妊婦様と思われたくなくて、仕事で無理をしていたら出血してしまったお話【妊娠なめてました日記#6】
こんにちは!ひよこエッグと申します。2015年3月に娘・ひなを出産しました。
「妊娠なめてました日記」では、わたしが初めて経験した妊娠・出産のことを書いていければと思っています。
妊婦様と思われたくなくて、仕事で無理をしていたら出血してしまったお話
わたしは妊娠したとき、フルタイムで働く会社員でした。
妊娠しても大きなお腹を抱えながら働いている女性が多くいる職場だったので、「わたしも臨月までバリバリ働くぞ!」と意気込んでいました。
つわりが終わった頃、部署のメンバーに妊娠報告をしました。
「無理しないでね」「おめでとう」など労りや祝福の声を頂き、
「妊娠しながらの勤務、不安だったけどやっていけそう…!」
と思い、ホッとしました。
しかし、実際は妊娠前と同じように働くのがしんどい場面が増えてきます。
例えば力仕事。
毎日、重いダンボールを何箱も運ぶ業務がありました。その仕事は1番下っ端のわたしがやっていたのですが、妊娠後も相変わらずお願いされてしまいます。
周りはみんな先輩だったので「ダンボール、誰か変わりに運んでくれませんか?」なんて、とてもじゃないけどお願いできない雰囲気です。
そして、つわりやお腹の張りなどの体調不良もありましたが、地味に辛かったのが眠気です。
わたしの場合、妊娠中はずっと眠い状態が続いていました。
頻繁にトイレに行ったりガムを噛んだりして眠気と戦っていたのですが、
ついうとうとしてしまうと、「コラ!私だって眠いんだから!」と先輩に喝を入れられてしまいます。
妊婦の眠気は、職場の人に理解されない症状No.1なんじゃないかと個人的に思っています。
さらに残業もかなりある部署で、繁忙期は終電ギリギリまで仕事をしていました。
こんな状態だったので、「もうちょっと配慮して欲しいな…」とも思っていたのですが、
「妊婦だけど働かせてもらっている」「周りに迷惑をかけている」「なんとなく後ろめたい…」
そんな気持ちを抱えながら働いていたので、妊娠前と同じ仕事量をこなせるように無理をしていました。
そんな生活を続けていたある日のこと。
トイレで用を足したあとトイレットペーパーを見ると、うっすら血がついていました。
サーっと血の気が引き、すぐに病院に向かいました。
エコーで診てもらうと、赤ちゃんに異常はないとのことで、
しばらく安静にするように言われました。
ホッとしたら涙がどんどん溢れてきて、今まで身体に負担をかけすぎてしまったことを深く後悔しました。
先生に今の仕事の状況を相談すると、
「母性健康管理指導事項連絡カード」というものを書いてくれました。
このカードは、先生が妊婦に指導した内容を勤務先に伝えるためのカードです。
わたしの場合は「重いものを持ったりする作業をしないように」「通勤時間の緩和をするように」「つわりがひどいときは休むように」
といったことを書いてもらいました。
次の日、上司に時間をとってもらい、恐る恐るカードを渡しました。
上司は「具体的に何に気をつければいいのか分からなかったので助かります。メンバーにも共有しておきますね」
と言ってくれました。
それからは、身体に負担がかかるような業務はメンバーがサポートしてくれるようになり、無理せず臨月まで働くことができました。
”妊娠しているからって何でも優遇されると思うなんて図々しいよ”という意味を含んだ、「妊婦様」なんて言葉が近頃言われています。
そう思われるのが嫌で、「自分は妊婦だから!」ということは極力表に出さないように無理をしていたのですが、妊娠前と同じ働き方をするのはどこかで限界がきてしまいます。
もしわたしのように「仕事がハードだけど、”妊婦だからできない”って言うのは気が引ける」という方がいましたら、かかりつけ医に相談して母性健康管理指導事項連絡カードを書いてもらうといいかもしれません。
医師からの証明書というワンクッションを挟むことで、ぐっと職場に言いやすくなると思います。
■【妊娠なめてました日記】今までの話はこちら
[ひよこエッグ]
都内在住のワーママ。2015年3月産まれの娘と夫の3人家族。
子育ての記録をブログやインスタグラムで公開中。
ブログ:ひよこエッグつうしん
インスタグラム:@hiyokoegg11