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大好きな人と結婚したはずなのに…。「夫を捨てたい。」著者インタビュー

Instagramの投稿漫画が、多くの女性の共感を得て話題となった、4児のママいくたはなさん。600万PVの大人気WEBマンガがついに書籍化されました。タイトルは、ずばり『夫を捨てたい。』。家事はすべて妻任せが当たり前。つわりを我慢して、仕事に家事にがんばる妻を横目に、夫は週に何度も飲み会に参加し、朝帰り。そんな寄り添ってくれない夫への不満を貯めこみ日々悩む母親の不安と葛藤、そして家族としての成長を描いたコミックです。
今回は、『夫を捨てたい。』の著者・いくたはなさんのインタビュー前編をお届けします。出産・育児を通して直面したことや、漫画を描いたきっかけなどをお聞きしました。

プロフィール / いくたはな

育児に仕事に奔走する母。
会社員として働きながら、育児の体験談や夫婦の出来事をイラストや漫画で描き、インスタグラムに投稿。2016年から始めたインスタグラムのアカウントのフォロワーは、19万人(2020年9月現在)にのぼる。著書に『夫を捨てたい。』(祥伝社)
Instagram @iktaa222

漫画掲載のきっかけは、日々の思い出を絵日記として描き始めたこと

――そもそもInstagramに漫画をアップし始めた経緯を教えてください。

いくたさん(以下敬称略) 4年ほど前に産前休暇をいただいていた時、時間が余っていたのと、そもそも育児休暇中は達成感があまり感じられないので、1日1回達成感を感じられるように、「絵日記をつけよう」と思ったのがきっかけですね。描き始めたら、今度は誰かに見てもらいたい気持ちがでてきて。ちょうどその頃Instagramが流行ってきていたので、定期的にアップするようになりました。

――もともと漫画家を目指していたのでしょうか?

いくた いいえ、全くそういうわけではありません。昔から美術は好きでしたが、漫画はもちろん、絵を一生懸命描いたこともない、普通の会社員でした(笑)。

――ご自身の漫画(絵日記)をいきなりInstagramにアップして、多くの人に公開するのは勇気がいりませんでしたか?

いくた その頃Instagram上で絵日記をアップしている人も多くて。♯絵日記始めてみた、と初心者を全面に出していたので、意外とハードルは低かったですね。

家族として軌道に乗り始めたのは、3男が生まれてから

好きで結婚した夫。幸せな結婚生活を夢見ていたけれど…。

長男が生まれてからは、家事に育児に手探りの毎日

――『夫を捨てたい。』の話を描こうと思ったきっかけは?

いくた 4人目の子どもが生まれたときに、「夫のことを泣かせた話」を描こうと思いついたのがきっかけですね。
これまで、子どもが生まれて2〜3カ月の時期は落ち込むことが多かったため、4人目の子が生まれたときも身構えていたんです。でも、そのときはあまり落ち込むこともなく楽だった。何がそれまでと違ったのかと考えたとき、夫がいろいろと助けてくれているからだなと。同時に、思い返せば最初の頃の夫はひどかったなと(笑)。それで覚えているうちに、当時の思い出を漫画として残しておこうと思いました。

――コミックに掲載されている内容は、夫のダメダメ度合い(!?)に不満が募っていた頃、だいぶ以前のお話ということですね。

いくた そうですね。6年ほど前の出来事が中心になっています。家族として軌道に乗ってきたのは、結婚4年目、3男が生まれてからぐらいでしょうか。コミック内で‟夫を捨てた“出来事があったその後、だいぶ時間が経ってからですね。

家事も育児もぜんぶ妻がやらなきゃいけないの!?

一番の若手である夫は立場上、会社の飲み会に参加しなければならないことが多い。

言いたいことを飲みこんでしまう毎日

――子育て中に辛かったことやストレスを感じたことはどんなことでしたか?

いくた 当初は産前に思っていたよりも意外と安定した生活が出来ていると思っていたのですが、寝不足が続くことや、自分の好きなことがまったく出来なくなってしまったことが徐々にストレスに。私は自分の時間を持てないのに、夫は立場的にも社内での飲み会が多く、連絡しても返事がないまま朝帰り、なんてことも。真剣に話しても、何も変わらずで……。それでも自分はいいパパだと思っているのか、外では育メンぶっていたりして、それがまた余計に腹が立つ!
そんなことが続き、育休中で仕事をしていないことを負い目に感じていたこともあり、どんどん言いたいことも伝えにくくなっていき、自分の中に溜め込んでしまうことが増えていきました。

溜まりに溜まった不満が爆発!! 夫を捨てた日!?

――今回のコミックはとても衝撃的なタイトルですが、「夫を捨てた日」、捨てられたご本人にとってはあまりにも衝撃的だったのでは?

いくた 夫からしたら、急なことでとても驚いたと思います。私としては、日々溜まりにたまった不満が、妊娠中の不安定さと相まって爆発しただけなのですが。あまりにも突然すぎたためか、夫にはこちらが思っていたほどの切迫感は伝わっていなかったようで、後からそれを聞いて知りました。

――急に捨てられた(車から降ろされた)のにですか? 

いくた もともとその日は夫の会社まで送る予定だったのですが、道の途中で夫を降ろしたわけではなく、夫の会社前で降ろしたので、夫は「捨てられた」とは感じていなかったようです。それでも感じるものがあったようで、私の話に真剣に向き合ってくれるようになりました。

――その日から、夫は変わっていったのですね。

いくた とはいっても、急にいいパパになれるわけはなく。少しずつ少しずつ変わってくれたという感じですね。

――不満が爆発するようなことにならないために、必要なこととは何でしょうか?

いくた お互い歩みよるために、話し合うことを大切にしています。言いたいことを飲みこむこと=諦めることは、実は簡単なこと。一度やってしまうと、その後も諦めるようになってしまいます。それが続くと、だんだん相手に関心がなくなってしまう。そうならないためにも、ひと呼吸おいて、自分の話を理解してもらえるように伝えてみる。もちろん相手の話を聞くことも重要ですね。

――ママたちからは相手に「察してほしい」と心の中だけで思っている場面が多いという声が届ています。
いくた そうなんですよね。私もそうでした。でも、もともと他人だった二人なのだから、相手の気持ちや考えが分からないのは当たり前。言葉にしなければ伝わらないということを忘れずに、じっくり話し合う時間をもってもらえればと思います。

取材・文/女子部JAPAN(おぜきめぐみ)


現在は会社員をしながら、夫と一緒にワンチームで子育て中といういくたさん。「夫を捨てたい」と思う出来事があったにも関わらず、今は4人のお子さんのママとして、とても楽しそうにお話しいただいた姿が印象的でした。後編では、夫が変わったきっかけや、育児と仕事を両立するためのコツについてお聞きします。

(※コミック表紙画像)

『夫を捨てたい。』(祥伝社)

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