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子どもの目薬の正しい差し方とは? 手順や嫌がるときのコツも解説

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「子どもに目薬を差すときに手間どってしまう……」と困っている方は多いのではないでしょうか。

子どもをじっとさせながら、小さな目に目薬を差すのはとても大変ですよね。嫌がって逃げ出そうとするような場合には、さらに苦労してしまいます。

今回は上手に目薬を差す方法や、子どもが嫌がるときのコツを解説します。

子どもの目薬・基本の差し方

子どもに目薬を差すときの基本的な方法を解説します。

手順①ひざ枕で仰向けに寝かせる

手を清潔にしたら、ひざ枕で子どもを仰向けに寝かせます。股の間に子どもの頭をのせましょう。

ちなみに、座ったまま点眼できる子は、座って点眼してもOKです。子どもが怖がらず、親がやりやすい方法でかまいません。

手順②下まぶたをそっと引っぱって目薬を落とす

ひざ枕させた子どもの下まぶたを、そっと引っぱって「あっかんべえ」の状態にしたら目薬を落とします。

眼球に直接目薬を差すより、下まぶたに落とすほうが抵抗感なく点眼できる場合もあるので試してみましょう。

大きく目を見開かなくても大丈夫です。目を閉じたまま目薬を差し、そのあと目を開けるというやり方もあります。ただし、目のまわりの皮膚はあらかじめ清潔にしておきましょう。

手順③目のまわりにこぼれた薬液をそっと拭きとる

目薬を差した後は、あふれて皮膚についた薬液を清潔なガーゼなどでそっと拭きとります。皮膚についたままにしていると、接触性皮膚炎を起こしてしまう場合もあるので、忘れずに拭いてあげましょう。

子どもが目薬を嫌がる! そんなときのコツと工夫

嫌がる子どもにも目薬を上手に差せる方法を紹介します。

寝ているときに差す

子どもが熟睡しているときに下まぶたをそっと引っぱって、下まぶたに目薬を落とすという方法です。
眠りが浅いときに目薬を差そうとすると子どもが目を覚ましてしまうので、しっかり眠っているタイミングに行うのがポイントです。

低い位置から差す

目に近い、低めの位置から目薬を差すと、はずれにくくなるのでおすすめです。高い位置から目薬を落とそうとすると怖がる子どももいるため、低い位置からの点眼を試してみましょう。

角度や高さを少し変えるだけでも差しやすさが変わるので、自分のお子さんに合った位置を探してみてくださいね。低い位置から差すときは、まぶたやまつげに目薬の容器が触れないように注意しましょう。

足で両手を押さえる

どんな方法を試しても嫌がって暴れてしまうときには、子どもの両手を大人の左右の脚で押さえつけて逃げにくくするのもひとつの方法です。

目薬を差し終わったあとは、後述するように子どものがんばりを十分にほめてあげてください。

子どもに目薬を差すときの注意点

子どもに目薬を差すときは、次の2つのポイントを押さえておきましょう。

泣いているときは目薬を差さない

子どもが泣いているときは、点眼を避けましょう。せっかく目薬を差しても、涙で薬液が流れてしまうためです。

いったん時間を置いて、子どもが落ち着いてからチャレンジしましょう。

複数の目薬が処方されたときは5分以上間隔をあけ

2種類以上の目薬を使う場合は、5分以上の間隔をあける必要があります。

間隔をあけないと、最初に点眼した薬液が洗い流されてしまうため注意しましょう。

目薬は1滴入れば十分!

目薬を差すときは、1~2滴の薬液を目や下まぶたに落としますが、実際には1滴が目に入れば十分です。

それ以上の量が目に入っても、あふれ出てしまうだけなので効果は変わりません。子どもが嫌がらないように、1滴入ったら手早く切り上げましょう。

点眼後にはたっぷりほめてあげる

目薬を差したあとは、子どもをたっぷりほめてあげましょう。もし上手に点眼できなくても叱らずに、がんばれたという事実をほめましょう。

大好きなママ・パパにほめられると子どもも安心できますから、ほめられながら目薬へのチャレンジを繰り返すうちに、苦手意識がやわらいでくるかもしれません。

コツを押さえて上手に目薬を使おう!

幼い子どもにとって、目薬は「よくわからない異物」のようなもの。不馴れな目薬に恐怖感を覚えたり、嫌がったりするのもある程度は仕方ないことかもしれません。

できるだけスムーズに点眼できるよう、基本の差し方やコツを押さえておくことが大切です。点眼後には、優しくほめてあげてくださいね。この記事を参考に、お子さんと一緒に目薬に馴れていきましょう!

PROFILE

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211332f2tmhy00010005

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