手間なくラクなのが1番! 収納スタイリストがおススメする”衣替えしないクローゼット収納”
5月から6月になると、真夏日のように暑い日もあれば雨が降って寒い日もあり、寒暖差が激しくなります。
毎朝何を着ようかなぁ…とクローゼットの前で悩む人も多いのではないでしょうか?
収納のプロであり、お客さまからワードローブ整理の依頼も受けている筆者。
仕事に育児に忙しい筆者が、自宅で実践する「衣替えなしのクローゼット収納」を伝授します!
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
洋服は1ヶ所にすべてまとめて収納する
まず衣替えをしないということは、洋服を収納している場所が1ヶ所しかないということです。
手持ちの洋服やファッション小物が、すべて1つのクローゼットにまとまっているので、単純に入れ替えたり探したりする手間が省けます。
最近は季節にこだわらず1年中着用するアイテムも多く、衣替えするタイミングが難しいということもあると思います。また季節の変わり目に「今日は暑いから半袖が着たい!」「急に肌寒いから羽織りものが必要!」なんて時も、普段使いのクローゼットに入っているから、すぐに取り出すことができます。
衣替えがいらないクローゼットは、メリットがたくさんあるんです!
真夏と真冬の洋服は配置を入れ替える
衣替えをしないようにするといっても、クローゼット内での配置換えはします。
例えば、真夏しか着ないノースリーブのシャツや真冬しか着ないファー付きのニットを、1年中ハンガー にかけておく必要はありませんよね。
そのため、筆者はハンガーにかけるトップスを①夏物②冬物③オールシーズン物に分けて、春夏は①と③、秋冬は②と③をハンガーにかけています。
ハンガー にかけていない服は、引き出しに収納。
クローゼットの中にはありますが、オフシーズンの間は取り出しにくい場所にしまってあってOKです。
季節感の出る小物はデッドスペースを活用する
洋服よりもさらに季節感が出るのが、ファッション小物類です。
特にマフラーや手袋、カゴバッグや麦わら帽子などは、一年の中でも使う時期はとても短いので、収納はデッドスペースで十分。
今の時期よく使うアクティブな小物は、デッドスペースの中でも取り出しやすい位置に置きます。例えば、吊り下げホルダーを使って帽子やバッグを収納したり、衣装ケースの上にカゴやボックスを置いて、手袋やサングラスの定位置にするのがオススメ!
使ってない時期は枕棚や扉裏のスペースなどに、ホコリがつかないようにボックスなどに入れて保管しましょう。
1年中毎日使うクローゼットだからこそ、手間をかけずに使いやすい状態を保ちたいですよね!
まずは自分の服を1つのクローゼットに、全部入れることから始めてみてくださいね。
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)