はたらく妊婦vsマタニティブルー。[妊婦のハッケン #4]
0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
息子の妊娠中は、辛いこともありましたが、妊婦になってみないと経験できないことも多く、発見にあふれていました。妊娠は十人十色ですが、この連載では、私が妊娠中に発見して面白いなーと思ったことを、色々な切り口で伝えていけたらと思っています。
はたらく妊婦vsマタニティブルー。[妊婦のハッケン #4]
妊娠しても、産休まで働く予定だったのですが、妊娠するとできなくなる仕事が増えました。例えば、重いものを持ったり、高いところに登る必要がある仕事は、もしものことがあったら大変なので、同僚に頼まざるをえません。お腹が大きくなってくると、前かがみになるのも苦しくなってきます。
デスクワークでも、集中力が下がったり、疲れやすくなったり。悲しかったのは、何かあったら大変という不安があるので(連載第1話参照)、無理ができないこと!夕方始まった面白そうな会議を横目に、「私もあの会議に出たい・・・」と思いながらも、「でも無理して、子どもに悪影響があったらいけない!」と、グッと我慢。「お先に失礼しまーす」と帰りながら、「周りの皆から、仕事やる気ない人って思われちゃってるかな・・・」と気にする小心者。
一番びっくりしたのは、メンタルが虚弱になったことでした。ある時、仕事でちょっと思い通りにならないことがあったら、急に悲しくなり、涙が。そんなことで泣いてしまう自分も情けなくて、涙が止まらなくなりました!そして、号泣しながら街を歩いたのです・・・。今考えると本当にやばい人だし、何が原因だったか全く思い出せないのですが、それくらい情緒不安定になっていたのでした。
いわゆる「マタニティブルー」だったのだと思いますが、ちょっとしたストレスにも耐えられなくなってしまい、大変でした。私の場合、幸いなことにつわりはほとんどなかったのですが、こういう大変なパターンもあるのかと、びっくりです。
ハッケンその4「産休まで働けるけど、パフォーマンスは落ちてしまった。」
デスクワークの仕事であれば、図のグラフの「理想」のラインのように、産休まで普通に働けるかなと思っていたのですが・・・。実際には、「現実」のラインのように、無理ができなかったり、情緒不安定になってストレスに弱くなってしまったりして、100%のパフォーマンスが出せなくなってしまいました。
他にも、つわりが酷くて通勤できなかったり、切迫流産で安静になってしまったりするケースもあるようで・・・。妊娠すると、思っているように働けなくなるんだなというハッケンでした。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。
※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。