ツラいつわり…妊娠報告・マタニティーマーク利用は早めがよかったと実感!
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2人姉妹を育てるライターの“愛華”です。私が第1子を妊娠したのは、31歳の時、フルタイムでバリバリ仕事をしている頃でした。つわりの重さや症状は人それぞれかと思いますが、私の場合は、気持ち悪いのに吐けなくて、気持ち悪さを引きずるタイプでした。
昔から吐くのが下手くそ、つわり中もやっぱり苦手
そのため、いつも「吐ければ少しの間、楽になるのだろうな」と思っていました。もともと吐くのが苦手で、最後に吐いたのは中学生の頃。
お酒を飲んで、気持ち悪くなっても吐けなくてつらかった経験がありますが、吐けない体質が、つわりの時にも影響するなんてと驚きでした。
“食べては吐き戻して、食欲も出なくて…“という方からみたら軽いものだと思いますが、自分では地味につらく感じました。
満員電車で通勤する妊婦さんを心から尊敬する毎日
つわりの時期、通勤電車はいつも以上につらく感じました。一般的なつわりのピーク時期は、まだおなかも目立たない上、安定期前。順調にいくか心配でマタニティーマークをつけていない方も多いのではないでしょうか。
実は私もその一人で、周囲に妊婦だと気がつかれずにいました。電車が混んでいて座れない日は壁にもたれかかって通勤しました。
私の場合は、電車に乗るのが通勤ピーク時間から外れていたのと、通常混み合うのと逆方向だったので、基本的には座ることができました。それでも通勤がキツく、鞄を膝の上に置いてその上に突っ伏すようにしていたのを覚えています。
早めの電車に乗って、職場の最寄り駅のベンチで一旦、休憩。さらに職場に着いて社員食堂で、もう一度、休憩。そんな風にして、時間に余裕を持って出て、休憩を挟みながら出勤するように工夫。
そして、午前中は、通勤電車での気持ち悪さを引きずりながら仕事をこなし、昼食をとると回復。午後からペースを上げて仕事をすすめる、そんな毎日でした。
満員の通勤電車だったらどうなっていたことやらと思います。「都心へ通う妊婦さんを心底、尊敬します」と、毎日思っていました。
妊娠検査薬反応のみで上司へ妊娠報告することに
上司には、病院へ初めて行った段階で「まだどうなるかわからないけど…」と不安ながらに妊娠報告をしました。そのときは、検査薬や病院での尿検査で反応はあるけれど、まだ赤ちゃんを確認できていない段階でした。
嬉しさのあまりにというより、状況的に意に反して早めの報告となったのですが、結果的にはよかったと思います。本当はせめて心拍確認を取れてからと思っていたのですが、課内で退職予定の方が出て、担当の振り分けが実施されることになり伝えなければいけない状況でした。
伝えたことで当初の予定よりも担当業務の追加を少なくしてもらえたので助かりました。早めに伝えていたことで、つわりがきつい時期も正直に言えたのでよかったです。
どうしてもつらくて数日休んだこともあります。絶対休めないイベント前日などは、「当日、穴をあけて迷惑かけるくらいなら」と、無理せずに早退してコンディションを整えることもありました。
つわりの症状は人それぞれで目にも見えません。そのため自己判断で対応しなくてはいけないことが多く、同僚や先輩の目が気になって、それを伝えることに気後れすることも多かったです。
けれど、そこはある意味割り切って、「ベビーを守れるのは自分しかいない」と言いきかせ、気にしないように心がけました。
仕事をしながら、つわりと闘うのは大変なことでした。安定期に入ってから妊娠報告する人も多い中で、早めの報告は良い場合も悪い場合もあるとは思います。けれど、私は結果的に言ってよかったと思います。マタニティーマークももっと早くつければよかったと今では思うほど。状況が伝わることで、周囲の方が協力してくだることが多くなりました。つわりできつい時期は無理をせず、周囲に甘え、ストレスを少なくして乗り切ることも大切だと思います。
[愛華 * プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。