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【料理研究家・コウケンテツ】300日鍋だけだってOK、料理をがんばりすぎるより大切なこと

毎日の離乳食作りやごはん作りを、負担に感じるママは少なくありません。また忙しいなか一生懸命作っても、子どもが食べてくれないことも…。3人の子どものパパでもある、人気料理家コウケンテツさんに、離乳食や家族のごはん作りがつらいと思うときの乗りきり方を聞きました。

毎日のごはん作りは、頑張りすぎなくていい

“子どもため・家族のため”と思って、頑張って手作り料理に励んでも、子どもは喜んで食べてくれないことも。コウさんも同じような経験をして、気づいたことがあると言います。

――「忙しいなか、せっかくごはんを作ったのに子どもが食べてくれない!」と悩むママは意外と多いです。なかにはイライラして、つい子どもを怒ってしまうママもいるようです。

コウさん(以下敬称略) 僕も同じようなことがありました。僕の場合は、たとえばパスタのゆで方にこだわりがあって、ベストなタイミングで子どもに食べてほしい! でも子どもは、そうはいかない。しかも子どもたちは、のびのびのパスタを案外おいしく食べているんです。そのときに「いろいろこだわっているのは、結局、自分だけなんだ…」と気づきました。
「なんで、せっかく作ったのに!」とイライラする気持ちもすごくわかります。だからこそ、ごはん作りのストレスをできるだけ少なくする作戦が必要だと思います。

手作りが負担と思うママは、手作りのハードルを下げてください。わが家は子どもたちが、ラーメンが好きなので、野菜や肉をいっぱい入れてインスタントラーメンで煮込みラーメンを作りますが、インスタントを使っても手作りと考えていいと思います。カット野菜を買ってきて、炒めるだけでもOK。作ることに変わりはないので大変ではありますが、気持ちに少しゆとりを持てるかもしれません。

食育はしなくちゃ、と思い込むと親子ともに追い込まれることも

食育とは、食事の大切さを知って好き嫌いしないでバランスよく食べたり、食事のマナーなどを身につけたりする教育です。「家庭でも、食育を意識したい」と考えるママやパパもいますが、コウさんは家庭での食育はデメリットがあると言います。

――コウさんは、子どもの“食育”をどのように考えていますか。

コウ 僕は、家庭でいちばん大切なのは、家族で楽しく食事をすることだと考えています。食育は教育の一環と考えていいのではないかと思うんです。それなら、保育園や幼稚園、小学校などに任せて、家庭ではやらないほうがいいです。家庭で“食育”を意識すると、食事中に「野菜食べなさい」「お行儀が悪いよ」など注意することが増えて、親子ともに食事の時間が苦痛になると思います。

もし栄養バランスが心配なときは、
赤(トマト、にんじんなど)
緑(きゅうり、葉物野菜など)
黄色(かぼちゃ、コーンなど)
黒(きのこ類、肉など)
白(豆腐、白身魚など)
の5色をちょっと意識するだけで十分です。1日で5色の食材をすべて食べなくちゃ、と追い込む必要もなく、「最近、赤い食材食べていないから、今日はトマトを使おう」程度に考えてみましょう。

――ほかにも子どもが生まれてから、料理に対する考え方が変わった部分はありますか。

コウ 子どもが生まれる前は、料理研究家としてのプライドや、料理に手を抜くことに罪悪感があったりして、インスタント食品や総菜などは使ったことがありませんでした。
でも子どもが生まれたら、毎日のごはん作りが大変になってしまって…。家族が「おいしい!」と喜ぶなら、インスタントや総菜なども使ってOKと思うようになりました。手作りのほうが、食材費がかかるケースもありますし。

ベビーフードも、上手に利用したほうがいいと思います。ベビーフードを使うことに罪悪感を抱くママもいるかも知れませんが、子どもが好きなベビーフードを見つけるのも、案外楽しいかもしれません。

なにも手作り料理だけが愛情というわけでもなく、インスタントでも総菜でも、ベビーフードでもいいので「おなかいっぱい! ごちそうさま。あ~、おいしかった!」と満足してくれたら、親の愛情は十分伝わると、僕は思います。

「年間300日鍋」と「のっけ弁」がおすすめ! 鍋は、離乳食の取り分けにも最強

忙しい日や「今日は簡単に済ませたい」と思うとき、コウさんが実践しているのが鍋料理です。鍋は赤ちゃんがいたり、家族が多い家庭こそおすすめだそう。

――コウさんのおうちで実践している、簡単おすすめワザを教えてください。

コウ まずは鍋です。子どもがいると上の子は「肉じゃが食べたい!」、下の子は「今日はカレーがいい!」とか言い出して、メニューを決めるだけでも大変なときがあるので、そんなときはじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、豚肉などを鍋で煮て、そこから肉じゃがやカレーを作っています。子どもたちも、自分の好きなメニューが食べられるので大満足。取り分けて離乳食も作れます。年間300日鍋(笑)も全然ありです!

――「幼稚園のお弁当作りが大変!」と言うママもいますが、簡単に作れるお弁当ワザはありますか。

コウ 僕がおすすめしたいのは「のっけ弁」です。昔、大工のアルバイトをしていたのですが、棟梁(とうりょう)のお母さんが作ってくれた、ごはんの上に前日の晩ごはんのおかずをのせるだけのお弁当がおいしくて! 今でも忘れられない味です。わが家も忙しい日は「のっけ弁」にしています。煮ものなど、おかずの汁がごはんにしみたほうがおいしいです。小分けカップなどを使わないから、ゴミも出ず環境にもやさしいです。

――最後に、コウさんのYouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」で紹介している、簡単おすすめレシピを教えてください。

コウ 「鶏のにんにくしょうゆ煮」と「豚とレタスのうまみ蒸し」かな…。
どちらも手軽にできて、夕食のメインになりますよ。
YouTubeの撮影はめっちゃ大変だけれど、何度も撮り直したりしてこだわって作っています。皆さんの時短料理の手助けになればうれしいです。

【コウさんおすすめ】鶏のにんにくしょうゆ煮

「鶏のにんにくしょうゆ煮」は、フライパンで煮込むだけで簡単にできます。(コウさん)

【コウさんおすすめ】豚とレタスのうまみ蒸し

「豚とレタスのうまみ蒸し」は、包丁いらずの簡単レシピです。(コウさん)


お話・写真提供/コウケンテツさん  取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部

コウさんでもインスタントや総菜を使うことがあると知って、驚いたママもいるのではないでしょうか。コウさんは「忙しい日は、ピザを注文したりする日もありますが、子どもたちは大喜び! 食事は、楽しく食べることがいちばん大事。手作りにこだわる余り、余裕がなくなってママがイライラしたり、疲れきったりしていては本末転倒。適当に手を抜くことが大切です」と言います。


コウケンテツさん

Profile
料理研究家。旬の素材を活かした手軽でおいしい家庭料理を提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。YouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」も人気。プライベートでは10歳、8歳、3歳の3児のパパ。


「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」(ぴあ刊)

「おうちごはん」作りがしんどいと感じている人に寄り添う内容のコウケンテツさんの初エッセイ本。やさしいアドバイスと、気持ちをラクにするアイデアがいっぱいです。

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