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山田ローラに聞く、日米の育児の違い 支援策の代わりに育児中のママを救うのはパパ

現在、ラグビー選手である夫、山田章仁さんのオフシーズンには、両親が暮らすハワイで生活をしている山田ローラさん。日米両国の育児を取り入れながら、3才6カ月になる男女の双子を育てているローラさんに、日米の育児の違いについて聞きました。

支援策の代わりに育児中のママを救うのはパパ!?

日本では今、国を挙げて多胎児のママを支援しようという動きが高まっているようですが、アメリカではとくに具体的な支援策は無いように思います。
アメリカはパパたちの育児に対する意識がとても高いので、国からの支援が無くても多胎児のママが窮地に追い込まれるような事態になりにくいからだと思います。

というのも、実は、アメリカは日本でいう“専業主婦”の方が極端に少なく、ほとんどが共働き家庭です。しかも、日本のように1年も育休を取ることはできず、3、4カ月で復帰するのが標準的。その間、給与もいっさい支払われません。
そのため、ママの仕事復帰に向け、パパは出産前から授乳以外のすべてのことをできるようになりなさいと、助産師さんから強く言われます。
産院などでは「出産は交通事故に遭うのと同じくらい大変で、ママの体にはそれだけの負担がかかっているのよ。文句を言うなら、あなたは事故にあった翌日から動けるの?」って言われるんです(笑)。
さすがアメリカ!交通事故のたとえはやや過激ですけど、でもそのくらい言わないと、産後の育児の大変さはパパには伝わらないのでしょう。

出産のときも、分娩に立ち会わないパパは病院スタッフから「あなた、それでも父親?」という厳しい目を向けられます。おかげでパパの子育てへの意識は高まり、多胎児のママでも産後はキャリアをあきらめることなく思う存分働き、家庭でもパパとフィフティフィフティの関係を築くことができます。

ママの笑顔が家族の幸せにつながる

アメリカには、“Happy wife,Happy life”といって、「ママが幸せであることが家族全体の幸せだ」というような言葉があり、合言葉のように使われます。「ママが幸せだと家族みんながハッピーになれるから、ママが笑顔になれる方法を見つけなさい」ということです。
そのためには、パパに家事と育児を任せてママがひとりで出かけたっていいし、離乳食もベビーフードを使えばOK(むしろ、アメリカでは手作りするほうが珍しい!)。赤ちゃんをベビーシッターに預けて夫婦でデートをする人も少なくありません。

日本では、夫婦だけで出かけると、必ずといっていいほど「子どもはどうしたの?」と聞かれるし、赤ちゃんをベビーシッターに預ければ、ママがラクをしていると思われがちです。
でも、アメリカではごく普通の光景で、学生のアルバイトの定番がベビーシッターというくらい…。私も経験者ですが、学生がベビーシッターのアルバイトをするために必要な資格は学校で取得することが可能になっています。
双子のママになってからは、私もシッターさんにお願いすることがあり、最初は知らない人に預けることに少し抵抗があったものの、そこはやはりプロ。結果的には友だちに預けて「大丈夫かなぁ」とヤキモキするよりも、安心して任せることができました。

ママは、決して育児をサボりたいわけではありません。家族の前で笑顔でいるために、赤ちゃんと一緒にいる時間をよりたくさんつくるために、日本でもうしろめたさを感じることなく、ママがベビーフードやベビーシッターを活用できる日がくるといいなと思います。(撮影/アベユキヘ 取材・文/坂井仁美、ひよこクラブ編集部)

日本でも、里帰り出産せずに最初から夫婦で育児をしたり、育休を取得するパパも少しずつですが増えてきました。Happy wifeのために、日本のパパも頑張っているのかもしれません。そして、そのようなパパたちが増えて、社会全体が子育て中のママ・パパたちにやさしくなるといいですね。

■Profile
山田ローラ
1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月に結婚、2016年9月に男女の双子を出産。タレント・コラムニストとして活躍中。

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