不妊治療開始後すぐに妊娠! 生理不順・無月経だった私の第1子妊娠体験
2人姉妹を育てるママライターの“愛華”です。私が第1子を妊娠したのは31歳の時。フルタイムでバリバリ仕事をしている頃でした。初潮から生理不順で子どもができるのかずっと不安をかかえていた私ですが、幸運にも不妊治療を始めたらすぐ、そんな不安も吹き飛ばされ、子どもを授かることができました。そんな私の体験をお話します。
今思えば初潮から疑わしかった。ずっと生理不順の私
不妊治療を始める頃には、私はほぼ無月経状態で、妊娠できるかをずっと心配していました。 初潮は中学2年生の時。周りと比べても、遅すぎず早すぎずのタイミングだったかと思うのですが、ただ、今思えば初潮の出血量は少なく、「これが生理なのかな」と半信半疑でした。
多感な年頃で、生理が来てないと「ちょっと遅れをとっているかも」と不安だったので、生理だと自分で無理やり認定したといった方が正しいかもしれません。
その後も出血量は増えず、不正出血のような状態が数ヶ月に1度ある状態でした。高校を卒業した頃から生理不順の治療と避妊を目的にしてピルを服用。
3年程してピルの服用を終了したところ、不正出血すらほとんどない無月経状態となりました。その状態のまま4年ほどの月日を経過。結婚の話が具体的になってから不妊治療をスタートしました。
医師の言葉を長く信じすぎ、無月経状態を放置
「生理不順で、欲しいときに子どもができなかったらどうしよう」と心配で、高校生の頃から婦人科に通院していました。血液検査をしても原因不明。漢方も効かない状況に、医師は「そんなに気にすることないわよ。大丈夫、大丈夫」と言っていました。
ピルを服用している間は、タイミングや血液量も問題なく、生理はちゃんときていました。そのため、ピル服用をやめてから生理が来なくなっても、「絶対に生理が来ない体なわけじゃない」と安心していた部分がありました。
「医師も気にすることないと言っていたし、大丈夫」、「生理がないならないで楽ちんだし、仕事も忙しいし…」などと自分なりの言いわけをして、ついに通院もしなくなりました。
結婚が決まり、いざ「子どもを!」と私が再び病院へ行ったのは30才の時。医師からは、「大丈夫とは言ったけど、それは10代20代の話。30才過ぎたら、ちゃんとしないと。なんでこなかったの」と叱られてしまいました。
「いやいや、それはその時にそこまで言ってくれないと私にはわからないよ」としょぼくれつつ、もう戻れない過去を悔やみながら撃沈して帰宅したことを、今もよく覚えています。
試験的に始めた【排卵誘発剤】で、まさかの一発妊娠
「ちゃんと病院へ来てなかったんだから、不妊治療も相当長期化する覚悟をしなさい」と医師から言われ、「これはまだまだすぐには子どもできない」と覚悟しました。
そのため、「子どもは結婚式やハネムーンをゆっくりと楽しんでから」と思ってはいましたが、両家顔合わせが無事済むと、ハネムーンを待たず早速治療を開始することに。
不妊治療を開始する頃には、漢方などは私には効かないし、ピルは効くけれど妊娠しなくなってしまう薬だから不妊治療には向かないというところまでは、わかっていました。
次に試すのは、排卵誘発剤。「まずは排卵誘発剤を使って、生理がちゃんとくるかどうかみましょう」と医師に言われて試すことにしました。すると、「あれ? 生理が来ない…」けれど、「高温層が続いている。まさかね」と思うことが。
そして、ありがたいことに妊娠発覚! 試験的に使った薬で、排卵が起き受精。生理が来ないまま、1発逆転の妊娠に至りました。
その後無事に妊娠38週で48.2㎝、2926gの女児を出産しました。生理不順は年を重ねるにつれてその背景や治療が複雑になるようなので、“早めに病院へ行くこと”、そして“ちゃんと通うこと”が大切なのだと実感しました。また、不妊治療を始めるにあたっては、「本当に今、子どもを授かってもいい状況なのか」を改めて確認するべきだと思いました。予想外のタイミングでの妊娠を後悔はしていませんが、結果的に結婚式の衣装や内容変更、ハネムーン計画はおあずけになってしまいました。長期化するといわれても、私のように思いがけずすぐに授かる可能性もあるのが、不妊治療なのだと学びました。
[愛華 * プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。