0~5カ月、新米ママ&ベビーの「うまくいかない」授乳の悩みはこう解決
赤ちゃんが生まれると「授乳回数がわからない」「夜中の授乳って、いつまで続けたらいいの?」「授乳中、むせるのはなぜ?」など、授乳について悩んだり、疑問がいっぱいになるママはとても多いもの。初めての育児に向き合っているママに知っておいてほしい、授乳のキホンとトラブル解決策をまとめました。
月齢別★赤ちゃんのお世話・授乳のポイント
0~5カ月ごろの赤ちゃんのお世話と授乳のポイントを紹介。まずはキホンをチェックして!
【0~1カ月ごろ】ママ自身の体の回復を優先しながら、赤ちゃんとの生活に慣れて
産後間もない時期は、ママ自身の体の回復や心の安定を優先に考えながら、赤ちゃんとの生活に慣れていきましょう。生活リズムは、赤ちゃんに合わせてOK。無理がなければ、睡眠リズムのベースを作るためにも“日中は明るく、生活音を気にせずに! 夜は静かに、薄暗い部屋で寝かせる”ことを意識してください。
<授乳の目安>
おっぱいは回数や間隔は気にせず、赤ちゃんが欲しがるだけ与えて。
ミルクは約3時間おきに、1回80~140mlを目安に、1日7~8回あげましょう。
【2カ月ごろ】昼夜逆転しないように気をつけながら、お世話を
昼夜の区別がつくようになるのは、もう少し先ですが、昼夜逆転が起きないように生活リズムをなるべく整えたいころです。昼夜逆転が続くと、ママやパパの疲れの原因にもなります。
<授乳の目安>
おっぱいは消化がいいため2時間ほどで、おなかがすく場合も。おむつを替えたり、あやしたりしても泣きやまないときは3時間あいていなくても授乳してOK。
ミルクは1回100~160mlを目安に、1日6~7回あげましょう。
【3~4カ月ごろ】赤ちゃんが欲しがらなければ、夜間の授乳間隔をあけても
夜間の授乳間隔を、少しずつ3時間以上あけていく時期。その分、日中は必要な量だけ授乳を。首がすわると寝たままの授乳を嫌がる子もいるので、泣いたりする場合はときどき姿勢を変えて様子を見て。
<授乳の目安>
母乳育児が順調なら「泣くたびに授乳」はやめて、しっかりおなかがすいてから授乳しましょう。
ミルクは1回140~200mlを目安に、1日5~6回あげましょう。
【5~6カ月ごろ】お昼寝は午前と午後の2回にして、生活リズムを整えましょう
夜、ぐっすり寝るためにも、日中は体を動かす遊びをたくさんして、お昼寝は午前と午後の2 回に。朝、早く起きる子もいますが、ママやパパが大変でなければ一緒に起きて、1 日のスタートを!
<授乳の目安>
おっぱいは、おなかがすいたら飲ませて。夜間授乳が増えないように注意!
ミルクは1回180~240mlを目安に、1日4~6回あげましょう。
よくある! 授乳のお悩み解決Q&A
ママたちからよく質問にあがる、授乳の悩みを解決します。
Q母乳を飲ませると、むせるのが気になります
A授乳前に、マッサージして乳房内の内圧を抜きましょう
母乳は、勢いよく出過ぎてむせることがあります。気になるときは、授乳前に乳輪部を1~2分マッサージして、やわらかくします。その後、おにぎりを握るように乳房を両手で挟んで、乳房内の内圧を抜きましょう。母乳がたらたらと出たら内圧が抜けたサインです。
また抱き方を変えると、むせなくなることもあります。
Q授乳中、寝てしまうのですが…
A口元を刺激したりしても起きない場合は、無理しないでOK
赤ちゃんにとって授乳は、意外と疲れるもの。途中で寝てしまう子もいます。20~30秒待っても起きないときは、反対側のおっぱいを吸わせてみたり、乳首を口に近づけて少し刺激を与えて。それでも起きないときは、げっぷさせて寝かせましょう。
Q吐きもどしが多いのはなぜ?
A胃の入り口の筋肉が未熟なので、吐きもどすことも
赤ちゃんは胃の入り口にある筋肉の機能が未熟なため、授乳後、少量の母乳やミルクがダラダラ出てくることがあります。吐きもどしが多いときは、1回の授乳量を減らす代わりに、授乳回数を少し増やして様子を見て。授乳の前後にげっぷをさせると、吐きもどしが防げることもあります。
Q大泣きされて、うまく授乳ができません
A大泣きする前に、授乳するのがコツ
口をチュパチュパ動かすなど、「おっぱいかな?」と思うサインが見られたら、大泣きする前に授乳しましょう。ただし夜中は、眠りが浅くて少し泣く場合があるので、1~2分様子を見て授乳が必要か判断を。
0~6カ月の授乳と睡眠の悩みをサポートする「ねんねですくすくセット」って知ってる!?
初めての育児は「なんで寝てくれないの?」「おっぱいがたりていないのかな?」など悩むことが多いもの。
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子育てに悩んだとき、SNSなどで解決策を探すママやパパもいますが、なかには誤った情報も! そのため小児科医などの専門家は「正しい情報を得てください」と注意を促しています。とくに授乳については、間違えた情報を信じてしまうと、赤ちゃんの成長や乳腺炎を起こすなどママの体調にかかわることもあるので注意しましょう。
取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ
※専門家監修の「睡眠と授乳の基本とコツがわかる本」(ねんねですくすくセット)より抜粋・再編集。