もし娘が、私が、コロナにかかったら…? SNSで話題の漫画に共感の声
SNSで育児漫画を中心に投稿している、かやのおへそ(@azu.ponpon)さん。結婚して子どもを授かり、初めての育児真っ只中で起った新型コロナウイルスの感染拡大。育児中のコロナで感じた心情を綴った漫画がTwitterやInstagramなどのSNSでママたちの共感を呼んでいます。
ほのぼの育児漫画を投稿する、かやのおへそさん
かやのおへそ(@azu.ponpon)さんは、夫、娘(3歳)の3人家族のママ。初めて育児に奮闘しながら、大好きな娘さんとの日常を漫画にしてInstagramやTwitterに投稿しています。
ママに「かわいい」と言われて、自分は「かわいくない!」と言い返す娘さん。
しかし、娘さんが本当にかわいいと思っているのは実はママだった……?! なんだか照れるうえにかわいすぎてたまらないエピソードですよね。
かやのおへそさんはマンガを描くようになったきっかけをこのように話してくれました。
「娘の小さな成長を忘れたくなくて、絵日記的に始めたのがきっかけです!
読み返すと0歳とか1歳のことはもうすでに忘れていることがあったりするんです。育児絵日記を見て思い出して『こんなことあったな~』と懐かしんだり、少しお姉さんになった娘と一緒に見たりしてコミュニケーションをとっています。私にとっては娘の成長すべてが宝物のように感じます」
これまでとは違う、死を身近に感じる恐怖
じつは若いころ生きることに対してあまり執着がなかったという、かやのおへそさん。それから時が経ち、結婚・出産を経験したかやのおへそさんは、今回の新型コロナウイルスの感染拡大の危機に直面しました。
緊急事態宣言が発令されて穏やかな日常が徐々に脅かされていくうちに、だんだんと死が身近でリアルなものに。
大切な家族がもしコロナにかかってしまったら? もし自分がコロナにかかってしまったら、子どもはどうするの? 想像するだけで不安な気持ちになってしまいます。
そして子どもを守るために自分が強く生きていくことを誓ったかやのおへそさん。
コメントには共感するママの声が相次ぎ、改めて生きることの大切さや、わが子のためにまずは自分が生き抜くことが大切であることを痛感させられる投稿となりました。
最後に、かやのおへそさんがこのマンガを通して改めて感じたことをお聞きしました。
「新型コロナウイルスが流行して閉塞感を感じているなか、家族との日常が徐々に脅かされる恐怖から衝動的に描いたマンガなのですが、おもいがけずたくさんの方に読んでいただけて、『同じ不安を抱えている人がこんなにいるんだ』と、とてもびっくりしました。
漫画を通していろいろなコメントを頂き、私自身もとても考えさせられました。それでも多くの人たちとコロナの終息を願う思いは一緒だと思いますので、私も微力ながら終息にむけて、お家の中での時間を大切にしようと思います」
この記事を見ているかたも新型コロナウイルスの影響で、不安な毎日をすごしていらっしゃると思います。大切な人を守るために今できることを一人ひとりが意識を高く持って行動することが重要ですね。一刻も早くすべての人に穏やかな日々が戻ってきますように……。(取材/文・清川優美)