おっぱいマッサージの効果は絶大!貴重な授乳期間は母親だけの特権
9歳の女の子1人を育てながらライターの仕事をし、週に1、2日は外勤も兼務するママライターのくらゆぅです。結婚して1年程した頃から妊娠を望み、基礎体温を測るタイミング法で妊娠し、30歳の時に出産しました。娘は、ほぼ母乳で生後5ヶ月を迎え、徐々に離乳食を入れつつも授乳は2歳半まで続け、基本“おっぱいちゃん”でした。
区のプレママ教室で教わったおっぱいマッサージ
施設管理栄養士としてデスクワーク中心で働く傍ら、妊娠15週目くらいからマタニティヨガやアクアに通い、妊婦生活を楽しみました。妊娠25週目くらいから区のプレママ教室に参加し、妊娠後期にさしかかった28週目くらいで母乳についての話を聞きました。母乳の分泌を促す“おっぱいマッサージ”というものも習いました。
母乳は血行を促進する事で出やすくなるそうで、血行が良くなる入浴中やお風呂上りに行うのがよいと習い、継続して行うには同じタイミングが良いと思い入浴中に行うようにしました。
おっぱいマッサージには2種類あり、まずは乳頭、乳首を柔らかくする事が必要でした。私の場合乳頭の形は幸い飲みやすい形でしたので、赤ちゃんが飲みやすくするために柔らかくほぐしたくらいです。
全体のマッサージは“脇から持ち上げ中心に軽く寄せる”を繰り返す程度で、湯船に浸かりながらリラックスして行う事ができました。また、疲れたりおなかが張ったりしていない、体調の良い日に無理のなく続けるようにしたので、「やらなくちゃいけない」という気持ちにはならずに続ける事ができました。
母子別室で、授乳のタイミングが合わず…意気消沈
そして無事に出産。母子別室で、規定時間に授乳室へ行き授乳する事になっていたので、初めての授乳は「うまく飲んでくれるかな?」とドキドキしながら授乳室に向かいました。
いざ授乳。「あれ?うまく乳首をくわえてくれない。寝かけている?おーい」と声をかけ、口の部分をポンポンとしてみても結局飲んでくれず、初めての授乳時間は終わりました。
夜中の2時の授乳は助産師さんがミルクをあげてくれる産院なので、「起きたらミルクを飲ませておくね」と言われその場を後にしました。その後も3回位はタイミングが合わず、乳首をくわえる事に成功しても、1、2回吸っては寝てしまうなどで苦戦。他のママたちが上手にあげている姿を横目に、意気消沈してしまいました。
喉をならして飲んでいる姿は、愛おしいほかない
おっぱいマッサージをした私のおっぱいは、授乳準備万端。母乳パッドもマメに交換しないと服が濡れる程に出は良く、飲んでもらえないおっぱいはパンパンに熱を持つまでに。乳腺炎になる目前でした。
2日目の夜くらいからやっとタイミングが合い、喉をならすほど上手に飲んでくれるように。その姿はとても愛おしく、母になったという実感を味わえた瞬間でした。
その後は順調で、本来なら産後1週間で一旦減る赤ちゃんの体重も、退院する6日目には100gプラスの2968gでした。
退院後もおっぱいの出は良く、パンパンに張って熱を持っている事が多かったです。乳腺炎にならないよう、おっぱいの出を妨げるとされている脂肪分の多い物は避け、和食中心の食事を心がけました。
周りが卒乳をしていく1歳~1歳半頃、授乳できるのはこの時期だけの特別な事と感じ、娘がいらないというまであげようと決めました。離乳食を完了する頃には夜寝る前だけおっぱいを欲しがり、私の母乳も出ているのかわからない位に。口寂しさを紛らわせるために乳首をくわえているようで、噛んで痛い事もなかったです。娘から「もういい」と言われたのは2歳半。そのおかげか、指しゃぶりなどもなく大きくスクスク成長をしてくれました。長い子育ての中で授乳できる期間はほんの一瞬。娘が腕の中で一生懸命飲んでくれていた姿は、今でも忘れません。
[ くらゆぅ * プロフィール]
神奈川の坂が多い街に在住。9歳の娘と夫の3人暮らし。娘を溺愛しつつ、ジムやテニスと体を動かす時間や、ママ友たちとのランチや飲み会。大好きなアーティストのライブに行き自分の時間も大切にしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。