体重管理や便秘改善に!妊婦に最強の「ハーバード大学式野菜スープ」
最近、テレビや雑誌などで注目を集めている「ハーバード大学式野菜スープ」。
高血圧など生活習慣病の予防や改善にいいらしいのですが、効果を調べてみたら、妊婦にもぴったり!の優秀スープでした。
ハーバード大学式野菜スープって??
ハーバード大学医学部でがんと免疫学について研究をしていた医学博士の髙橋弘先生が考案した野菜スープ。材料も作り方もとてもシンプルなスープですが、毎日続けることで、デトックス作用、免疫力アップなどの効果が期待でき、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防ができることで注目されています。
続けることでエネルギー代謝や脂質代謝がアップし、太りにくい体質になっていくのも魅力。また、塩分を加えずに野菜本来のうまみを味わうことで、薄味になれて、無理なく減塩ができるようになります。
ハーバード大学式野菜スープの作り方と効果的な食べ方
材料はキャベツ、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃの4種類。これを切って煮るだけでできるんです!
<材料> ※作りやすい分量
キャベツ 100g
玉ねぎ 100g
にんじん 100g
かぼちゃ 100g
水 約1ℓ
<作り方>
1.キャベツ、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃを食べやすい大きさに切る。
2.ふたつきの鍋(できればホーロー鍋)に、1の野菜とひたひたになるくらいの水(約1ℓ)を一緒に入れる。
3.鍋にふたをし、強火にかけ、沸騰したら弱火にして、20~30分ほど煮込む。
<食べ方>
スープを具の野菜も一緒に、空腹時や食前に大きめのマグカップ1杯分(約200mℓ)を目安に食べましょう。1日の摂取量の目安は400~600mℓ。野菜も一緒に食べるのが基本ですが、体調がすぐれないときや、つわりのときはスープだけ飲んでも効果があります。味つけはしないのが基本ですが、味に飽きてしまったときは、トマトや鶏肉などを加えてアレンジしてもOKです。
体重管理、高血圧予防、便秘予防など、妊婦にうれしいメリットがいっぱい!
メリットいっぱいで健康にいいハーバード大学式野菜スープですが、とくに妊婦にうれしいメリットを紹介します。
1.カロリーが少なく、体重管理におすすめ
作ったスープを具の野菜を一緒に全量を食べても、カロリーは最大で約190kcal(146~190kcal)。野菜400gで作るスープには1日に必要な量のビタミンA・C・Eが含まれているので、低カロリーなのにビタミンをしっかりとることができます。また、食事の最初に食べれば、食べ過ぎを防ぐこともできます。
2.便秘解消に効果がある
食物繊維が豊富なので、便秘解消効果も期待できます。女性に必要な食物繊維の量は1日18g以上で、作ったスープの全量には10.7gも含まれています。
3.高血圧を予防してくれる
高血圧予防にもっとも大切なのは、減塩。作ったスープには、塩分が含まれず、塩分を排出してくれるカリウムや塩分の吸収を防ぐ食物繊維が豊富に含まれています。
ほかにも、免疫力を高めるベータカロテン、抗ウィルス作用が期待できるビタミンC、粘膜のバリアー機能を高めるビタミンAも豊富。風邪などの感染症を予防する効果や美肌効果も期待できます。また、野菜も一緒に食べるのが基本ですが、スープにも栄養が詰まっているので、つわりで食欲がないときに飲むのもおすすめです。
そして、さらにうれしいのが、フリージング保存をしても栄養価や効果が変わらないこと。体調がいいときに多めに作ってフリージングし、作りおきしておくと便利です。
最初に飲んだときは、「味がない!」と感じる人も、続けていくうちにだんだんと野菜本来の甘みを感じられるようになってくることが多いようです。体重管理がうまくいかない人、便秘や高血圧に悩んでいる人は、ぜひ試してみて。
(文/たまごクラブ編集部)
参考/たまごクラブ2016年11月号「妊婦に最強! “ハーバード大学式”野菜スープ」
監修/麻布医院 院長 髙橋 弘先生
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。