【里帰り出産】する派もしない派も必見!妊娠中にできる失敗回避テク
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里帰りをする人もしない人も、産後に陥りがちな落とし穴があります。産後の生活をスムーズに送るには、妊娠中の準備が大切。里帰りを「する派」、「しない派」それぞれの産後の失敗を回避するテクを学びましょう。
里帰り「する派」の場合
「里帰りする」派は、「妊娠中からする」人と「産後にする」人の2パターンに分かれます。どちらも、ママの実家に帰ることがほとんど。実家では、家事や育児をサポートしてくれる実母などがいるのがいちばんのメリット。だけど、油断していると思わぬ落とし穴が!?
★里帰り「する派」の落とし穴をCHECK!
☑ 妊娠中の場合、移動が大変&転院が必要
☑ パパと離れる期間ができる
☑ 赤ちゃん連れの移動が大変
☑ 慣れない環境でストレスがたまる
☑ 育児のやり方で親とモメやすい
☑ 自宅に戻ってからが大変
落とし穴に陥るのを避けるために、妊娠中のダンドリは不可欠。助産師さんが教える失敗回避テクを参考に準備を万全に!
テク1:親世代との育児のギャップを埋めておく
妊娠や育児の常識は、親世代と異なるものも。雑誌や医療者の言葉を借りて「○○ではこう言ってるよ」と伝えるとスムーズです。
テク2:里帰り先の環境を把握しておく
生まれ育った実家に里帰りする予定でも、赤ちゃんと暮らす目線で考えると工夫が必要なことも。赤ちゃんと静かにすごすスペースの確保や生活スタイルの違いは要確認です。
テク3:里帰り中、パパにお願いしたいことを伝えておく
出生届など産後の手続きや、花の水やりやゴミ捨てなど、里帰り中にパパにやってほしいことはわかりやすくメモに残して。印鑑など、必要なものがどこにあるかも一緒に伝えておくのがベストです。また、最低限の家事はできるように教えておきましょう。
里帰り「しない派」の場合
「里帰りしない」派も、「親や親戚などが手伝いに来てくれる」人と、「夫婦で家事と育児を分担して乗り切る」人の2パターンに分かれます。どちらも、自宅の慣れた環境で産後の生活をスタートできるのがメリットです。だけど、「どうにかなる」と楽観視していると大変なことに!
★里帰り「しない派」の落とし穴をCHECK!
■手伝いがくる人
☑ 手伝いにくる人が疲れてしまう
☑ 手伝う人と家事のやり方が違うとストレスに
☑ パパが居心地の悪さを感じることも
■夫婦で乗り切る人
☑ 赤ちゃんと2人の時間が多く、話し相手がいない
☑ ママ、パパが寝不足になりやすい
☑ 不安やストレスがたまりやすい
☑ 親に赤ちゃんを見せる機会が少ない
手伝いに来てくれる人と、夫婦で乗り切る人、それぞれの失敗回避テクをおさえておきましょう!
■手伝いがくる人
テク1:手伝いの内容や物の置き場所を事前に伝えておく
自宅に来てもらう時間や何をどこまでお願いできるかは事前に相談を。また、何がどこにあるのかなど、手伝う人が動きやすいよう準備をしておきましょう。
テク2:手伝う人が休めるスペースを作っておく
お互いストレスをためないためにも、手伝う人が1人でくつろげるスペースを作りましょう。できれば専用の部屋があるとベストですが、ない場合は引き戸などで工夫を。
■夫婦で乗り切る人
テク1:パパに家事を教えておく
夫婦で乗り切る場合、パパの協力は不可欠。ママが育児で家事ができないときでも困らないよう、掃除、洗濯、食事ひと通りの家事はできるように教えましょう。
テク2:パパ以外の相談相手を見つけておく
パパと衝突したときや、パパには言いにくいことを話せる相手がいると、ママの不安やストレスも和らぎます。家族や友人のほか、行政の新生児訪問や電話相談を利用してみても。
テク3:サポートサービスを下調べしておく
夫婦2人だけで、産後の家事と育児をこなすのは大変。家事の代行や宅配など、行政または民間のサービスを利用して。登録などが面倒な場合もあるので、妊娠中に調べておいて。
いかがでしたか? 里帰りをする人もしない人も、事前の準備をしっかりしておくことが失敗回避にマストです。妊娠中に、できることを計画的に実行していきましょう!(文・たまごクラブ編集部)
■監修:保健師、助産師、看護師 中村真奈美さん
■参考文献:たまごクラブ10月号特集「里帰り出産『する人』『しない人』失敗回避テク」
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