待望の妊娠判明!エコー写真に見る、我が子を胸に抱くまでの“命の軌跡275日”
4歳と2歳の姉妹を育てる、ママライターつぼいみきです。フリーランスで働きながら、子育て真っ最中です。
「そろそろ子どもが欲しい」と思い始め1年が経とうとした頃、念願の妊娠。29歳の時でした。生理が予定より1週間遅れて、「もしかして…」という期待が膨らみ、妊娠検査薬で陽性反応が! 主人と抱き合って涙して喜びました。
初めての妊娠は不安も大きく、検診で赤ちゃんの元気な様子が確認できると嬉しく、おなかの赤ちゃんに会える大切な時間でした。そんな我が子のエコー写真とともに、妊娠期を綴ります。
<妊娠初期>5週〜15週 胎嚢が確認できました
胎嚢が確認できました - 妊娠5週目のエコー写真
D=11.8mm 胎嚢が確認できました
妊娠検査薬で陽性反応が出てから3日後に一人で受診。胎嚢の確認ができ妊娠していることがちゃんと分かると、先生の前で嬉しくて涙してしまいました。「私たちの元へやってきてくれてありがとう」という思いが溢れてくるとともに、一度流産の経験があったため、「もしまた流産してしまったら…」という不安な気持ちも一緒に押し寄せてきました。
心拍が確認できる - 妊娠7週目のエコー写真
D=10.3mm 心拍が確認できる
心拍が初めて確認できました。この2週間、正直流産の不安の方が大きくて、「ちゃんとおなかの中で元気かな? 」と心配ばかり。先生から「心臓が動いているの見える?」と言われた時には、「本当に私のおなかの中に命が宿っているのだな」と、初めて実感が湧いてきて、「元気に育ってね!」「この子は絶対に産むんだ」という強い思いも湧いてきました。
手足が確認できる - 妊娠9週目のエコー写真
D=25.5mm 手足が確認できる
初めてパパも一緒に病院へ行きました。画面にうつる我が子を見たパパは感動していました。手足が見えて、心臓も元気にパクパクと動いているのが確認でき一安心です。義母にもこの日のエコー写真を持って妊娠の報告に行きました。この頃、悪阻の一つなのか“ゲップ”がよく出るようになっていましたが、気持ち悪くて吐いてしまうようなことは一切なく、元気いっぱいのマタニティライフを楽しんでいました。
二頭身で確認できる - 妊娠14週目のエコー写真
二頭身で確認できる
写真の右下が頭、左上が足です。人間の形になってきました。先生がエコーで赤ちゃんの足の裏を見せてくれ、思わず「かわいい」と言ってしまった私。そして血液検査の結果、風疹の抗体が少ないことも判明。妊娠中は予防接種を受けることができないため、一番身近のパパに予防接種を受けてもらうよう先生に勧められ、パパが予防接種を受けました。このことが分かってから人混みはできるだけ控えるように気をつけました。
<妊娠中期>16週〜27週 性別が判明
性別が判明 - 妊娠16週目のエコー写真
D1=8.77cm 性別が判明
左写真では目や口元がわかり、顔がちゃんと確認できます。右写真は足がうつっています。足の間が開いた状態であったため、これを見て先生は「今のところ女の子だね」と性別を教えてくれました。夫婦ともに第1子は女の子を望んでいたため、大喜びでした。また、妊娠が発覚してから悪阻もないのに私の体重が全く増えておらず、赤ちゃんがちゃんと育っているのかが不安でした。先生から「赤ちゃんは正常だから大丈夫。お母さんの体重も5ケ月を過ぎた頃から増え始めることもあるから心配しないで」と言われ少し安心しました。
胎動を感じ始める - 妊娠20週目のエコー写真
推定体重400g 胎動を感じ始める
左写真には足2本が確認できます。この状態を見て先生に「確実に女の子でしょうね」と言われました。右は顔がうつっています。前回の検診の時よりさらにお顔がはっきりし、「輪郭はシャープだからパパ似かな?」と夫婦の会話も弾んでいました。胎動もポコッポコッと感じるようになり、パパも手をあてて胎動を感じることができ喜んでいました。前回の検診で私の体重が増えないことに悩んでいたはずが…この日の検診では1ヶ月で2.8kgも体重が増加。「一気に増えるのは良くないから少し気をつけようね」と先生から指摘を受けました。
お顔を隠していて4Dエコーはおあずけ - 妊娠25週目のエコー写真
推定体重800g お顔を隠していて4Dエコーはおあずけ
1ヶ月前から今度の検診で4Dエコーをやると決め楽しみにしていたのですが、手でお顔を隠してしまっていて4Dエコーは次回へおあずけとなりました。「お顔を隠して恥ずかしがり屋さんかな?」なんて夫婦で話しながら、また次回への楽しみにしていました。母乳についての不安を相談したところ、助産師さんがおっぱいの状態を見てくれました。まだ25週目ですが、ちゃんと母乳がにじみ出てきたのです。体も着実に赤ちゃんを迎える準備をしていると実感し、不安も解消されました。
初めての4Dエコーに成功 - 妊娠27週目のエコー写真
推定体重1000g 初めての4Dエコーに成功
初めて4Dエコーに成功! 手が顔の前にあるけど、ちゃんとお顔を見せてくれました。目、鼻、口がこんなにもはっきりと映るのかと驚きました。「鼻はパパ似!? 口はママ似!? 」と話が盛り上がりました。とにかくかわいくて愛おしくて仕方がありません。この日の検診で血糖値が引っかかってしまい、再検査となりました。ここ最近はとにかく果物が食べたくて仕方なく、「その影響もあったのかな? 」と反省しました。
<妊娠後期>28週〜39週 子宮頸管長が短くなっている!?
子宮頸管長が短くなっている - 妊娠31週目のエコー写真
推定体重1600g 子宮頸管長が短くなっていると指摘を受ける
この日も手でお顔を隠しながら、横顔しか見せてくれません。でもお口を少し開けている横顔がパパにそっくりで、両親たちにもこのエコー写真を見せながら大盛り上がり。「子宮頸管長が3.1cmと短くなっている。これがもっと短くなると早産になる可能性があるため動き過ぎないよう気をつけるように」と先生から指摘を受けました。この時期、新居への引越しも控え、家の片付けを頑張り過ぎていたと反省。この頃からおなかも張りやすくなっていました。
張り止め薬が処方される - 妊娠33週目のエコー写真
推定体重1800g 張り止め薬が処方される
子宮頸管長が2.9cmと、前回より2mm短くなっていました。念のため張り止め薬が処方されました。この頃になると胎動もどんどん強くなり、グリグリとおなかを押されているような感覚になってきました。いつも感じるのは左側で、「そこに足があるのだな」とすぐに分かるほどでした。妊娠後期母親教室へ夫婦で参加し、呼吸法などを習い「出産も真近に迫ってきているな」と実感が湧くとともに、出産への恐怖心も出始めていました。
貧血数値がギリギリとなる - 妊娠35週目のエコー写真
推定体重2100g 貧血数値がギリギリとなる
赤ちゃんは体重も増え、順調に成長。私は新居への引越しがあり、つい動き過ぎてしまっておなかが張り、薬を飲んで横になるという日が増えていました。私の体重もどんどん増加傾向。おなかが大きくなることで食欲が治まってくる気配はなく、検診日の体重測定が怖くなっていました。この時すでに8kg増加。そしてこの日、「貧血数値がギリギリだから食事から鉄分を取れるように意識してね」と先生に言われ、レバーを意識して食べるようにしました。
「もういつ生まれてもいいよ」 - 妊娠37週目のエコー写真
推定体重2441g 「もういつ生まれてもいいよ」とのお言葉をもらう
先生に「頭が下がってきていて、おなかも張りやすくなってきているから、予定日より早く生まれるでしょう」と言われました。助産師さんにおっぱいマッサージもしてもらい、ちゃんと母乳も出て「いよいよだな」と気持ちも高ぶります。胎動も少なくなってきていて、赤ちゃんが大きくなっているのを胎動の感じ方の変化からも体感できました。
毎日散歩をして、出産の準備を - 妊娠39週目のエコー写真
推定体重2871g 毎日散歩をして、出産の準備を
ここ1週間は毎日30分散歩をして、積極的に動くようにしていました。前回よりさらにおなかも張ってきて、「内診した感じも良い感じになっている」と言われ、「次の検診までには生まれちゃうかな!? 」とドキドキでした。赤ちゃんが3000gを超える前には産みたいと思い、検診から帰宅するとまた散歩に出かけたのでした。
そうした妊娠期を経て、39週2日に2766g・46cmの女の子を出産しました。16時間の陣痛との闘いの末、元気な産声をあげてくれました。陣痛の痛みは想像をはるかに超えていました。“主人のサポートなしに、あの出産は乗り切れなかった”と、本当に思います。生まれてすぐに抱いた我が子の感触は、一生忘れることはないでしょう。それくらい感動的な出来事でした。待望の第1子はパパと1日違いのお誕生日。今では、毎年合同誕生日会を楽しんでいます。
[つぼいみき * プロフィール]
『ママの笑顔は,家族の太陽』私が大好きな言葉であり、私のテーマにもなっている。家事、子育て、仕事に大忙しで自分のことは後回しにしてしまうママ。私自身もこの状況に“自分のことが分からなくなってしまった”という経験を活かし、現在はママ向けにドリームボード講座や個人セッションを開催。ママになってからでも、自分の好きなことはできる、夢は叶う、自分と向き合うこと、心を満たすことの大切さを伝えるべく活動している。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。