第1子妊娠中の元AKB48・西野未姫。「俺が56歳の子どもだから、男の子なら名前は五十六」極楽とんぼ・山本圭壱と世代間ギャップを初めて痛感
AKB48の元メンバーで、タレントとして活躍する西野未姫さん。2022年に、極楽とんぼの山本圭壱さんと結婚し、31歳差夫婦としても話題に。さらに、2024年5月には自身のYouTubeチャンネルで第1子妊娠を公表し、現在は仕事をしながらの妊娠生活を送っています。今回は、2人のなれそめや結婚までのこと、また赤ちゃんの名づけや将来について聞きました。
全2回インタビューの2回目です。
名づけで大バトル勃発!? 普段は感じない世代間ギャップを感じた
――山本さんと31歳差夫婦ということで、年齢差があってよかったことや、逆に困っていることはありますか?
西野さん(以下敬称略) 子どもの名前を考えるのに、意見が全然合わないというのがありました。山本さんはキラキラネームが絶対に嫌で、昭和っぽい古風な名前をつけたいみたいなんです。「画数なんて関係ない!インスピレーションで決めればいいんだ」と言うんですよ。さらには、名前に漢数字を入れたい、男の子なら「五十六(いそろく)」がいい、とか言い出して。「俺が56歳のときの子だから、五十六だ」なんだそう(笑)。画数を調べたら、悪いというオチつきです。
それに対して私のほうは、古風な名前よりも、ちょっとだけキラキラネームで、あまり見かけない名前がいいなと思っているので、なかなか意見が合わないんですよね。
こんな感じで意見が食い違うことはたまにありますが、基本的には年の差で困ることってあまりなくて、よかったなと思うことのほうが多いです。私がわがままを言ったり、ちょっとイライラをぶつけてしまっても、最後まで私の話を聞いて、「じゃあ、仲直りしよう」と全部受け止めてくれるんです。これがもし、若い夫婦だったら、意地と意地のぶつかり合いになったり、けんかになるだろうなとも思ったりしています。
私は、山本さんの若いころのことをリアルタイムではまったく知らないのですが、まわりの話を聞くと、今ほど穏やかではなかったみたいですよね。でも今は、すっかりおじさんになって、私の前ではいつでも穏やかな人なんです。きっとこれまでいろいろな経験をしてきた中で、懐が深くなったのかな〜なんて思いますね。
――年齢のことで、両親からは反対されませんでしたか?
西野 うちの両親はぶっ飛んでいるので(笑)、反対はなかったですね。ただ、山本さんの年齢的にいつまで働けるかもわからないし、将来、私が1人になる可能性が高いので、母はそのあたりを心配していました。
山本さんのほうが両親より年上で、母は3つ年下、父が6つ年下なんです。そうなると、介護が必要になる時期が、両親と山本さんで被ってくるんじゃないかという問題は、確かにこれから起こりそうですね。
向こうのご両親はもう80代と高齢なので、義両親というよりは、なんだかおじいちゃん・おばあちゃんという感じで。弟さんもいるんですが、弟夫婦が私の親と同じぐらいで、その娘さんが私と同じ歳ぐらい・・・。自分と義妹の関係や、うちの子どもと娘さんの関係性が「???」って感じです(笑)
きっかけは「彼氏候補に予約!」宣言。軍団山本の会に行って、つき合うことを決意!
――おつき合いのきっかけを教えてください。
西野 最初は仕事の現場で出会ったのですが、そこから、山本さんのYouTubeチャンネルによく呼んでもらいました。それで、泊まりロケに行ったり、スタッフさんを交えて食事に行ったりしていたんですね。そのころの関係性は、私にとっては“芸能界の中で、いちばんおしゃべりできる先輩”という感じでした。
個人的に連絡先の交換はしていたので、少しずつ仲間内やスタッフさんとの食事にも誘われるようになっていったんです。ただ、当時の私の中では、恋心は1ミリもなくて、「食事に誘ってくれてありがたいな〜」という程度でしたね。
そんな中でも、山本さんの行動で「もしかして、これって私のこと好きってこと?」と思うような出来事が何度かあって、「でもまさか、そんなわけないよな〜」とも思ったり。ある日、食事に行ったときに、「次の彼氏候補、予約します!」と言われたんです。「どういうこと?」と思って、その場はとりあえず笑ってごまかしたんですが、帰り際にも「ちゃんと覚えておいてね〜!」なんて言われて。
さらに山本さんは、「占いをしてもらったら、僕とあなたの相性がすごくよかった」とか「占い師さんによると、あなたはちょっと変わっている人じゃないと結婚できないらしいよ」などと言ってきて、「なんでそんなことを言うのかな?」と不思議に思っていました。
ほかにも、私がいつも使っているメッセージアプリのスタンプと、わざわざ同じものを購入して送ってきたり(笑)本気なのかふざけているだけなのか、わからなかったんですよね。
そんな、モヤモヤした時期が続いたのですが、ある日、初めて2人きりで食事をする機会があって、そのときに「好きです」と告白されたんです。そこで初めて、今までの私への行動はそういうことだったのかと気づきました。
――そこから、西野さんの気持ちも変化していったんですか?
西野 告白されてから、自然と、私も異性として見るようになっていきました。ただ、友だちには、「絶対つき合わないほうがいい」とか「押しに負けているだけだから、一度冷静になったほうがいいよ」などと、全力で止められていたんです。
ただ、向こうも必死だったし(笑)、私も一緒にいると楽しいしで、そこからかなり頻繁に会うようになりました。「これって、つき合っているのかな?」という感じに思ってきたころに、「軍団山本」の会にも来てほしいと誘われたんです。まだ彼女でもないのですごく迷ったんですが、思いきって行ってみたら、そこで後輩たちから愛されて、慕われている山本さんの一面を知ったんです。それで、この人ならつき合ってもいいかなと思えるようになっていきました。
2人でいると、自分らしく素でいられるところが結婚の決め手に
――西野さんは、山本さんのどんなところにひかれたんですか?また、山本さんのほうはどのように言っていますか?
西野 一緒にいて楽しいというのが、いちばん大きいです。今までつき合った人には、どうしても気をつかっちゃうところがあって、よく見せようと自分自身を隠していたような気がします。でも山本さんと一緒にいると、素の自分でいられるんです。あとは、シンプルにすごく気が合ったというのもあります。
山本さんも、同じ感じで私のことを好きになってくれたんじゃないかなと。あとは、単純に私の顔がタイプだとも言っていました(笑)
――そこから結婚を決めるまでは、どんな気持ちの変化があったんですか?
西野 つき合ってから結婚を決意するまでは1カ月ぐらいとかなり早かったです。さらにそこから入籍までは7カ月ぐらい。ちゃんとしたプロポーズはされていないんですが、「俺はいつ結婚してもいいと思ってるよ、あとはあなたしだいだよ」と言ってくれていました。
それで私も、結婚についてきちんと考え始めました。この人と結婚するなら、長い期間、待たせてしまうのは悪いなと思ったんです。そのとき、私は23歳ですが、山本さんは54歳。私自身は30歳ぐらいで結婚したいかな〜なんて思っていたのですが、山本さんとの将来を考えると、30歳まで待たせたらおじいちゃんになっちゃうしな・・・と。
もうそのころには自分の中で、遅かれ早かれ、山本さんと結婚するのかも、という直感みたいなものがあったんですね。それなのに、1年も2年も待たせるのはなと思って、決心しました。
このことは、鈴木紗理奈さんだけには相談していましたね。山本さんともつき合いが長いし、私のこともいつも気にかけてくださっていて。紗理奈さんに、「結婚するのはいいんですけど、どのタイミングがいいか迷っていて」と相談したら、「じゃあ、いい夫婦の日でいいんじゃない?」とあっさり言われたんです(笑)私も、結婚を決意したのに、そんなに待つ意味あるのかな?とも思ったし、「じゃあ、それでいいかな!」という感じで。その日が10月末だったので、そこから1カ月もない11月22日に婚姻届を出しました。
結婚って、流れとタイミングってあるんですね。気づいたら、結婚していたという感じです。
子どもをおなかの中で育てる中で、少しずつ自分が強くなっているのを感じる
――料理もよくされていて、「生活習慣病予防アドバイザー」や「作りおき料理コーディネーター」など、いくつかの資格も取得したそうですね。
西野 一人暮らしのころから、友だちが来たときには簡単なものを作っていましたが、本格的に作り始めたのは結婚してからです。山本さんの体重のことが気になるので、なるべく健康でいられるように、食事面で私がサポートしたいなと思って資格を取得しました。
山本さんも、結婚してからは食事内容や量がかなり変わったと思うんですが、それでも外食も多いので、なかなか体重は減らないですね。やっぱり、人をやせさせるのは難しいなと思います。
私も以前、ダイエットをしていた時期があって、当時は食事をあまり取らずに運動で体重を落としたんです。それが原因で、体調が悪くなってしまったことから、栄養に関する本を読んだりと勉強し始めました。そこから栄養バランスを考えて食事をするようになり、食事内容も和食中心にしたりと大きく変えていったことで、自然と太りにくくなりましたね。
妊娠中も、体重が増えすぎないようには気をつけていて、栄養バランスを考えながら、カロリーのとりすぎに注意しています。食べすぎてしまったなと思ったら、次の日は、少しヘルシーな食事にするなど工夫しています。
――赤ちゃんはどんなふうに育てていきたいですか?
西野 私としては、こういう習い事をさせたいとか、いい学校に行ってほしいとか、そういうのはないです。でも将来、職に困らないように育てていきたいなとは思っていますね。
山本さんは、男の子だったら野球をやらせたいし、男女関係なく、カープファンになってほしいと(笑)だから、球場にはしょっちゅう連れて行くんじゃないですかね?
どんなパパになるのか、今のところまったく予想ができないです。超溺愛するか、それとも今と変わらないのか、本当に読めないですね。今は、広島カープの応援と自分の野球チームの試合などで、仕事以外はとにかく野球中心の生活。そんな感じなので、産後、どれだけ子どもに時間を割いてくれるかな?と少し心配ではあります。
それでも、私のおなかが大きくなるにつれて、いろいろ気をつかってくれたり、少しずつ意識が変わってきているのを感じますね。これから家をどうするかなど、将来についても真剣に考えてくれているみたいです。
――結婚や妊娠を経験して、西野さんの中で考え方や生き方に変化はありましたか?
西野 私、強くなったと思います。山本さんに対する接し方も妊娠前とは変わりました。これから母になるんだから、「ちゃんとしなきゃ」という思いがあるのかもしれません。
自分の体の中で、子どもを育てているという少しの自信が生まれつつあって、それで、山本さんにへの態度も強くなってしまっているのかもしれないですね。「〇〇しなさい」というような感じで、子どもを育てているような感覚でついつい接してしまっているのかも(笑)
まだまだ先のことですが、2人目のことも漠然と考えています。簡単でないのはわかっているので、こればかりはなんとも言えませんが。私はこれから先も仕事をしていきたいと思っているので、きょうだいがいれば、子ども同士も寂しくないかなと。
そしてこれから先、もし私が1人になってしまっても、きょうだいがいてくれたら頼もしいかなと思うんです。
お話・写真提供/西野未姫さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部
つき合って1カ月で結婚を決意して、そこから7カ月後には入籍をしたという2人。山本さんもまだまだ父親の実感がわいていないものの、最近は少しずつ変化してきているようです。秋には第1子が誕生する予定。年齢差の大きな3人家族のこれからが楽しみです。
西野未姫さん(にしのみき)
PROFILE
1999年、静岡県出身。2012年、AKB48の第14期生オーディションに合格し、第14期生研究生に。翌年、AKB48の14期⽣としてデビュー。三銃士として活躍し、顔芸や大きなリアクション、だれよりも全力でダンスを披露するためAKB48の中でバラエティ担当として重宝されてきた。現在は、多数のバラエティ番組で活躍中。YouTubeではダイエットネタやお片づけ方法などを配信。2022年11月に、極楽とんぼ・山本圭壱さんと結婚。
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年8月の情報で、現在と異なる場合があります。