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冒険派タイプ・慎重派タイプ、赤ちゃんのタイプでも離乳食の進め方は変わる【専門家】

高い椅子で自宅で8ヶ月の男の子がスプーンで母親によって固形食を与えられている笑顔
写真はイメージです
MachineHeadz/gettyimages

赤ちゃんが5~6カ月ごろになって、唾液の量が増えてきたり、大人が食べている様子に興味を持ったりし始めたらそろそろ離乳食のスタート時期です。けれど、赤ちゃんの口の発達や消化機能はそれぞれ異なるので、タイミングを見極めて。
また、初めての離乳食をすぐに食べる冒険派タイプ、じっくり様子を観察する慎重派タイプなど、赤ちゃんの性格もさまざま。進め方も目安通りにはいかないことはよくあります。
最初の一口を食べさせるときや、離乳食の次の段階に進めるときはわからないことだらけではありませんか。赤ちゃんに食べることに興味を持ってもらっておいしく食べてもらうために、知っておきたいポイントを管理栄養士の中村美穂先生に聞きました。

赤ちゃんの「おいしい」には、五感が大きくかかわっているんです!

赤ちゃんの離乳食が少しでも順調に進むためには、赤ちゃんが離乳食に興味を持って「おいしい」と感じる必要があります。赤ちゃんの「おいしい」は、口からだけで感じているわけではなく、目、耳、手、鼻でいろいろな感覚を研ぎ澄ませて、「おいしい」という感覚を覚えていくのです。
味そのものだけではなく、五感を使って「おいしさ」を感じさせてあげるのが大切なポイントになりますが、そのための環境はどのように整えればいいのでしょうか。


【味覚】
甘み・うまみ・塩味は「おいしい」と感じやすい味。酸味や苦みのある食材は、離乳食に慣れてきたら、少しずつ加えて慣れさせていきましょう。

【視覚】
食べ物の色や形、盛りつけなども「おいしさ」を感じるための大切な要素。彩りを華やかにすることで、赤ちゃんの食欲がアップすることもあります。

【嗅覚】
食材そのものの香りや、料理のにおいなどは食欲を刺激するキーワードに。ただ、赤ちゃんによって食材の香りの好みはあります。「あまり好きじゃないかも?」と思ったら、無理に食べさせなくてもいいでしょう。

【触覚】
食べ物を口に入れたときのかたさやかみごたえ、手で触ったときの食感も「おいしさ」につながります。赤ちゃんの発達に合わせ、食べ物の大きさやかたさを少しずつ変えていきましょう。
赤ちゃんが食べ物にしきりに手を伸ばすようになる9~11カ月ごろからは、手づかみ食べがしやすい形状を意識して。

【聴覚】
食べ物をそしゃくしたときの音や、ママやパパなどの声かけも刺激になります。
大人が食べさせるときは「ちゃんと食べてもらわなくちゃ」と真剣になりがち。リラックスして「モグモグできるかな」「おいしいね」など声かけを心がけて。

ママ・パパたちが心配する栄養バランスは、1週間単位でとれていれば大丈夫

離乳食でとくに困るのは毎日の献立で、マンネリに困っているファミリーも多いかもしれません。けれど、栄養バランスは1回の離乳食ごとに完璧にしなくていいんです。
離乳食を始めたころの5~6カ月ごろは、まず離乳食に慣れるということが大切なので、栄養バランスはあまり意識せず、ざっくり考えてOK。7~8カ月ごろから、主食(おかゆ、めん類、パンなど)、主菜(豆腐、魚、肉、卵など)、副菜(野菜、果物など)の3つの栄養バランスを考えていきましょう。
とはいえ、1回の離乳食で完璧な栄養バランスをめざすのではなく、1日単位で調整し、1週間で上記3つの栄養バランスがだいたいとれていればいいでしょう。同じメニューが数日続いたとしても、あまり気にしなくて大丈夫。 朝食はとくにバタバタしがちなので、定番メニューがあってもいいでしょう。

赤ちゃんの発達はそれぞれ違います。あせらず、その子のペースで進めていって

赤ちゃんには、初めての食材をすぐに食べたり手を伸ばす冒険派タイプの子、なかなか食べたり手を出さない慎重派タイプの子がいます。また、口の発達や消化機能は個人差が大きいもの。
食べる食材の種類が少なかったり、目安の量を食べなかったりすることもよくあります。本などのメニューを参考に作ったら、赤ちゃんの食べる様子をよく見て、食べにくそうにしていたら少し小さくしたり、かたさをさらにやわらかくしたりなど調整を。また、新しい食材は少しずつ取り入れる、食材の大きさのステップアップは少しずつ、など意識すると、赤ちゃんも受け入れやすくなるはず。
そして、離乳食が理想通りにいかない日は、また翌日トライすればOK。おおらかな気持ちで向き合っていきましょう。

監修/中村美穂先生 取材・文/ひよこクラブ編集部

ママ・パパが離乳食作りや献立を考えることへのストレスを減らせれば、気持ちに余裕が生まれます。そうなると、赤ちゃんに離乳食を食べさせたり、一緒に食事をするときに笑顔や声かけが増え、赤ちゃんの「おいしい」感覚もアップするはず。頑張りすぎず、乗りきりましょう。


中村美穂先生
Profile
管理栄養士。保育園栄養士として、乳幼児の食事作りや食育活動に従事。離乳食の書籍の監修も。現在はママ・パパ向けの離乳食教室をオンラインで行っています。
https://syokujikan.com


参考/『ひよこクラブ』2020年11月号別冊付録「カレンダー式離乳食365日のレシピBOOK」

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