使う期間が短いからもったいない…妊娠中に増えるマタニティ服やグッズの賢い買い方・手放し方
初めての妊娠だと、ついついマタニティ服やマタニティグッズをあれこれ買ってしまいがち。
3度の出産を経験している筆者が思うのは、そんなに特別なグッズはたくさん必要ない!ということ。
ただし、どうしても必要なものもあるので、しっかりと見極めて購入するべきでしょう。
増えたグッズは、赤ちゃんが生まれて忙しくなると、整理したり処分するのも一苦労です。
モノを増やし過ぎず、適切なタイミングで手放して「赤ちゃんが生まれたあとの暮らしをラクに楽しく」していきましょう!
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
基本的に必要に迫られてから購入する
妊娠した!とわかった時点で必要なグッズはほとんどありません。
ただ体を冷やさないようにすることは重要なので、あったかインナーやレッグウォーマーなどを持っていない人は購入しおくといざという時に便利。またマタニティ下着も必ず必要になるので、気に入ったものが見つかった時には2セットほど買っておくのもおススメです。
しかしそれ以外の、腹帯・骨盤ベルト・抱き枕・マタニティ服などは、本当に必要に迫られてからでも遅くないかな、と思います。筆者は1人目妊娠の時にマタニティ服や骨盤ベルトなど、色々購入しましたが、出番があまりないものも多かったです。
妊娠の状況や体型の変化は、人によって千差万別ですし、妊娠するたびに違うので、当然必要になってくるものも違います。
だからこそ“腰が痛いからベルトが欲しい”“ビジネスライクなマタニティ服が欲しい”と、具体的に必要な状況になってから購入しましょう!
新品で購入しなくても十分使える
3人目の妊娠の時は、マタニティグッズはほとんど購入しませんでした。
マタニティ用となっているもので購入したものは6つ。
・バナナクッション(抱き枕)
・マタニティ下着
・マタニティデニム
・マタニティスカート
・仕事用ワンピース
・トコちゃんベルト(骨盤ベルト)
抱き枕と下着は新品で購入しましたが、それ以外は新品ではなく、フリマサイトで購入しました。
マタニティグッズは使う時期が限られているため、高い価格で購入すると必要なくなったタイミングでも“高かったからなぁ…”となかなか手放せません。
骨盤ベルトは1人目の時に新品で購入して愛用していたので、フリマサイトで見て商品の傷み具合などもわかりました。洋服やベルトは、衛生面などを考えても、新品である必要を感じませんでした。
マタニティグッズを必要な時に必要なものだけを安く手に入れるには、フリマサイトやアプリはオススメです。
必要なくなったタイミングですぐに手放す
メルカリで購入した、トコちゃんベルト・マタニティスカート・仕事用ワンピースは、使わなくなった瞬間にまたメルカリに出品しました。
仕事用ワンピは、産休に入った瞬間に出品。マタニティスカートは、産後1ヶ月くらいでウエストが減ってきてたので出品。骨盤ベルトは産後2ヶ月くらいで着用しなくなったので、出品しました。
どの商品も出品して3日ほどで売れて、無事に手放すことに成功しました。
“そのうち手放そう”と思ってしまい込んでいると、モノもたまるし、商品の価値もどんどん価値が下がってきます。使い終わったら必要な人に使ってもらうためにも、どんどん手放すのがいいと思います。ちなみに、マタニティデニムも産後1ヶ月ほどで必要なくなりましたが、フリマサイトではなく古着回収に出しました。
その理由は『重くてかさばって送料が高いから』
商品を出品するためには、写真を撮って文章を書き、売れたら梱包・配送と手間がかかります。売上金額が微々たる場合は、なるべくサクッと手放せる方法で処分しましょう!
マタニティグッズは、本当に短い期間しか使いません。
まずは「本当に買う必要があるのか?」、しっかり吟味してからお金をかける。
そして使い終わったら、次の妊娠のために…と保管しておくのではなく、一旦手放してリセット。なるべく身軽な状態で育児期に臨むのがオススメですよ。
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)