【スピードワゴン・井戸田潤】19歳年下の妻との間に男の子が誕生。離れて暮らす18歳の娘の体育祭で号泣。その理由は?
バラエティー番組で「ハンバーグ師匠」として注目を集めているスピードワゴンの井戸田潤さんは、2022年9月にモデルの蜂谷晏海さんと再婚。2024年夏に男の子が誕生しました。年の差19歳の井戸田夫妻のなれそめから、前妻との間に誕生した現在18歳の娘さんとの関係について詳しく話を聞きました。全2回インタビューの前編です。
常に明るく、どんなことも楽しもうというマインドを持っている妻
――妻の晏海さんとの出会いのきっかけ、そして最初の印象を聞かせてください。
井戸田さん(以下敬称略) 出会いは10年以上前の食事会です。前日にその食事会を主催した人から連絡があり急きょ参加することになりました。男性陣の中で僕はいちばん年下。妻も女性陣の中でいちばん若く、芸歴も浅かったことを覚えています。妻はその食事会を盛り上げよう、楽しくスムーズに食事会が進むようにと一生懸命だったので「この子、助かるな」というのが第一印象です。とても好印象でした。そのときはあまり話せなかったので後日ドライブに出かけ、当時人気だったパンケーキのお店に行きました。
――改めて、晏海さんはどんな方でどんなところにひかれましたか?
井戸田 妻は陽気でどんなことにも肯定的です。ほとんど否定的なことは言いません。常に明るく、楽しもうというマインドを持っている人なので一緒にいても心地がいいです。今でも出会ったころに抱いた印象のままなので、結婚してからもいろいろと救われています。
――井戸田さんは愛知県出身で熱烈なドラゴンズファンとして有名ですが、三重県出身の晏海さんと同じ地域なので話題も事欠かないのではないでしょうか?
井戸田 食文化は似ているかもしれません。おたがいの生まれ育った場所の雰囲気もわかるので近いものは感じます。ドラゴンズに関して妻はそこまで詳しくないのですが、妻が「2018年サッポロビールイメージガール」を務めていたときナゴヤドーム(現、バンテリンドームナゴヤ)の始球式で投球することになりました。事前にドラゴンズに関して質問をされることがわかっていたので僕が打順1番から9番までの選手の特徴を教え、妻がそのとおり答えるとあまりにも詳しかったので「とんでもなくドラゴンズファンですね」と言われたようです(笑)
――夫婦でドラゴンズの試合を観に行くこともありますか?
井戸田 つき合っていたころ、一緒に観に行くこともありました。今は子どもが生まれたばかりなので時間が合えば自宅で応援することもあります。今では妻もドラゴンズについて詳しく、共通の話題ができてうれしいです。
妻は僕の“ネットリテラシー”の先生
――井戸田さんと晏海さんは19歳差とのことですが、年齢差は感じますか?
井戸田 普段の会話から年の差を感じることはないですが、映画、ドラマ、アニメ、音楽の話題になると感じますね。先日も昭和から令和まで各時代のアニソン(アニメソング)を振り返る番組を一緒に見ているときにちょっとした言い合いになりました。
――どんな言い合いになったのでしょうか?
井戸田 昭和のアニメはそのアニメのために曲を作っていることが多かったと思います。曲のタイトルがアニメの名前だったり、内容が主人公そのものを歌っていたりとまさにアニソンという曲が多かったと思います。でも、平成くらいからミュージシャンの楽曲をそのまま起用することが多くなったと思いませんか?
僕としてはそれはアニソンではないと思っているので、そのまま伝えたら妻から「ちょっと待って!私たちはそれがアニソンだと思って育っているから、平成のアニソンを否定されると私たちのことも否定することになるけど?」と言われてしまい、昭和生まれ対平成生まれでアニソン論争が繰り広げられました(笑)
――その場でどうやって仲直りしたのでしょうか?
井戸田 番組中もアニソン論争は続いていたんですが、ランキングの第1位のアンパンマンのだれもが知っているあのおなじみの曲が流れると、おたがい一気にクールダウン。「なんか、ごめんね」と謝り、アンパンマンの普遍的な愛に僕たちもすっかりほだされました(笑)
――デジタル関係はどうですか?そこで年齢を感じることはありますか?
井戸田 年齢の差と言うよりも妻のほうがデジタル系に詳しいので完全に僕のネットリテラシーの先生です。とくに僕自身のSNSに写真をアップするときはアドバイスをもらっています。先日も僕がとくに加工もしないでそのままアップしようとしたときは「背景はボカしたほうがいいよ」など、自分では気づけなかったちょっとしたことに意見をくれます。急に告知や番宣をしないといけないときもお願いすると、僕に代わってさっとアップしてくれるので心強い存在です。
娘の体育祭で号泣のワケとは?
――晏海さんと娘さんの3人でディズニーランドへ行ったときの写真をSNSで見ました。最初からフレンドリーな間柄だったのでしょうか?
井戸田 おたがいを紹介するときは僕も緊張しましたが、最初から仲よくしてくれていて関係性は良好です。どちらかがすごく気をつかっているわけではなく、今では自然な感じで食事も一緒にしますし、旅行に行くこともあります。
――晏海さんは現在32歳、そして娘さんは18歳とのことですが年の離れた姉妹のような感じかもしれませんね。
井戸田 娘が小学校6年生のときに1カ月、ロサンゼルスにサマーキャンプに行ったとき、僕たち2人も現地に行き向こうで落ち合ってホストファミリーとみんなで食事をしました。振り返ると楽しい思い出がいろいろとあります。今は2人だけで女子トークもしているようです。親子、姉妹と言うよりも友だちのような関係を築いて仲よくしてくれているのでうれしいですね。
――先日、井戸田さんが出演されたラジオ番組で娘さんの高校最後の体育祭で涙した、と言うエピソードを聞きました。そのときの様子を聞かせてください。
井戸田 これまでたびたび娘から学校行事に誘われていたのですがスケジュールが合わず、なかなか参加できませんでした。でも、最後の体育祭は絶対に行きたいと思い妻と観に行きました。僕を見つけた娘が飛び跳ねながら手を振ってくれた姿がうれしくて、その場で号泣しました。娘とは普段一緒に暮らしていないので彼女からしたら“仲のいい親せきのおじさん”のような感覚かもしれませんが、娘が一生懸命走ったり、競技をしたりする姿に感動しっぱなしでした。
――最近の高校の体育祭はクラスTシャツを作り本格的なパフォーマンス披露からオリジナルのおもしろい競技まで多様化しているようです。
井戸田 僕も初めてみましたがびっくりしました。徒競走やリレーもありましたが全員が真剣に取り組んでいましたね。実はルールがよくわからない競技もありましたが、娘が楽しそうに競技に打ち込んでいる姿が見れてよかったです。今後もスケジュールが合えば、娘の成長を見たいです。
初めて弟に会った娘さんは「かわいい」を連発
――今年の7月16日に晏海さんとの間に息子さんが誕生しました。娘さんは弟にはいつ対面しましたか?
井戸田 息子が誕生したその日、娘に連絡すると次の日に時間を取れると言うので自宅まで迎えに行き、一緒に病院に行きました。弟を抱っこした娘はとにかく「かわいい~」を連発していました。その姿を見て僕もうれしかったです。
――本当にいい関係性を築かれていますね。これから娘さんにはどのように成長してもらいたいですか?
井戸田 極端な言い方かもしれませんが、元気にのびのびと生きてくれていたらそれでいいと思っています。夢を追い続けるもよし、どこかの会社に就職して働くもよし・・・。勉強したいことがあれば、とことん勉強し続けてもいいと思います。生きていれば小さな悩みは出てくるでしょうがその都度、頼ってくれたらうれしいです。とにかく娘が元気に生きてくれていたら、それ以上言うことはないですね。
お話・写真提供/井戸田潤さん・蜂谷晏海さん 取材・文/安田ナナ、たまひよONLINE編集部
「自分は親せきのおじさんみたいな存在」と娘さんとの関係性を語っていた井戸田さんですが、娘さんの話のときは優しいパパの顔を見せてくれました。晏海さんと娘さんの関係も良好なようで、すてきなエピソードをたくさん聞かせてくれました。
■井戸田潤(いとだ じゅん)
PROFILE
1972年生まれ、愛知県出身。お笑い芸人。ホリプロコム所属。小沢一敬とともにお笑いコンビ・スピードワゴンを結成。「あま~い」のフレーズで一躍お茶の間の人気者に。現在は「ハンバーグ師匠」としても活動をしている。情報番組のコメンテーターやラジオ、バラエティー番組など幅広いジャンルで活躍している。