夫シルクロードさんと一緒に出産をイメトレ。子育てのコンセプトは"元気に活発、のびのびと!よく笑う子に"。YouTuber・ゆんさんインタビュー
今年7月に第一子の妊娠を発表したYouTuberのゆんさん。6人組のYouTuber集団「Fischer's (フィッシャーズ)」のリーダーで、夫のシルクロードさんと過ごす初めての妊娠生活の様子や、妊娠中にやりたいこと、妊娠を知った家族の反応などを聞いてきました。
夫と一緒の妊娠報告で、母からの深い愛情を実感
――妊娠をゆんさんのご家族に伝えたときは、どんな反応でしたか?
ゆん:最初はわたしの母に伝えたんですけど、そのときは夫と二人で報告に行きました。数年前から母には私の誕生日が来るたびに、「孫の顔はいつ見られるのかな〜」なんて、冗談ぽく言われていたんですが、実際に妊娠したことを伝えたら、大粒の涙を流しながら喜んでくれました。
「おめでとう、うれしい」って何度も言ってくれて、さらに「娘を幸せにしてくれて、ありがとう」と、母が夫に伝えてくれたんです。それを聞いたら、わたしも涙が出てきてしまって……。親子一緒に泣いた報告会でした(笑)。本当に愛情深くてやさしい母なんです。
弟や妹にはしばらく経ってから伝えたんですが、勘がいい子たちなので「やっぱり〜」って言われちゃいました。家族がよく私の家に遊びに来るので、母が私に対して妙に優しすぎていたり、急に甘い物を食べるようになったのを見て、「あれ?もしかして…?」と思うところがあったみたいです。
でも、二人ともすごく祝福してくれて。賑やかで笑いの絶えない、わたしたちらしい妊娠の報告になったかなと思います。
――出産を迎えるにあたって、準備をしていることはありますか?
ゆん:いくつか、妊娠アプリを入れました。夫と共有できるアプリもあって、週数ごとの赤ちゃんの成長を教えてくれるようになっています。おなかの中での赤ちゃんの様子がイメージしやすいし、パパやママへのアドバイスもあるから、アプリで勉強しています。あとは、夫婦で沐浴の仕方や母乳について、そしてすぐ実践できる子育てのコツなどを学べる両親学級へ行くことも予定していますね。
ちょっと気が早いかもしれないけど、赤ちゃん用品を売っている店に二人で行ったり、インターネットで赤ちゃんグッズを探したり、今しかない準備期間を夫婦で楽しんでいます。
実は先日、その妊娠アプリに夫からのメッセージが急に届いたんですよ。「重いものだったり、俺にできることは何でも言ってね、お手伝いさせてね」って。ほんの二言くらいの文章だったんですが、直接言わないで、わざわざアプリのメッセージで伝えてくれるのがかわいいなって。
夫は立ち会いを希望しているのですが、出産動画などでイメージトレーニングをしてくれているみたいです。陣痛中の腰のさすり方を勉強したり、汗だくになるだろうからとミニ扇風を準備してくれたり。動画撮影OKの産院を選んだので、家族の思い出として映像も残すつもりです。赤ちゃんが大きくなって、生まれたときの話を聞かれたら、そのときに一緒に観れたらいいな~と。
あとは、先輩ママからのアドバイスもあり、妊娠初期の頃から陣痛タクシーを何社か登録していますし、できることは早めに準備を済ませてあります。なにより、夫が積極的に準備を一緒にしてくれるのがうれしいし、本当に頼もしいですね。
――妊娠期間中にやってみたいことはありますか?
ゆん:離乳食作りに興味があります。今、離乳食の手作りレシピを見て勉強しているんですけど、妊娠期間中にもう少し、料理自体のレベルアップをしたいなって。一度、きちんとお料理教室に通ってみたいと思っています。
あとは、マタニティヨガも興味がありますね。妊娠中からやって、出産後にもつながることがしたいです。
これまでわたしの動画では、ファッションとかメイクの配信が多かったのですが、これからは、様子を見ながら、妊娠や子育てに関連する動画もあげていきたいと思っています。
わたし自身が妊娠や出産、子育てを経験することで、もっとみなさんにシェアできることが増えると思うんです。いまも妊娠について動画をあげると、先輩ママさんから、コメントでいろいろなアドバイスをもらえるんです。こんな風にいろいろと教えてもらいながら、わたしの中でも妊娠や子育てについての情報を増やしていって、これからは他の方の参考になればうれしいなと思います。
元気に活発、のびのびと。自分たちがしてもらったように育てたい
――お子さんの育て方など、将来についてどんなふうにご夫婦で話されていますか?
ゆん:夫との間で、子育てのコンセプトというか、スローガンみたいなものがあるんです。「元気に活発、のびのびと!よく笑う子に育ってほしい!」って。
わたしも夫も、それぞれの実家の家族のことが大好きなんですよね。それに二人とも、お互いの両親からやりたいことをやらせてもらって大きくなりました。だからこそ、自分で考えてやってみて、成功も失敗も経験できたと思います。それが今につながっているんじゃないかなって。
だから、わたしたちの子どもにも同じように、やりたいことをのびのびとやらせてあげたいです。その過程でもしつまずきそうになっていたら、一番近くで寄り添って話を聞いてあげたいと思っています。
それに、子育てに関して夫は、仕事をしながらも「積極的に子育てがしたい」と言ってくれています。今でも、Fischer‘sの撮影は、「ンダホくんの子どもたちのお風呂や寝る準備が終わったら集合」という感じでメンバーの理解もあり、フレキシブルにやっています。
子育てや家族時間にも協力的なグループのおかげで、わたしたちの赤ちゃんが生まれてからも、仕事と子育てを両立してやっていけるんじゃないかなと安心しています。ただ、夫ばかりに無理はさせたくないので、子育てと両立して頑張っている夫をこれからも変わらず支えようと思います。
――理想の家族像はありますか?
ゆん: わたしも夫も、それぞれ自分の家族が理想で憧れなんです。付き合っていたときから自然と、お互いの家族の話題が出てきていました。“家族大好き同士”だったというのも、夫を「素敵だな」と思った理由でもあるし、共感し合えた部分だと思います。
お互いの家族も、家族全員の仲が良くて、いつもふざけ合っていて、笑いが絶えないという部分がとても似ていました。もちろん真面目な話をするときもあるけれど、家族でもあり友だちみたいでもある関係。夫とは、家族に対する考え方がとてもマッチしているんです。
だから、自然と結婚後や子どものことも想像しやすかったですね。自分たちが育ってきたような賑やかな家庭を、生まれてくる赤ちゃんにも楽しんでもらいたいです。
写真提供/ゆんさん 取材・文/いずみかな、たまひよONLINE編集部
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年11月の情報で、現在と異なる場合があります。
<プロフィール>ゆんさん
YouTuber。1994年、愛知県生まれ。自身の『ゆんちゃんねる』でYouTube動画を配信するほか、雑誌やテレビ番組への出演など幅広く活躍する。2023年5月に、同じくYouTuberのシルクロード(Fischer‘s)さんと結婚。