妊娠中いつまで仕事を続けた?産休中にやってよかったことは?
赤ちゃんの誕生に向けてワクワクする半面、わからないことだらけで不安になったり、つわりや体調不良で仕事に影響が出てしまったり、産休に入る時期や復帰後のことで悩んだり...などと、妊娠中にさまざまな心配ごとを抱えているかたも多いのではないでしょうか。女性の産休・育休制度が整っている企業が増えてきたとはいえ、妊娠しながら働くことは簡単なことではありません。また、男性の産休や育休を促す風潮はあるものの、すべての環境で適応されるというわけではなく、産前・産後を通して、女性にとって母になることはラクな道のりではないようです。
妊娠中の仕事…どう乗り越える?
妊娠が判明したばかりの2カ月ごろから、妊娠初期症状やつわりなど、体調に変化があらわれ始めます。そんななか、一番たいへんなのはお仕事を続けることかもしれません。妊娠中であっても、それまでと同じ業務や成果を求められることも少なくないかと思います。また、おなかが大きくなってくると長時間同じ姿勢はとりにくくなりますし、腰や背中が痛くなったりおなかが張ったりと、働くこと自体がつらいという日も多くなります。
業種によっては、今までと同じ業務に就けないかたもいるでしょう。妊娠初期に多いとされるつわりの症状も、人によっては出産間際まで続く場合もありますし、流産や早産の危険があって、安静を余儀なくされるかたもいるでしょう。まわりの理解があれば乗り越えられるかもしれませんが、理解がなく、精神的に追い込まれて悩んでしまうかたもいるようです。体を第一にすべきですが、これまでがんばってきた仕事も投げ出せないし、産休に向けて仕事の引継ぎなどをきちんとしたい、まわりの人に迷惑をかけられないと、無理していませんか?この時期を体験した先輩ママたちからの声を聞いてみましょう。
【つわりのなか、毎日車で営業】
私はつわりがひどく、毎日船酔い・車酔い状態で、お茶すら吐く日々でしたが、営業でしたので、妊娠3~5カ月まで毎日車で何カ所も回り、梅雨時期で、濡れたアスファルトや濡れたサラリーマンのスーツのにおいにも吐きそうになりました。そのあと内勤になり、だいぶラクになりました。
【上司の理解がなく退職になった】
妊娠しながらの仕事って、本当にまわりからの理解がないとしんどいですよね。私は上の子を妊娠したとき、まわりは理解があってよかったのですが、上司には理解がなく、遠回しに辞めてくれと言われました。事実上妊娠をきっかけにクビです。
【産休と同時に退職】
産休(産前6週)に入ると同時に退職しました。妊娠初期はつわりがひどくて迷惑をかけ、つわりが落ち着いたら貧血でふらふら…。それでもまわりのスタッフに励まされ、協力してもらいながらどうにか働き続けられました。今の職場でなければここまでこられなかったと本当に感謝しています。
産休中のすごし方
「産休に入ったらあれをしたいこれをしたい」「がんばってきた自分を甘やかしてのんびりしよう」などと、休みに入るのを楽しみにしている人も多いでしょう。産休を経験した先輩ママのなかには、出産準備があっという間に整い、母親教室への参加や育児本の読破もすんで、「あとは生まれてくるのを待つのみ!」と時間をもて余す人もいるようです。それまでは仕事が中心であり、ちょっとした時間を見つけて少しずつ出産準備を進めていただけに、完全にフリーな時間となってしまうと、かえってもて余してしまうのかもしれませんね。産休中、先輩ママたちはどのような時間の使い方をしていたのでしょうか。
【近場に家族旅行】
赤ちゃん連れではなかなか行けないと思い、家族旅行に行きました。同じ理由で外食にも。いい雰囲気のレストランとか、反対に焼肉やラーメン。熱々のものを冷めないうちに食べられるのも今のうちですよ。
【家のなかの整理】
家のなかの改造、完璧な冬支度、クローゼットの整理などを徹底的に行いました。ランチやショッピングももちろんですが、家族が増えるのでものが増えます。収納は余裕をつくっておいたほうがいいですよ。
【運動がてら毎日散歩】
臨月に入ってから急に体重が増えているので、運動がてら1時間くらい散歩しています!おいしそうなパン屋さんや、暖かくなったら遊びに行けそうな公園や図書館を目標にしています。
夫の産休・育休への期待
男性の産休や育休を促す風潮はあるものの、男性にとって産休や育休はまだ敷居が高いようです。慣れない育児や数時間おきの授乳で疲れて寝不足の状態で、家事・買い物・緊急時の小児科受診などに追われるママにとって、助けの手はあるにこしたことはありません。先輩ママたちによると、もし夫が産休・育休をとることができるのなら、退院後や里帰りから戻ったころに、育休を取得してほしいという意見が多いようです。
【産後1週間後から】
実家などには頼らずに夫婦だけで乗り切る予定なので、育休は、産んでから1週間後のお世話が始まる時期から申請してあります。産後のお手伝いをだれかに頼めるならいいのですが、なければ産後にしておいたほうがいいかと思います。
【平日もパパが子育て・家事の戦力になってほしい】
フルタイム復帰をしてから思うのは、共働き家庭において、平日も父親が子育て・家事の戦力になれたらいいのに…ということです。子どものことで会社から定時に帰ったり、有休をとったりということを父親ができるようにしてくれたほうが、産後数カ月一緒にいてくれるよりもありがたいです。
【里帰り終わってからが重要】
里帰り出産であれば、産後1カ月のうちに夫がやることなんて、出生届や児童手当の申請に役所に行くくらいです。里帰りを終えて、自分が家事も育児も1人でやらなければならなくなってからが夫の出番だと思います。
妊娠しながら働くことはとてもたいへんなことですが、おなかの赤ちゃんに話しかたり胎動を通じてコミュニケーションをとったりして赤ちゃんとの絆を強めておくこと、そして、出産後の生活や仕事復帰のあり方などを、夫と話し合っておく時間をつくることを意識してみてはいかがでしょうか。
※投稿内容は投稿者の個人的な見解・体験に基づくものですので、あくまでもアドバイスとして参考にしていただき、症状などについては医療機関にご確認ください。
※文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。