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出産で変わる”女の骨盤”!初潮~更年期まで7つのポイントをチェック

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shironosov/gettyimages

最近は、日ごろの姿勢の悪さから、骨盤がゆがんでいる妊婦さんが多数! ほうっておくと、妊娠中、腰痛などのトラブルに見舞われ、お産にも影響します。さらに産後、生涯にわたって、尿もれや骨盤臓器脱などのリスクに見舞われる可能性もあるんです。今回は、初潮の時期までさかのぼって、女性の骨盤が成長過程や妊娠・出産などのターニングポイント(以下、TP)を機に、どのように変化していくのかを、理学療法士・山崎愛美先生にうかがいました。
出産を控えている妊婦さんは、安産のためにも、妊娠中からケアを始めましょう。

【TP_1】初潮を迎えると、女性ホルモンの影響を受け始めます

生理が始まると、月に1回、生理周期に合わせて女性ホルモンの影響を受けるようになります。そのホルモンには、関節や靱帯(じんたい)をゆるめる作用があるといわれていて、悪い姿勢を続けていると、骨盤がゆがみやすくなります。また骨盤を安定させようとまわりの筋肉が無理をするので、腰痛などの症状が出やすくなります。

【TP_2】妊娠すると骨盤が大きくゆるみ、尿もれや腰痛などのトラブルも発生

妊娠3〜4カ月から出産に向けて、靱帯をゆるめるリラキシンが分泌され始め、骨盤がゆるんできます。骨盤の靱帯を大幅にゆるめて、赤ちゃんが生まれてくる産道を広げるためです。一方でこれは、骨盤がたいへんゆがみやすい状況をつくっているとも言えます。だから、妊娠中の悪い姿勢は厳禁。ただでさえ、おなかが大きくなる影響で姿勢が崩れやすいので、注意が必要です。悪い姿勢を続けて骨盤がゆがむと、赤ちゃんの部屋である子宮も影響を受ける可能性があります。
また、産道も曲がるため、陣痛が始まっても赤ちゃんがスムーズに下りてこられず、時間がかかって難産に…。妊娠中に多い腰痛も、骨盤のゆがみを伴うことも多くあります。
骨盤がゆがむと、内臓の位置が変化したり、筋肉の働きが弱くなり、内臓が下がって膀胱(ぼうこう)を圧迫するため、尿もれなどのトラブルも起こりやすくなります。

【TP_3】出産のときは、赤ちゃんが通れるように骨盤の関節がダイナミックに可動

歩くなどの日常の動作を行うときも、骨盤の関節は動きますが、その可動域はほんの2〜3ミリです。ところが出産となると、靱帯をゆるめるリラキシンの分泌がピークに達し、骨盤がゆるみきっているところに赤ちゃんが通るので、強制的に可動域が増大します。恥骨(ちこつ)結合に至っては、瞬間的に4㎝開くという報告も! その分、骨盤と周囲の靱帯や骨盤底筋は大きなダメージを受けます。

【TP_4】産後3〜4カ月の間に正しくケアしないと、将来的なトラブルにも!

出産で大きく開いた骨盤は、赤ちゃんが生まれれば、すぐに元の位置に戻ります。が、骨盤まわりの靱帯や骨盤底筋などが伸びきっているため、不安定なまま。骨盤が安定するのは、産後3~4カ月たってからです。この間に正しくケアをしないと、骨盤がゆがんだままになって、後々、尿もれなどのトラブルの原因になります。
ですが逆にいえば、骨盤はゆるんでいる状態なので、正しい位置に戻しやすくもあり、体形を改善する最大のチャンスでもあります。

【TP_5】35才以降になると、加齢による骨の変化が始まります

骨盤の関節の接地面には凸凹があり、骨と骨とが引っかかって骨盤を安定させています。ところが、女性は35才くらいから、加齢による影響で凸凹が変形したり、関節の適合性が減少すると、骨盤がゆるんだり、関節の動きが悪くなったりします。
この凸凹は、出産でも減少するので、産後にケアをしないのは危険。とくに高齢出産の人は、出産と加齢が重なるので、注意が必要です。

【TP_6】更年期以降、骨盤底筋が弱まる

更年期以降、加齢により徐々に筋力低下が進むと、骨盤底筋の力も弱くなります。すると、今まで骨盤底筋が支えていた膀胱(ぼうこう)や腸などの臓器が下がりやすくなり、下腹がぽっこり出るなどの体形変化が見られることも。
ひどい場合には、腟(ちつ)から臓器が出てしまう骨盤臓器脱などを起こすこともあります。

【TP_7】妊娠中の意識が、女性の骨盤の一生を左右する

ここまで見てきたように、妊娠中に大量に分泌されるリラキシンの影響、35才ごろ以降の骨の変化、更年期からの筋力低下などにより、骨盤や、骨盤まわりの靱帯、骨盤底筋は、女性の生涯を通して大きく変化します。

中でもポイントとなるのは、妊娠中。妊娠中に骨盤を正しい位置にキープすることで、おなかの赤ちゃんが快適に過ごせる環境をつくることができ、お産も安産に。安産であれば、その分ダメージも少なくなり、産後の回復も早くなります。

骨盤ケアとして有効なのは、日ごろからのストレッチや運動など。また、正しい姿勢を意識することも大事です。たとえば、腰を丸めて座るのは、腹筋や背筋を使うことがなくラクに感じますが、骨盤をゆがめる原因になります。最近はスマホやパソコンの影響で、妊娠前からこの姿勢が普通になっている人も…。赤ちゃんのためにも、妊娠をいい機会ととらえ、姿勢の改善に努めて!(文・たまごクラブ編集部)

■監修:理学療法士 山崎愛美先生
取材協力/よしかた産婦人科 副院長 善方裕美先生

■参考:『たまごクラブ』2018年7月号「出産で変わる、“女の骨盤”」

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