前駆陣痛と陣痛の区別がつかなくて困った…【妊娠なめてました日記#7】
こんにちは!ひよこエッグと申します。2015年3月に娘・ひなを出産しました。
「妊娠なめてました日記」では、わたしが初めて経験した妊娠・出産のことを書いていければと思っています。
第7話 前駆陣痛と陣痛の区別がつかなくて困った…
出産目前のわたしを混乱させたもの。それは、前駆陣痛です。
初めての妊娠で陣痛の痛みがどんなものか分からなかったわたしは、
前駆陣痛を本陣痛と思い込み、大騒ぎしてしまうのでした。
予定日から4日目の早朝、お腹をギューっと締め付けられるような痛みが定期的におこりました。
痛みの時間を測ってみると、5分間隔!
予定日を過ぎてから毎日気が気じゃなかったので、
「いよいよ陣痛が来た!」と嬉しくなり、夫と病院に向かいました。
タクシーに乗っている間もドンドコドンドコ痛みの波が押し寄せて来ます。
あまりの痛さに、「もう産まれちゃう!!」と大騒ぎ。
病院に着くと、ベッドに横になるよう言われ、先生が来るのを待ちました。
ところが、横になっている間に痛みの間隔はどんどん長くなっていき、
先生が到着する頃にはきれいさっぱり痛みが無くなってしまったのです。
先生に内診をしてもらうと、
「前駆陣痛ですね。まだ子宮口も開いてないし今日は帰っていいですよ」
と言われてしまいました。
怖いけど待ちに待った陣痛。
入院する気満々で「今日産むんだ…!」と意気込んでいたので、家に帰されるのがショックでたまりませんでした。
帰宅後、ベッドに横になるとまたあの痛みがやってきました。
「どうしてさっき病院にいたときに本気を出さなかったんだよー!」と自分のお腹にモヤモヤ。
病院に電話しようと思いましたが、
「また前駆陣痛だったら悪いなぁ」と思い、様子をみることにしました。
朝あれだけ病院で大騒ぎしてしまったので、次は「絶対に陣痛」という確信を持ってから行きたかったのです。
しばらくすると、痛みはスーッと引いていきました。
「なーんだ。やっぱ前駆陣痛か」
すっかり油断しきったわたしは、家にいても退屈なので実家に遊びに行くことにしました。
実家にはちょうど姉と妹も遊びに来ていて、3人で近況報告をし合ったりDVDで映画を観たりして、楽しい時間を過ごしました。
ところが映画がクライマックスにさしかかったあたりで
「ズンッ」と今までとは明らかに違う次元の痛みがお腹に襲いかかって来たのです。
直感で「これは本物の陣痛だ」と分かりました。
すぐさま隣に座っている姉に「お腹痛い…」と伝えましたが、前駆陣痛で今朝大騒ぎしたことを知っているので、あまり信じてもらえません。
そこに、母登場です。
母ならなんとかしてくれる!と思い、
「陣痛が来たかもしれないから病院に行こうかな…」
と伝えると、
やっぱり相手にしてもらえませんでした。それどころか、今から夕飯を食べろと言ってきます。
余談ですが、母は3姉妹が集まる日はいいお肉を買っておもてなしをしてくれるのです。
腰とお腹をハンマーでガンガン殴られているような痛みを感じながらも、
「やっぱり前駆陣痛かもしれない」「きっとすぐおさまるはず」
と自分に言い聞かせ、食卓につきました。
段々呼吸をするのも苦しくなってきて鼻をフガフガさせながら白目を向いていると、
やっと皆事の深刻さに気づいてくれたようで、病院に連れて行ってくれました。
病院に着いて内診をしてもらうと、既に子宮口が6cmも開いていました。
今度こそ、本物の陣痛だったのです。
初産だと、陣痛と前駆陣痛の見極めはとっても難しいですよね。
わたしの場合、前駆陣痛ではまだ笑顔がありましたが、本陣痛では一切笑うことができなかったので、「笑えるかどうか」は一つの目安になるのかなぁと思います。
もしまた出産することがあったら、我慢せずに病院に行こうと思っています。
[ひよこエッグ]
都内在住のワーママ。
2015年3月産まれの娘と夫の3人家族。
子育ての記録をブログやインスタグラムで公開中
ブログ:ひよこエッグつうしん
インスタグラム:@hiyokoegg11