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自分で選ぶ出産方法-和痛分娩とは?

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LightFieldStudios/gettyimages

出産方法は一つではなく、産むときの姿勢を自由に選べるスタイル、呼吸法で痛みを和らげるスタイル、薬の力で痛みを和らげるスタイルなどさまざまあります。今回はそのなかでも「和痛分娩(わつうぶんべん)」と呼ばれる出産方法について、小川クリニック院長 小川隆吉先生が解説します。

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和痛分娩とは?無痛分娩との違いって?

出産方法のなかには、陣痛や分娩時の痛みを和らげる方法があります。「和痛分娩」、「無痛分娩」と呼ばれるものです。痛みを緩和することでリラックスしてお産に臨めるメリットがあります。痛みに対する恐怖心が強い人や、高血圧などの合併症がある人に向いている出産方法です。
一般的に自然分娩では陣痛の痛みを感じながら出産します。一方で、麻酔などを使い陣痛を和らげる出産方法を「和痛分娩」といいます。まったく痛みがなくなるわけではなく、ある程度の陣痛や出産時の痛みを感じることができ、自分でいきむこともできます。
同様に痛みを緩和する出産方法に「無痛分娩」もありますが、和痛分娩との違いやその方法は医学的に定義されていません。施設によっては同じ意味として使われていることもあり、「無痛分娩」と表現している施設がほとんどです。
また、麻酔を使わずに呼吸方法によって痛みを和らげる「ソフロロジー式出産」を和痛分娩と考える場合もあります。

いずれにせよ、和痛分娩を希望するときには、どのような方法で痛みを和らげているのかを確認しておくことが大切です。今回は麻酔を使って痛みを和らげる方法について解説します。

和痛分娩のメリット・デメリット

Handemandaci/gettyimages

痛みが和らぐ和痛分娩。痛みが怖いと感じている人にはメリットが大きい出産方法ですが、デメリットもあります。また、体質によっては和痛分娩に適さないケースもあるので、希望する場合はきちんと知っておく必要があります。

和痛分娩のメリット

陣痛の痛みが緩和されリラックスできることがいちばんのメリット。体が緊張することがないので、お産がスムーズに進むことも考えられます。痛みが緩和されるといっても意識ははっきりしているので、自分でいきむこともでき、赤ちゃんの誕生も実感できます。

和痛分娩のデメリット

麻酔薬がおなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことはほとんどありませんが、陣痛が弱くなったりして、うまくいきめないことも。その場合は陣痛促進剤の投与や、吸引分娩、鉗子(かんし)分娩などの措置がとられます。また、麻酔の副作用で、頭痛やかゆみ、発熱などが起こる場合もあります。

和痛分娩の費用は?

和痛分娩の場合、自然分娩と比べて麻酔や陣痛促進剤が使われるため、その分、費用は高くなります。陣痛が起こってから麻酔を使うのか、陣痛が始まる前に計画的に入院をして行うのか、どのタイミングで麻酔を使い、どの程度の量使うのかなどによっても費用が変わってきます。費用がどのくらいになるのかは施設によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

和痛分娩(無痛分娩)をしたママの体験談

kuppa_rock/gettyimages

「1人目、2人目無痛で出産しました。今3人目妊娠中で今回も無痛の予定です。
姉が陣痛で1日ほどつらい思いをして、姉からすすめられて…というのがきっかけです。
私の産んだ産院は24時間麻酔科対応でしたので、自然に陣痛が来るのを待って、子宮口が5㎝ほど開いてから麻酔が入りました。ですので、陣痛は経験しています。数時間ですが…それでも私は心が折れそうだったので、自然分娩の方は尊敬しかないです。いきみかたは、やはり意識的にしないとできないですので、陣痛が遠のく可能性はあります。産後は筋肉痛になりましたが、その程度です」

「私の場合ですが、痛みはありました。(おなかではなく腰に…)自然分娩よりは痛くなかったのか、本当の所は比べられないからわかりません。それでも、私は無痛分娩にしてよかったです! 痛みに対する恐怖が大きかったので、出産の不安材料が一つ消えました。症例の多い病院なら、もっと安心して望めると思います」

「痛みに弱く緊張してしまうタイプでしたら無痛をオススメします。私は痛みにめっぽう弱く、麻酔を打つ前は痛みにのたうちまわっていましたが、麻酔後は仮眠も取れリラックスして出産に挑めました。後陣痛はそんなに感じませんでした。無痛を選択する場合、24時間対応かどうか、追加でかかる費用はどのくらいか、病院の方針(どの段階から麻酔を使い、どの程度痛みを感じないようにするか等)…などリサーチした方がいいですよ」

妊婦さんならだれもが陣痛の痛みに対して不安があるもの。多くのママたちが陣痛を乗り越えていますが、痛みを和らげる方法も選択の一つです。きちんと情報収集をして、理解することで、納得のいくお産につながるのかもしれません。(文・たまごクラブ編集部)


監修:小川クリニック院長 小川隆吉先生

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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