40歳で自然妊娠した手島優さん。第一子妊娠中の今、マタニティブルーやマイナートラブルに戸惑う毎日…。夫婦関係も円滑に!?ストレス発散に使っているものとは?
今年5月に第一子妊娠を発表したタレントの手島優さん。現在進行形のマタニティライフをご自身のSNSなどで発信しています。今回は、妊娠してからめまぐるしく変化をしている心とからだのことや、ひそかに悩まされているというさまざまなマイナートラブルについてお聞きしました。
健康オタクな両親の元で育ち、ずっとからだに気を遣ってきた
―――妊娠する前から、からだのことで気をつけていたことはありますか?
手島さん 両親が健康オタクみたいなところがあって、そういう家庭で育ったからか、もともとからだのことをすごく気にするタイプなんです。独身の頃から健康診断や婦人科検診は定期的に行っていましたし、必要なサプリメントも摂ったり。そういうところがよかったのかはわかりませんけど、妊活をはじめて数か月くらいで自然妊娠することができました。40歳で自然にできるんだって、自分でも驚きましたし、奇跡を感じています。
―――今年10月頃に出産予定とのことですが、つわりは大丈夫ですか?
手島さん 幸いなことに、全然つわりがないんです。お医者さんにも「ラッキーですね」って言われたくらいです。だから私も、ふだん通りに重たいものを持っちゃったりして、親に止められたり。体調が良すぎるのも注意不足になってしまうところがあるから、気をつけないといけませんよね。
仕事柄なのか、なんでもがんばりすぎちゃうんですよね。がんばらないといけないっていう環境で過ごしてきて、ちょっとぐらい我慢するのが当たり前みたいな意識だったから、手の抜き方がいまいちわからなくて。そういうときは、「ダメダメ、これ仕事じゃないよ!」って自分に言い聞かせて、休むようにしています。たとえば、お料理をするときもずっと立ちっぱなしじゃなくて、30分作ったらちょっと横になるようにしたり。
基本的にからだは元気なんですけど、とにかく一秒一秒気を張っている感じがしてます。つわりがないからこそ、「赤ちゃんは本当に元気なのかしら!?」とか不安になっちゃう。気分的には休めていない感じです。
初期の頃は、マタニティブルーだったと思います。夜寝ようとすると勝手に涙が止まらなくなったこともよくありました。そんなときは、朝が早い夫を起こさないようにと、そーっとリビングに移動して一人で泣くんですけど、気づいた夫が「大丈夫?」って来てくれました。「大丈夫じゃないかも……」とずっと泣いていても、理由も聞かず、だまってずっとそばにいてくれましたね。
―――妊娠6カ月のいま、気をつけていることは何かありますか?
手島さん 初産婦で高齢出産なので、いろいろ気をつけなきゃいけないんだろうけど、何をどのあたりまで気をつけたらいいのか……というのが正直なところだったりします。
先輩ママからは「絶対に体を冷やさない方がいいよ」って聞いていたので、厚手のタイツとかレギンスを履いてます。私、かなり暑がりなんですけど、ちょっとでも冷やしちゃいけないと思って、足元はとくに気をつけるようになりました。冷えるなというときは、厚手のジャージを下に着込んだりして、ファッションも気にせず過ごしてますね。夏に向けて、通気性のいいレギンスも買いました。
普段の料理では、栄養士免許の知識をフルに活用して、野菜とたんぱく質、あとは葉酸も摂れるように、栄養バランスを考えた献立づくりをしています。サプリメントも取り入れています。
あとは、ストレスを溜めないようにしないといけませんよね。妊娠中はとくにストレスが影響するというのを聞いて、本当かなと思っていたんですが、たしかに夫にイライラさせられたとき、具合が悪くなったりしたんですよ。本当に夫のせいなのかは分からないのですが、吐き気が出てきて、肌もかゆくなってきて……。やっぱりストレスは良くないんだと、夫のおかげで実感できました(笑)。それ以来、夫も行動や言動に気をつけてくれるようになったかな。
夫婦の情報共有には、妊娠記録アプリを活用
―――手島さんの心身の変化に対して、ご主人は?
手島さん 夫婦で妊娠記録アプリを使っていて、体調や健診日の予定や記録を共有するようにしています。アプリの中の日記もお互いに見られるようになっているので、イライラしたときは遠慮なく愚痴を書いちゃってます。「昨日の夫は何もしてくれなかった。つらい」とか(笑)。そういうときは仕事から帰ってきたとき「アプリの日記、読みました。すみませんでした……!」って言ってくれます。直接口だと言いにくかったりすることも、あくまでも日記という形だから、伝えやすいんですよね。
それに、うちは夫の帰りが遅いので、夜遅くにそんなに長々とおしゃべりしていられないというのもあって。その時その時にアプリに書き込んでおいて、見といてちょうだいね!っていうようにできるので、私たちの生活スタイルに合っているのかも。ついでに「アイス買ってきてほしいな~」とかもそこに書いちゃったりして(笑)。妊娠していなくても使いたいくらいです。私も先輩ママに教えてもらったんですけど、本当におすすめのツールですよ。
妊娠5カ月頃からバストが3カップ大きく…マイナートラブルがぞくぞくと
―――日に日に変化する身体にとまどいはありませんか?
手島さん 実は、今すごくとまどっていることがあって……。バストが急に大きくなってきちゃったんです。もともと大きい方だったんですけど、3カップくらいアップして。先週買った下着がもう入らない!なんてことになってるんですよ。妊娠5か月からこんなに変化があるなんて、この先が不安です。
大きくなりすぎると、しっかり支えないと痛過ぎて歩くのもままならなくなるので、ワイヤー入りの下着を使っています。本当はワイヤー入りは圧迫してしまうから、あまりおすすめできないって聞いたこともあるんですけど、もう仕方なくて。同じように悩んでいる人もきっといると思うので、SNSとかで情報交換ができればいいなと思ってます。
あと、ほとんど肌荒れはしないタイプだったんですけど、妊娠してから顔の皮膚が全体的にむけちゃった時があって。ヒリヒリしてメイクもできないですし、今までの化粧品も合わなくなったりして。それに、これまでできたことも見たこともない大きなニキビが頻繁にできるようになったんです。ついでに言うと、髪の毛のうねりもすごいですね。ああ、これがホルモンバランスの影響なのか……って、しみじみ落ち込んでいます。
もうひとつ、地味に困っているのが、手の平が痛むようになったこと。調べたら「手根管症候群」っていう症状があるらしいです。料理するのが好きだけど、包丁を握るのも辛いときがあるんですよね。出産するまで続くという人もいるみたいですし、痺れが強くなることもあるみたいなので、無理しないようにしないと、と思ってます。
―――これから出産まで、向き合っていくことがたくさんありますね。
手島さん 妊婦さんには夏の暑さが堪えるって聞きましたし、私も妊娠中に夏を越えるので、今からおびえてます(笑)。もともと暑がりだし、今でもとにかく暑くて。ポッポポッポして、なんだか常に眠いような感じ。家では冷暖房の温度設定が夫の希望と合わなすぎて、ケンカ寸前ですよ。
本当に、からだ中にマイナートラブルがいろいろあって、気をつけているけどどうにもならいものもあるから大変ですね。上手につき合っていけるようにしていきたいです。
取材・文/酒井絢子、たまひよONLINE編集部
●記事の内容は2023年7月の情報で、現在と異なる場合があります。
<プロフィール>
手島優さん
1982年8月27日生まれ、栃木県出身。2008年『日テレジェニック2008』に選ばれグラビアアイドルとしてさまざまな雑誌の表紙を飾る。現在はバラエティ番組やドラマ、映画、CM、ラジオ番組など多方面で活動中。特技は水泳(元ジュニアオリンピック候補生)、料理(栄養士免許)。