選べる出産祝いカタログギフト導入院をご紹介！岩砂病院・岩砂マタニティ

今回ご紹介するのは、岐阜県岐阜市にある「岩砂病院・岩砂マタニティ」。理事長の岩砂 智丈先生に話を聞きました。

産科は新しい命が生まれる場所。そして、“新しい親”が生まれる場所

岩砂病院・岩砂マタニティは、開院から120年以上に渡り、地域に根差した医療を担ってきました。
産科、婦人科、小児科のほかにも内科やリハビリテーション科などがあり、赤ちゃんの誕生から介護まで、すべての世代に寄り添うことができる病院です。

「単に医療の提供にとどまらず、子育てしやすい地域、育つ子どもが過ごしやすい地域となるよう、私たちができることは何か？を常に考えています。産科に関して言えば、今や“安心安全な出産”を目指すのは当たり前。これからは、生まれた子どもたちがよりよく育つためのサポートも大事だと考えています」

出産はゴールではなく、子育てのスタートライン。駆け出しの親を応援するのも産科の使命だと語ります。

「子どもの人格形成は3才くらいまでに土台ができると言われています。昔は祖父母をはじめ、子育てに多くの人が関わっていましたが、現代はママとパパだけのことも多く、親が抱える責任が増しています。お子さまの健やかな成長のために、親はどのような接し方をすればよいのか、どのように環境を整えることが望ましいのか、そうしたことも一緒に考えていける病院でありたいと思っています」

全員に胎児スクリーニング、４Dエコーを。「産前・産後の母親サロン」でママを応援

先天性の異常などを調べる胎児スクリーニング。オプショナルの検査にしている病院も多いのですが、岩砂マタニティはすべての妊婦さんに無料で行っています。

「胎児スクリーニングは、妊婦健診で１～2回は必ず行っています。当院はスクリーニングの技術が高いと自負しています。また、毎回というわけではありませんが、４Dエコーも無料で行っています」

ママたちの要望にできるかぎり寄り添う姿勢が、随所に見られる岩砂マタニティ。女性の産後ケアを推奨するNPO法人マドレボニータとのコラボレーションもその１つです。

「マドレボニータさんとコラボして『産前・産後の母親サロン』を月1回開催しています。無料で参加でき、妊婦さんや産後のママが交流して情報共有できる場になっています」

産後2カ月以降のママを対象とした「産後ケア教室」（院外）もあり、参加希望のママには参加費の一部を助成しています。

分娩の選択肢は多いほうがいい。上の子も立ち会える無痛分娩も、その１つ

岩砂マタニティでは、妊娠中の早い時期にバースプランの用紙を渡し、妊婦さん自身が理想のお産について考える機会を持つように促しています。

「私たちは、母子の健康を守るために医療でできることは、しっかりやります。その上で、できるだけ妊婦さんお一人おひとりの希望に沿うお産を実現したい。そのためには、妊婦さん自身にどんなお産をしたいかを考えてもらうことが大事です。例えば、できるだけ会陰切開をしたくないとか、出産後できるだけ早く赤ちゃんを抱っこしたいとか。必ずしも希望通りにいくとは言いきれませんが、まずは私たちに伝えてください」

また、分娩の選択肢を増やすために、近年、無痛分娩も扱うようになりました。

「帝王切開もそうですが、陣痛の痛みと母性の強さや愛情の深さは関係ありません。無痛分娩は、痛みに弱い人が安心してお産に向き合える、産後の回復が早い、（予定が組めるので）上のお子さまもお産に立ち合いやすいなどのメリットがあります」

宿泊もできる産後ケアサービスも。切れ目なくママ・パパを応援！

岩砂マタニティでは、日帰り・宿泊による産後ケア（地域によっては助成あり）も行っています。滞在中はスタッフが赤ちゃんをお預かりしますので、ママはゆっくり休めます。また、授乳など育児に関する相談もできます。

「核家族の時代なので、ママ・パパたちは育児、家事、仕事に大変ですよね。産後のママが1日でも安心して休める場所というのは必要だと思います。ぜひ利用していただきたいと思います」

外来で子育てや母乳に関する相談も可能で、産後も途切れることなく、ママ・パパを応援しています。さらに、こんな構想も。

「当院には訪問看護ステーションがあるので、産科でももっと活用できるのでは？と考えています。訪問するには医師の指示書がいるので、そこがネックにはなりますが、近い将来、妊娠中や産後でも訪問看護を使えるようにしていきたいと考えています」

地域で愛され続ける病院として、「まだまだ、やれること・やりたいことは、たくさんあります」と語る岩砂先生です。

産院情報

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構成/たまひよ選べる出産祝い 編集部