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妊娠中に出血!母子健康手帳にメモする5つのこと&産院に行くべき症状は?

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inarik/gettyimages

妊娠中に「出血」が起こるのは珍しいことではありません。問題のないこともありますが、なかには重大なトラブルにつながる場合も。出血の原因から対処法まで、産婦人科医の大槻克文先生に詳しく伺いました。

妊娠中の出血にはどんな原因があるの?

「妊娠中は、さまざまな理由で出血することがあります。必ずしも“出血=危険サイン”ということではなく、妊娠経過に影響のない出血も少なくないですが、何かのサインであることは確か。いつ起こってもあわてないように、基本的なことは知っておきましょう。

時期別では、妊娠初期は受精卵の着床(ちゃくしょう)や胎盤がつくられる過程で起こる、赤ちゃんへの影響の少ない出血が多く、中期以降は出血の頻度は減りますが、妊娠経過に影響する危険なものも出てきます。主な原因は以下のとおりですが、原因不明の場合もあります」(大槻先生・以下同)

子宮からの出血

「赤ちゃんがいる子宮の中で起きる出血には、妊娠経過にほとんど影響のないものもありますが、胎盤のトラブルや子宮によるものなど、流産や早産につながる可能性のあるものも多く、その場合は緊急度が高くなります。中には、赤ちゃんの命にかかわるような重篤なケースもあります」

★考えられるトラブル
・着床時出血
・絨毛膜下血腫
・切迫流産(せっぱくりゅうざん)
・切迫早産(せっぱくそうざん)
・前置胎盤
・常位胎盤早期剥離 など

子宮頸部・腟部からの出血

「赤ちゃんがいる子宮内とは離れているため、赤ちゃんに直接影響することはあまりないでしょう。ただ、腟の中に細菌が増えて感染を起こしたことが出血の原因の場合は、感染が子宮内に及ぶ恐れもあります」

★考えられるトラブル
・子宮腟部びらん
・子宮頚管ポリープ
・内診後の出血
・セックス後の出血
・おしるし

そのほかの出血

・便秘・痔(じ)
・尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)など

もしも出血が見られたら、どうすればいい?

「出血が起きたら、その原因を特定し、赤ちゃんの状態を確認する必要があります。まずは、落ち着いて産院へ連絡を。その際、母子健康手帳を手元に用意し、
「出血の量」
「出血の色」
「出血の状態」
「どんなときに起こったか」
「出血以外の症状」

など、できるだけ詳しく様子を伝えましょう。あとは医師や産院のスタッフの指示に従います。受診し、赤ちゃんが元気であればひとまず安心です。出血がトラブルの予兆になる場合もあるので、経過を見ていくことになります」

★こんなときはすぐに連絡を!
・出血が多い
・鮮血が出た
・出血が持続する
・出血量が増えていく
・張りや激しい腹痛
・今までにあった胎動が感じられない
・おなかが板のようにかたい
・発熱している

妊娠中、何のトラブルもないことがいちばんですが、もしも出血が見られたら、あわてずにまずは産院に連絡することが大切ですね。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:昭和大学江東豊洲病院 周産期センター長 大槻克文先生

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