そんなものまで!? 捨てられない思い出の品あれこれ
部屋の整理をしているといつ買ったのか分からないもの、子どものころに使っていたものが出てきたりなど、意外と長く持っているものと出会えたりします。
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちの捨てられないものはいったいどんなものがあるのでしょう。
思い出と共に歩んできたものがみなさん意外とあるようです。
母からもらった思い出の品たち
「母から譲り受けた裁縫バサミ。母が20代の頃に買って使っていましたが、今は私が使っています。母が持っていた時期と合わせると約50年……。鉄製でかなり重いですし、かなり大きい。小学校で買った裁縫箱には全然入りませんがジャキジャキ切れて爽快なので、手放せません」
「実母から譲り受けた無水鍋は45年モノです。蓋と本体の深さが違うだけで、合わせて使うも良し、単体で使うも良し、と非常に使い勝手が良く、結婚を機に実家を出る際に譲ってもらいました。持ち手が両手持ちタイプで、流石に片方の持ち手は取れてしまいましたがしぶとく使っています」
祖母からもらった思い出の品たち
「和裁士をしていた祖母が嫁入り道具として持参した、裁ちばさみ。戦前に嫁いでいるから、推定75年だけど実はもっと古いかも。祖母が亡くなった後は、母が使い続けており、まだまだ切れ味は超抜群。私も引き継ぎたいなと」
「トレーナーです。今70代の叔母が娘時代に買ったものを、母にお下がりされて、さらに私にお下がりされてます。正確な年数は分かりませんが、私の幼少期の写真に同じトレーナー着た母が写っているので、40年は経過していると思います。
適当に洗濯しても、毛玉もできないし、伸びないし、めちゃくちゃ着やすいです。近所のコンビニやスーパーくらいは普通に着て行ってます」
子どものころから使っている思い出の品たち
「小学校2年生の時に授業で貰ったカッターナイフを32年使っています。当時、50代だった担任が『今の子は使うことが無くなるかも知れないが、先生はこれで鉛筆を削っていたんだよ。カッターが使える人でいてくださいね』と少ししんみりと指導されていたのが子供心に印象的で、削れる大人でいようと思ってずっと持っています」
「1万で買った腕時計が、もうすぐ20年。エコドライブという太陽光で充電するタイプ。しかも10気圧防水。仕事も旅行も海水浴や悪天候の登山にも、どんな時にも頼りになります。私がデザインの対象年齢から外れちゃったのが残念。あと10年頑張ってもらい、娘に渡したいです」
「15cmのプラスチックのものさしです。中2の時の文通相手に誕生日にもらいました。それから34年。欠けてて、線を引くと少しガタガタになるけど、現役です。捨てられません」
ほかにも家電はひとり暮らしを始めたときに買ったものを使っているなど、意外と長く活躍しているものも。
使う期間が長くなると、それだけ愛着が湧いて捨てる決心がつきづらくなるもの。文中に登場した裁ちばさみのように、長く使えるものは子ども、そして孫へと引き継いでいけると良いですね。
(文:ふくだりょうこ)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。