妊娠のすすむスピードの遅さよ。[妊婦のハッケン #3]
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子の妊娠中は、辛いこともありましたが、妊婦になってみないと経験できないことも多く、発見にあふれていました。妊娠は十人十色ですが、この連載では、私が妊娠中に発見して面白いなーと思ったことを、色々な切り口で伝えていけたらと思っています。
妊娠のすすむスピードの遅さよ。[妊婦のハッケン #3]
最近は、なんでもかんでも、スピードが速くなっている気がします。慌ただしい仕事の毎日では、「明日までに見積もりお願いします!」とか、「今日中に入稿するぞーー」なんてことも日常茶飯事。友達との連絡もLINEで一瞬だし、ネットで頼んだものがその日に届いたりする。本当に世の中早くなってるなあ、なんて思います。
でも、妊娠中、夜中12時直前は、時間が進むのが遅くて・・・。チラチラ時計を見たりして。12時になった瞬間にスマホでアプリを起動。何をしているのかって?日付が変わると妊娠アプリをチェックするのが、日課だったのです。
「妊娠20週0日、妊娠20週1日、妊娠20週2日・・・」こんな風に、毎日毎日、妊娠の週数を数えて、今どれぐらいの大きさなのかとか、安定期まであとどれぐらいかとか、気にしていました。こんなに1日1日を待ち遠しく過ごした期間は、後にも先にも、妊娠期間だけだと思います(笑)。
そして、妊婦健診がとっても待ち遠しかった。妊娠初期・中期・後期で、妊婦健診の頻度は違うのですが、2週間ぐらい間があくと、次が待ち遠しくてたまらないのです。不安が続くのもあって(連載1話参照)、早く健診で無事に育っていることを確認したいという気持ちで、毎日を過ごしていました。
ハッケンその3「スピードの早い世の中に慣れてると、ゆっくり進む妊娠に驚く!」
スピードの早い生活に慣れた私は、妊娠中、1日1日が経つのを待つのに、かなりヤキモキしてしまいました。出産予定日があまりにも遠い気がして、それまでにこの不安を抱えたままなんて辛すぎて、「早く出産までワープしたい!!」と思ったり。しまいには、「どうしてこんなに技術が進歩しているのに、妊娠は十月十日かかるのは変わらないんだ?!」などと、理不尽にイライラしたりもしていました(笑)。
当たり前なんですが、生活のスピードは早くなっても、妊娠は昔から変わらずゆっくり進むんだというのが、なんだかとても大きな発見でした。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。