3児のママ・山田ローラ、アメリカでは鬼の代わりに「サンタのスパイ」エルフがいたずら対策に大活躍
ラグビー選手の妻でママである山田ローラさん。日本とハワイを行き来する生活を送っていますが、今はハワイで4歳の男女の双子と0歳の女の子の子育てに奮闘中です。今回はハワイでのクリスマスのお話。アメリカではクリスマスの小さな妖精「棚の上のエルフ」がこの時期欠かせない人気ものなのだと言います。
11月の第4木曜日の感謝祭が終わるとクリスマス一色に
12月は、双子が一瞬にしてお利口さんになるフレーズが使える時期です。
「サンタさんがみてるよ」
ハワイでは感謝祭が終わると、一気にあたりがクリスマスの装飾でムード満載になります。
2歳くらいからサンタの存在を徐々に意識し始めた2人。4歳になった今ではサンタさんの存在を信じ、クリスマスにプレゼントをもらえるのを心の底から楽しみにしています。サンタに手紙を送ったり、実際にサンタに会いに行って(毎年ショッピングモールなどでサンタに会えるイベントなどがあります)、欲しいものをおねだりしたりと毎日ソワソワしています。
ただ4歳児になってからイタズラの頻度も高くなってきました。毎日のように
「ちゃんとしないとサンタさん来ないかもよ!」
と言ってもその場では効果はあるけど、数分後には忘れてしまう。
毎日何回も同じ注意をしても片耳からスーッと抜けてしまうので、わが家に新キャラがやってきました。
サンタさんのお手伝い「妖精エルフ」
数年前からアメリカで人気になってきたElf on the Shelf (棚の上のエルフ)。サンタを手助けする妖精で、毎日違うところに現れて子どもがお利口さんにしてるかどうか観察し、夜になるとサンタの元へ飛んで行って1日の報告をするというシステムになっています。
毎朝エルフが現れる場所は違うので、子どもが起きた時に探しに行くのもひとつの楽しみになっています。
わが家のエルフは子どもが主に遊ぶおもちゃエリアに待機しています。おもちゃをシェアできなかったり、けんかしてしまったりした場合は私が通りすがりに
「エルフがメモしてるよ〜」
と言うだけでサーッと悪さを止める2人。これは効き目抜群!!
最初の数週間は私も楽しくなって毎晩エルフを違う場所に置いたり、色んなポーズをとらせたりしていました。
ネットを検索するとクリエイティブなエルフの置き方とかがたくさん出てきます。それをまねしてみたり、小物を集めてみたりと頑張っていましたが・・・。
エルフが前の日と同じ場所にいて、双子から質問攻めに
とうとうエルフを動かし忘れてしまう日がありました。
ウキウキしながら起きてきた双子は前の日と同じ場所にいるエルフを見つけてすぐさま私に報告。
エルフは昨日サンタに会えなかったの?など質問攻めにあってしまい、苦しい言い訳をボソボソ答えるばかりの私。なんとか納得させ、まだ4歳児でよかったとホッとするばかりです。
エルフを導入したことで双子の聞き分けは多少よくなったかもしれませんが、逆に親がクリエイティブにならなきゃいけない変なプレッシャーからストレスが増えた気もします。
はやりのものを育児に取り入れる前に親の負担が増えないかどうかをちゃんと見極めないと後々後悔することを今回身にしみて感じているところです。
文/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
山田ローラ
Profile
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に次女をハワイで出産。