子どもの学校でコロナ感染者が。わが子は陽性の子と接触はなかったけど、周囲に報告すべき?
東京に緊急非常事態宣言がでたときでさえ、どことなく他人事だった新型コロナ。けれども第二波によって感染者は激増し、その流れが大きく変わりつつあります。首都圏では、子どもの学校や職場で「知り合いや家族が、コロナの濃厚接触者になった」と、いう声が聞こえてくるようになりました。口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿でも、陽性と判明したのなら周囲に知らせるべきだけど、接触が微妙な段階でも、自ら周囲に話して注意喚起すべきなの?というような声が。ママたちのコメントを紹介します。
教えて欲しい気持ちと、知られたくない気持ち
「学校から連絡ありました。子どもの学校の保護者が陽性とわかり、そのお子さんは自宅待機中。お子さんの検査結果が陽性なら、数日休校になるそうです」
「子どもの学校でコロナ感染者が出ました。我が子は陽性の子と接触はなかったけど、同じ学年ということで念のため自宅待機になりました。周りには話していません…」
子どもの場合、感染の可能性があるとわかったらいじめられるのでは? という心配があるようです。それを考慮してか、濃厚接触者の段階では発表しない学校もあるようです。
「子どもが、友人から『親が陽性で、濃厚接触者として検査を受けることになった』と、メールがきたと聞いて仰天。もしその子が陽性なら、我が子も濃厚接触者になるかもしれません。なのに学校からはなんの連絡もない。報告する義務はないのでしょうが、仲のよい 生徒には一言あってもいいのでは。保護者がPCR検査を受けた時点で知りたかったし、我が子が感染しているのではと、不安と憤りを感じます」
誰でも感染する病気。みんな被害者なのだけれど
「学校側としては、濃厚接触者の段階では何も言えないかな」
「濃厚接触者というだけで、犯罪者のような目で見られるなら言いたくない」
「遊びに行って濃厚接触者になったのなら責めたくなるけど、普通に生活していただけなら同情するべきでは」
「夫の会社で感染者が出ました。夫にも私にも持病があり、感染したら重篤化する可能性が高いけど、感染した人には同情しかない」
なかには「しばらく子どもを休ませるだけでは?」という声がありましたが…。
「もし家族に濃厚接触者がでたら、私はパートをクビになるでしょう。主人はこの騒ぎで減給だというのに、他人家族より我が家の心配をしちゃいけないの?」
きれいごとばかり言ってはいられないという切実な声は、大きな同意を得ていました。
不安でモヤモヤするよりも、冷静な対応を心がけることが大切
「子どもの学校で、保護者は陽性だったけど子どもは陰性だったケースがあったそうです。正式な発表がなかったのは、混乱を避けるためだったのでしょう」
「濃厚接触者」の公表は誠実である一方、余計な心配を煽ることも考えられます。
「知り合いの子の学校は休校になりました。子どもの学校からはまだ感染者は出ていないけど、感染者が出た場合の対応について細かく指導がでています。もう他人事じゃない感じ」
筆者は東京在住です。夫も子供も毎日電車で通勤通学しています。感染者が1日200人をこえた第二波あたりから、気持ち的にも第二段階に入った気がします。
「無症状の人も多い病気です。誰から感染したかなんて、実際にはわからない。誰でもかかる病気なんだと思うべきだと思う」
都心の多くの人が「withコロナ」という言葉を実感しつつあります。しかし、第二波がきていない地方では、まだまだ抵抗があるのは仕方のないこと。不安は多くありますが、冷静な対応を心がけたいものです。
文/和兎 尊美