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3児の母がこっそり教える、人にはちょっと聞きにくい出産の前処理あれこれ

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男の子2人と女の子1人の3児の母で、講師、保育サポートなど複数の仕事を掛け持ちしているママライターのtaremayuです。24歳で結婚し、27歳、29歳、31歳の時に出産しました。その3回の体験を元に、人にはちょっと聞きにくい出産の前処理についてお話します。

え!? 出産前に“浣腸”しなくちゃならないの?

1人目の出産時はすべてが初体験ということもあり、育児本、育児雑誌、ネットからの情報だけでなく、もっとダイレクトな情報を得たくて、自治体、産院、母子衛生研究会主催など、複数の「母親学級」に参加。出産や育児に関する話を聴きながら、備えていました。

“それでばっちり”のつもりでいたのです。でも、実際には、知らずにいたことが結構ありました。

1人目は里帰り出産でしたが、まず“おしるし”があり、すぐに病院に電話。「入院の準備をして来るように」と言われ、タクシーで到着。すぐに内診され、「まだ子宮口は1㎝しか開いてないね」と医師に言われ、その後、浣腸することに。物心ついてから、浣腸という経験がなかっただけに、これには戸惑いました。

浣腸ですっきり、刺激でお産の進行も早められるって

その疑問には、看護師さんが答えてくれました。「お産でいきんだ時、腸に溜まっているうんちが出ちゃうことがあるのよ。だから出しておくの」。

「なるほど、出産前にそんな処置が必要だったのね」と納得しつつ、浣腸後にトイレへ。「朝食の後トイレはすませてきたし、そんなに出ないだろう」と思っていたのですが、思いのほか溜まっていてびっくり。その後、陣痛室に移動しました。

浣腸の後、おなかがきゅっとなってきました。「浣腸の刺激でお産の進行も早められるからね」と看護師さん。「自然の摂理ってすごいなぁ」と関心しました。

ちなみに、2人目、3人目の時も出産前に浣腸されましたが、二回目以降は慣れたもの。宿便どっさりすっきりで、妙な快感でした。

浣腸も導尿も、お産に必要な前処理アイテムだと理解

1人目では、夫立ち会い出産を予定していたのですが、お産でいきんだ時に一緒にうんちも出てきてしまったら、感動が台無しになってしまいそう。「浣腸はお産に必要な大事な前処理なのね」と実感できました。

私の場合、微弱陣痛だったため陣痛促進剤を使っています。そのため、“分娩台に上がる前にトイレに行けない”というようなことはなかったのですが、陣痛が急激に進みトイレに行けない人の場合には、“導尿”の処置が行われることもあるそうです。

子宮口が全開になり、分娩台に上がってからの進行はとても早かったです。いきみの練習を3回行った後、「赤ちゃんの頭が見えてきた。もう少しだよ」と言われて間もなく、「会陰切開しますね」とお医者様。

会陰切開の痛みなんて、お産に比べたら微々たるもの

“会陰切開”に関しては知識としてはあったものの、分娩台の上ではとにかく、陣痛の波やいきみとの闘いだったので、“会陰切開でハサミを入れられ切られている”という実感はまったくなかったです。局部麻酔をされていたのかという記憶もありません。

それよりも、会陰切開後の縫い合わせの方がチクチクとした痛みを感じてしまいました。でも、お産に比べたら微々たる痛み。赤ちゃんと対面できた感動の方が強く、幸せな痛みに感じてしまいました。

ところが産後、会陰切開の部分とお尻が痛くてたまらない、寝返りも思うようにできない状態が数日続きました。トイレに行く時にも同様で、寝ていても座っていても痛くて、歩いていても自分の体じゃないみたいに感じました。

会陰切開の縫合糸は、後日抜糸が不要のものでしたが、産後はとにかくイスに座っている方がつらくて。赤ちゃんの授乳時には座らなくてはならないので、ドーナツ型のクッションは必須アイテムでした。トイレで拭く時にも、シャワーを浴びた後も、デリケートゾーンの清潔状態に気を配りながら過ごしました。産後1ヶ月健診の時には痛みもなくなり、「うん良好、傷跡も目立たない、綺麗だよ」とお医者様にも言われ、嬉しかったです。自然裂傷よりも綺麗に縫合される会陰切開でよかったなと思いました。

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[taremayu * プロフィール] 
2男1女、3児の母。24歳で結婚、初産は27歳、1人目妊娠当時は楽器店で経理事務、フルート講師の仕事を掛け持ちしていた。妊娠29週目までフルタイムで働き、現在はフリーランスで講師、保育サポートなどの仕事にも携わっている。

■関連:会陰切開より痛かったもの【妊娠なめてました日記#9】

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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