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9月末に双子の男の子を出産、中川翔子。「仮面ライダーの豊富な知識を押しつけないようにしたい。でも息子たちが興味をもったら、母は止まらなくなるかも・・・」

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撮影/藤原 宏 スタイリング/渡邊アズ(likkle more) ヘア&メイク/柏瀬みちこ(ROOSTER) 

2025年9月30日に双子の男の子を予定帝王切開で出産した中川翔子さん。「たまひよ」にも出産数日後に「9月30日朝、無事に双子の男児を出産することができました!2人で5kg越え!たまひよの本やアプリ、インスタで先輩ママたちのアドバイスのおかげで無事にここまで来られました。ありがとうございます!大変よりも、出会えて命に感謝です」とコメントが届きました。

2025年10月15日発売の『中期のたまごクラブ』の表紙と本誌インタビューには、中川翔子さんが登場!赤ちゃんを迎える日が近づくなか、準備を始めた育児グッズ、夫婦で考える双子育児のこと、子連れで行ってみたい場所とは?などについて聞きました。

家族ゆかりの公園で、息子たちを遊ばせる日が楽しみ

「仲よしの母とは、親子であり親友でもあるような関係。妊娠の報告をするため、父のお墓参りにも一緒に行きました」

――双子を妊娠しているとわかったとき、家族の反応はどうでしたか?

翔子さん(以下敬称略) 双子を授かる前に2回ほど稽留流産をしていたこともあって、最初、夫に妊娠を伝えたときは「そうか、そうか」と落ち着いた様子で、喜びすぎないように気をつけているようでした。でもその後の健診で双子だとわかり、電話で「まさかの双子だったよ!」と伝えたときは、さすがに「えぇーーー!?」って(笑)。電話の向こうでひっくり返ってるんじゃないかと思うくらい、すごくびっくりしていました。

超ポジティブで陽キャな母も、初めての男の子育児、それも双子ということで、かなり動揺したみたいです。早速、ものすごいキラキラネームを提案してきてくれてテンション上がってるのを感じました(笑)「いやいや、名前は赤ちゃんにあげる最初のプレゼントで一生ものだから…」と伝えました。私自身が、昭和の役所での行き違いで、ひらがなで「しようこ」、と間違えて登録されてしまいずっと悩み、裁判所に行き改名までした経緯があるから改めてギリギリまで名前は悩みたいと思います。読める名前、でも想いをこめて・・・、双子で男の子ネーム本当に難しい!
出産後は、そんな母にも育児をサポートしてもらう予定です。実家の近くに、私はもちろん、母も子ども時代に遊んでいた公園があって、生まれてくる息子たちもそこで遊ぶんだろうなと思うと、親子3世代のつながりを感じて感慨深いです。

――妊娠中、気分を上げるために実践していることはありますか?

翔子 おふろ上がりのドライヤーがしんどくて、一度、髪の毛を切ったんですけど、自分らしくないせいか、どうも元気が出なくて・・・。なので、今回の『たまごクラブ』の撮影に合わせてエクステでスーパーロングに戻しました!出産ギリギリまでロングでいたいなと思っています。

ほかにも、香りが好みのボディクリームを使ったり、近場のホテルでリラックスステイを楽しんだり、まだおなかがそこまで大きくなくて水着が着られたときは、プールでウォーキングもしていました。

食生活ではせいろをフル活用して、夫婦で蒸し料理を

「野菜のせいろ蒸しは塩かおろしポン酢で食べるのが好き。せいろによる減塩生活で塩分を1日6~8g以内に抑えられるようになり、久々に自分の足首と対面したときは感動しました!」

――妊娠中、いちばん大変だったことは何ですか?

翔子 ズバリむくみです。妊娠を発表した直後、「今のうちにラーメンとか焼肉とか好きなものを食べておいたほうがいいよ」とアドバイスをもらって、「なるほど。赤ちゃんの分も食べなきゃね」と妊娠前と同じ感覚で暴飲暴食をしたら、経験したことがないくらい体がむくんでしまいました。むくみで足のサイズが突然大きくなって衣装の靴が入らないとか、顔も日ごとに状態が違うから写真撮影が大変とか、仕事にも影響が出るほどでした。

大変というほどではなかったけど、寝ても寝ても眠い・・・というのも、初めての経験で戸惑いました。自分ではどうしようもなくて、「双子が眠いって言ってるのかな?」と思うしかなかったですが、こんなに泥のように寝ていいのだろうかと不安を覚えるほどでした。ちょっと出かけるだけで疲れてしまって、短い時間でも昼寝をしないと耐えられなかったです。ゲームにたとえていうなら、ヒットポイントがどんどん減っていく感じ。なんでこんなに(体力が)削られるんだろうって不思議な感覚でした。

――むくみ対策のために実践したことはありますか?

翔子 せいろを使った蒸し料理がむくみに効果てきめんでした。野菜ってこんなに甘いんだ!と驚いたし、パサパサした食感が苦手だった鶏むね肉も、せいろを使うとすごくジューシーに。鶏肉と豆腐のハンバーグやビビンバもおいしくできて、夫も「ダイエットしたいし、おいしいからいいよ」と、一緒にヘルシー料理生活を楽しんでくれています。

着圧ソックスも、寝るときにはくものと、シンプルなデザインで外出時にもはけるようなものを購入するなど、いろいろ試しました。ただ、おなかが大きくなってくると脱ぐのがめちゃくちゃ大変!転倒しないように気をつけて脱ぐので、日に日に時間がかかるように・・・。

ママとして先輩のタレントさんから足裏に貼る樹液シートをいただきました。貼って寝ると、翌朝、体の中にたまっていた余分なものがドロドロになってシートに出てくるんですが、むくみに効いたし、何より、先輩ママの優しさがうれしかったです。

双子用ベビーカーはひと目ぼれしたエアバギーに決定

エアバギーの店内で、人形の赤ちゃんを抱っこしながら、産後の生活を疑似体験。「双子用ベビーカーが思いのほか軽くて、これならすいすいとどこへでも行けそう!」

――出産への今の思いを聞かせてください。

翔子 病院の先生に、「もし早産にならずに予定日を迎えられたとしたら、赤ちゃんはそれぞれ2500gくらいになっているはず。ほかにも胎盤や羊水があって、血液量も増えるから、双子の場合はお母さんの体重が12~13kg増、いや、20kgくらいまで増えるかもね」と言われて、想像以上の数字、重量にガーン!と大きな衝撃を受けました。そうか、私のおなかの中は赤ちゃんだけが入っているわけじゃないんだ・・・ということも、言われて初めて気がついたほど。体重が12~13kg増えるってすごいことですよね。

先生の話を聞いたからというわけではないですが、最近は「よいしょ」と自然と口にする機会が増えたような気がします(笑)。今まで、その存在にすら気づいていなかった家の中の手すりも大好きになり、そのありがたみを実感しています。

一方で、早産にならないように、赤ちゃんたちには1日でも長くおなかの中にいられるようにしてあげたいと思っています。自分では大丈夫だろうと思っていても、ちょっとしたストレスが早産につながると聞いたので、気をつけなきゃいけないなと。実際、家族で近場に出かけようとした日の朝、出血したことがあって・・・。急いで病院に行って何の問題もなかったのでよかったのですが、やっぱり多胎は気が抜けないものなんだなと痛感しました。

――すでに用意した出産・育児グッズはありますか?

翔子 ベビーカーと抱っこひもを見に行きました。とくにベビーカーは双子用なので、安定性と小回りがきくエアバギーにひと目ぼれして、迷わず購入。抱っこひもも、最新のものはベルトの着脱がマグネット式だったり、進化してるんだなぁとびっくり!グッズを見ながら、いよいよだなと実感がわきました。

妊娠発表後、いろいろな方がたくさんアドバイスをくださって、それはとてもありがたいことですが、同時に、人から「これがいいよ」と言われたものが必ずしも自分に合うわけじゃないということもわかったんです。結局、最後に見極めるのは自分自身。幸せなことに、夫や母もそんな私の考えを理解して尊重してくれるので、本当にそれが自分に合うか、必要なのかという最終判断は、迷わず自分の直感を信じようと思えるようになってきました。

育児を「手伝う」「手伝ってもらう」という考え方は禁物!?

「双子ならではのファッションを楽しみたいです。私も一緒に、親子でリンクコーデできたらいいなぁ」

――出産や今後の育児について、不安に思っていることはありますか?

翔子 最近はこの生活に慣れてきたので、体力の配分がわかるようになりましたが、妊娠初期のころは本当に体力がなかったので、年齢や体力に関して「あと10年若かったら・・・」「ディズニーランドに連れていけるかな」と不安を抱いていました。男の子2人なので、それこそ走り回られたら追いかける自信がない(笑)。でもやっぱり、妊娠・出産は人それぞれタイミングがあると思うんです。私の場合、いずれ子どもをもちたいとは思っていたけど、30代のころはお仕事が楽しくてしかたなかったから、今はこのタイミングでよかったんだと素直に思っています。

――産後の役割分担について、ご主人とは具体的な話をしていますか?

翔子 まだ明確には決めていません。ただ、夫は普段からごみ捨てをしてくれたり、私が大好きなスイカを買ってきてくれたり、あと、胎教のためにはまず私がおだやかな気持ちでいることだからといドライブに連れていってくれたり、妊娠がわかってからさらに優しくなった気がします。ベビーカーと抱っこひもを見に行ったときも、自分でいろいろ試していたので、育児に対しては私が思っている以上にやる気マンマンなのかもしれません(笑)

川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』に、マタニティブルーや産後クライシスのことが赤裸々に書いてあって、なかでも、妻は夫が家事や育児に対して「手伝う」という言葉を口にすると怒りを覚えるという話は、「へぇ、そうなんだ!」と思いました。反対に、私は人が何かをしてくれることを申し訳なく思ってしまうくせがあるので、どちらかというと「手伝ってもらってる」という感覚になってしまいそう。でもそこは、双子でただでさえ大人の手が必要なんだから、ベースとして、ママとパパが協力してやらなきゃ無理だという考えをもたなきゃいけないし、夫とも、そうしようね、という話は少しずつしています。

――息子さんたちと一緒にやりたいことはありますか?

翔子 私は家で漫画ばかり描いている子で、大人になってからも電子書籍への課金は決して惜しむことなく、「これは末代までの資産だ!」と、いつかわが子に読ませたい漫画を全巻買いそろえてきました。でも、今の気持ちとしては、漫画もいいけど、アスレチックで遊ばせたり、バーベキューや釣り、キャンプなど、アウトドア系の経験をさせてあげたいと思っています。

でもやっぱり、ディズニーランドは夢ですね。私が吹き替え版の声優を担当した『塔の上のラプンツェル』をぜひぜひ好きになってもらいたいし、ミッキーやドナルド、カーズといった男の子のハートをつかむキャラクターもいっぱいいるので、タイミングをみて、双子ベビーカーで一緒に行きたいです。何を着せようかな?せっかく双子なんだし、やっぱりチップとデールとかかな?着ぐるみみたいでかわいいだろうなぁ。

あと私は、特撮も大好きで、オタク知識もかなりあるほうですが、それを子どもたちに押しつけないようにしようと、今から肝に銘じています。ただ、興味を持ってくれたら、もう、母は止まらないと思いますけど(笑)。いずれにしても、好きなことを伸ばしてあげたいです。私は母から「勉強しなさい」とまったく言われず、逆に不安になってしまうほどでしたが、でもだからこそ、自分の好きなことが明確になってとことん突き詰めることができたし、その好きなことがあったからこそ、嫌なことがあっても頑張れた、救われたことがたくさんあったので、息子たちにも、世の中にはこんなに楽しいことがたくさんあるんだよ、というのを見せてあげられたらいいなと思います。

お話・写真提供/中川翔子さん 取材・文/坂井仁美、たまひよONLINE編集部
[メイン写真:撮影/藤原 宏 スタイリング/渡邊アズ(likkle more) ヘア&メイク/柏瀬みちこ(ROOSTER)]

取材中、「双子でよかった」と何度も口にしていた中川さん。食事に気をつけたり、体をいたわったり、自分自身を大切にできるようになったのは、おなかの中の赤ちゃんのおかげだといい、「早くも息子たちに助けられてます」とうれしそうに話してくれました。

中川翔子さん

PROFILE
1985年生まれ。東京都出身。歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターと多方面で活躍中。2019年には著書『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』を出版。父はミュージシャン・俳優の中川勝彦。2023年に結婚。2025年9月30日に双子の男児を出産。

●記事の内容は2025年10月の情報で、現在と異なる場合があります。

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