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【妊娠初期】流産の確率は?その原因と対処法を産婦人科医が解説

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Anna Usova/gettyimages

流産は、全妊娠の15%に起こるといわれています。「出血したら流産になってしまうの?」と、妊娠初期は少なからず、不安が頭をよぎるものです。不安な気持ちを大きくしないためにも、流産について正しく知っておきましょう。妊娠週数や時期別のポイントについて、産婦人科医の小川隆吉先生に解説していただきました。

関連:流産の基礎知識。その原因と症状と予防法

流産とは?妊娠時期による原因は?

流産の大半は、妊娠12週未満に起こる早期流産。全妊娠の15%の割合で起こるとされています。出血を伴うことが多いですが、痛みや出血がない場合もあり、予防法がありません。

流産の原因①:妊娠12週未満の早期流産

主な原因は受精卵の染色体異常など、胎児側の理由によるもの。着床後に成長できず、流産してしまうことがほとんどです。残念ですが、流産を止めることも防ぐこともできません。

流産の原因②:妊娠12~21週での後期流産

発生頻度は低いですが、腟炎や子宮頸管炎から絨毛膜羊膜炎につながるケースや、22週未満に子宮頸管が緩んでしまう子宮頸管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)など、母体側のトラブルが原因となることが多いです。

流産の状態

流産には下記の5種類があります。

1.化学流産

妊娠検査薬で陽性反応が出たものの、着床したころに流産してしまうこと。生理と区別がつかないケースも多く、とくに処置は行われません。

2.稽留(けいりゅう)流産

出血や下腹部痛などの兆候がないのに、赤ちゃんの成長が止まってしまった状態。流産が確定したら、子宮内容物の除去手術が必要になります。

3.進行流産

子宮頸管が開いて、高い確率で流産へと進んでいる状態。強い下腹部痛とともに出血が多くなり、子宮内容物を除去する手術が必要です。

4.不全流産

子宮に残った内容物が完全に体外に排出しきれていない状態。出血や下腹部痛が続くことが多く、早い時期に子宮内容物の除去手術が必要です。

5.完全流産

子宮内容物が完全に体外に出てしまった状態。超音波検査で確認したときに、子宮内容物が残っていなければ処置を行う必要はありません。

もし流産してしまったら

進行流産、稽留流産、不全流産の場合は、子宮内容物を取り除く手術を受けます。ただし、産院の方針によっては手術をせず、自然排出を待つことも。子宮内容物が完全に体外に出ている完全流産は処置をしなくていい場合もありますが、医療機関で診断を受ける必要があります。

その後の生活:2~3日は家でゆっくり過ごしましょう

2~3日は自宅で安静に過ごし、出血が治まるまでは動きすぎないようにしましょう。次の生理が順調にきて生理周期が戻り、医師の許可が下りれば、次の妊娠を考えてもいいでしょう。

早期流産の原因にはならない!ママの行動

仕事や家事、日常の運動、妊娠判明前の一般的な薬の使用など、日常的なママの行動が赤ちゃんの発育に影響して、流産に至ることはないといわれています。自分を責めずに、自然の摂理と考えましょう。

流産、そこが気になるQ&A

流産に対する妊婦さんのよくある疑問に答えます。

Q 妊娠初期に出血があったら、急いで受診すべきですか?

A 出血が見られたからといって、流産につながるわけではありません。大量の出血やおなかの痛みや張りがなければ、翌日受診してもいいでしょう。心配なときは、産院に連絡して相談を。

流産の大半は妊娠12週未満に起こる早期流産で、全妊娠の15%に起こるといわれています。そのほとんどは、染色体異常など胎児側に原因があり、ママの行動が原因ではありません。もしも流産してしまっても、ママは決して自分を責めないようにしましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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