹を触って確認しましょう
おなかや背中などの体幹部が汗ばんでいたら暑く、ひんやりしていたら寒いと判断しましょう。また、機嫌が悪い、顔色が赤い、額が汗ばんでいるときは暑く、顔色や唇が青っぽいときは寒いサインです。
Q 抱っこひもを使うときは熱がこもって心配です!
A 袖口・裾口が広いウエアを選んで
抱っこひもの中やベビーカーの上はむれやすいため、薄手で通気性がいい生地で袖口・裾口が広めのウエアを選んで。抱っこひもやベビーカーにつけられる保冷グッズなどを活用したり、汗をかいたら着替えることも大切です。
Q 帽子を激しく嫌がります…どうしたらいい?
A『かぶったらお出かけ』をルーティン化するといいでしょう
「帽子をかぶる=お出かけのサイン」とかぶることを習慣化できると理想的ですが、どうしても帽子を嫌がる場合は無理強いしなくてOK。ママ・パパが抱っこをして赤ちゃんに日傘をさしてあげる、ベビーカーのほろを下ろすなどで対策しましょう。
Q 暑い日でも肌着や靴下は必要?
A 汗の吸収のために着せる&はかせるほうがベターです
肌に汗が長時間残ったままだと、あせもなどの肌トラブルの原因になることもあります。汗を吸収させるため、肌着はいつも着せるのがおすすめです。室内ははだしでOKですが、外出時は日焼け&虫刺され予防に靴下をはかせて。
春から夏の時季は気温の変化が大きく、大人でも何を着たらいいのか迷う季節です。とくに赤ちゃんは、まだ自分で「暑い」「寒い」を言葉で伝えられないため、ママ・パパが着せ方を調節したり、赤ちゃんが快適に過ごせているかをチェックしてあげることが大切です。
(取材・文/ひよこクラブ編集部)
初回公開日 2020/3/20
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