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希望外の立ち合い出産!必死にいきむ姿を夫に見せたくなかったけども…深まった家族の絆

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あくびをする日本人の女の赤ちゃん
yu-ji/gettyimages

ライターの“ミッキ”です。1歳7ヶ月の息子を育てながら、執筆の仕事と家事をこなす日々です。不妊治療を経て32歳で妊娠し、息子を出産しました。バースプランに関しては、私は「母子ともに無事」をモットーにしていました。

夫に叫んでいる姿を見られるはちょっとイヤ…!

妊娠中の私が願っていたのは、何よりも「おなかの赤ちゃんを無事に出産する」こと。そのため雑誌などで紹介されているような、たとえば、好きな音楽を聞きながら夫と手を取り合って出産する、入院時にゆったりエステ、退院時はフリフリのドレスの新生児とドレスアップしたママで記念撮影といったものは、全く考えていませんでした。

でも、1つだけ強く思っていたことがあります。それは「夫には自分がいきんでいるところや叫んでいるところは見せたくないな」ということです。出産のとき、動物のように叫んでいる姿を夫が見たら、もう2度と私を女性として見てくれないと思っていたからです。

思い描いていたバースプランは、助産師さんと分娩室へ入り、夫は外で待つ。できれば自然分娩、何かあれば帝王切開をして、とにかく母子ともに無事でいることでした。

星空に音楽も! バースプランオプションのあれこれ

出産を前にしての助産師外来で、具体的なバースプランを聞かれたときのことです。希望を聞かれ、「安全第一に」とだけ答えると、助産師さんはとても驚いていました。

というのも、私がお世話になったクリニックのLDR室(陣痛、分娩、産後の回復をすべて行える部屋)は、ちょっとした工夫がされていたからです。妊婦さんがリラックスできるよう室内に音楽をかける、天井に美しいプラネタリウムの映像を流すなど。出産を楽しめるよう室内環境が整っていて、せっかくならとすすめられました。でも出産中は音楽や星空を楽しむ余裕はないと考え、お断りしました。

「とにかく安全に出産したい」という私の希望を伝え、お気に入りの音楽などはまた気が向いたときにお願いすることにしました。そして結局、音楽も星空もなく出産を終えたのです。

撮影係の夫の思いやりを感じた「バースプラン」

出産間近になると、夫はデジカメとビデオを一気に新調しました。もちろん、生まれたばかりの赤ちゃんを撮影するために! 

夫には、あらかじめ「立ち合い出産は勘弁してほしい」と伝えてあったので、夫は生まれたらすぐ分娩室へ入り、赤ちゃんを撮影しようと考えていたそうです。出産中は私の気が散らないように外で待ち、いざ生まれたら撮影という夫なりのバースプランを組んでいました。もちろん私もその計画には賛成でしたが、そこはうまくいかないものです。

後から知ったのですが、出産する病院は、「立ち会い出産」推奨のクリニックだったのです。ここを完全に見落としていました…。

予想外の展開になり、そのまま立ち会い出産へ

予定日より9日過ぎて、ようやく陣痛が来ました。予定どおり、私だけ分娩室で出産をするのかと思いきや…。なんと!! 当直していた助産師さんの計らいで夫も立ち会いする流れになったのです。

そして、見せるはずのなかった姿を夫に見せることに。あまりの陣痛の痛みに叫ぶ姿、必死にいきむ姿。少し恥ずかしい気持ちになり、きっと失望しているだろうと思ったのですが、返ってきたのは意外な感想でした。

「まさかへその緒を切ると思わなかったし、妻と息子が頑張る姿を見て感動した」と言ってくれたのです。撮影係としての役目もしっかりと果たしてくれました。今でも夫とときどき当時の記録を振り返って、無事に生まれてきてくれた息子に改めて感謝をしています。

こうして妊娠41週目に、身長49㎝、体重3156gの元気な男の子を出産できました。終わってみれば最初から最後まで夫にサポートしてもらった出産でした。バースプランの変更は予想外でしたが、そのおかげで夫は出産の大変さを理解してくれたと思います。

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[ ミッキ * プロフィール]
やんちゃ盛りの1歳7ヶ月の息子を育てながら、空いている時間に執筆をこなしています。2人きりの育児は少し大変なので、月に数回ほど、一時保育にお世話になりながら、力を入れすぎないほどほどの育児を心がけています。

■関連「立ち会い出産」するorしない? 迷ったら読むべき!

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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